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― 宿屋・二階個室 ―
アーベ……ゎ 、
[幼馴染が自分の額に触れさせた感触に、小さく声が上がった。
すぐにそれは離されたけれど、すぐ近くにある顔に何だか落ち着かない気持ちになる。]
……?
うん、解った。
ありがとう、アーベル。
[それでも、幼馴染から向けられた言葉を聞けば、子供のように頷いた。
それに込められた意味は、知らないけれど。]
─ 宿・一階 ─
[友人らが動くのが見えて、ようやく入り口に目が行った。
フォルカーとエリザベータと、自衛団が何やら揉めているらしい。
連行だろうかと思えば、獲物を持つてに力が込められ、意識がそちらに強く向けられる。どちらを?そんな心持で。
万一フォルカーが連行されようとしたなら、すぐさま別の人間を処断する気ではいたが、その気配が遠のきそうなら少し力は緩んだ。
そういえばフォルカーはどうして林に居たのか。
教会へ来る事がよくあった為に、さして気に留めてはいなかったが。
墓地でも教会でもなく林にいたのは、何か気づくことでもあったのだろうか、などと思っていた。]
─ →宿屋 玄関口 ─
[一人、また一人と玄関口の人数が増えていく。
自衛団員が何事か喚いているようで、耳をそちらへと傾けた]
…………─────。
[早く人狼を見つけろ、だの、誰を処刑するのか早く決めろ、だの。
耳障りと言える声が僕のところまで聞こえてきた。
珍しく眉根が寄り、煩わしそうな表情をする。
席を立つと、人の集まる玄関口へと足を運んだ]
[玄関口に居たのは、自衛団員と向かい合うエリザベータ。
その傍で尻餅をついているフォルカーに、自衛団員を睨み付けているイレーネ、それにクロエ。
他にも駆けつけた者が居たかも知れない。
その間を擦り抜けるようにして自衛団員の前に立った]
……決めたら、静かにしてもらえますか?
[エリザベータの横に立つようにして、自衛団員へと問いかける。
虚ろな瞳で、奇妙な問い方をする僕に自衛団員はたじろいだようだったけれど、決めるなら、と頷きを返してきた]
────分かりました。
では、失礼します。
[言葉を紡ぎながら虚ろな瞳が捉えるのは、自衛団員の腰に刺さっている短めの剣。
それに手を伸ばし、柄を握り。
不意の動作に驚いた自衛団員が身を引いたことで、剣は鞘から抜けた]
[手にした剣を両手で握ると、隣に居たエリザベータの方へと身体を向け。
そのまま心臓目掛け───貫いた]
[一連の動きは淀みなく為されるも、剣術の心得なんてものは無かったために、一撃では心臓を捉え切れず。
空いた手でエリザベータの肩を掴んで、剣を引き抜き、もう一度胸へと突き刺す。
彼女から抵抗があったとしても、手を離すことは無く、何度も、何度も剣を突き刺した]
[その行動を止めようとした人は居ただろうか。
ようやくエリザベータが事切れた頃には、僕は返り血で染まっていて。
その状態のまま喚いていた自衛団員へと向き直った]
[ほのかに胸元のペンダントが熱を帯びるのを握る手に感じる。
目には見えない力がゲルダに宿ったのを感じながら]
ちょっと、らしくなかったかな?
[今になって照れくさそうに頬を指でかきながらそう呟いた後に、やっぱり向けるのは笑顔で]
どういたしまして。
これで、良いですか?
[表情は無く、瞳は虚ろなまま。
剣を返そうと差し出すものの、自衛団員はその姿を見て怯えて逃げ去ってしまう]
あ……忘れ物……。
[場違いな呟きは逃げ行く自衛団員には届かなかった]
[エリザベータに矛先を向けたことに特に理由は無い。
選べと言われたから、その場に居る中から、近い人を選んだ。
ただ、それだけだった]
………?
何か、騒がしくないか?
[階下の騒ぎが耳に届くほどに大きくなれば、アーベルと顔を見合わせて。
彼の手を借りて立ち上がり、下へ行こうと誘う。
同意があれば、そのまま部屋を出て一階に戻った。]
んっ…?
[ゲルダと同じようにしたの騒ぎに気づき]
行ってみようか。
[ゲルダに手を貸すと二人連れ立って階下へと戻っていった]
どうしたのか…な…
[声をかける途中であまり好ましい雰囲気じゃないのを感じる]
─ 宿・一階入り口付近 ─
[騒ぎの中、ヘルムートが自衛団に近づいて行くのはただ見ていた。
何をするか、予想出来なかったのもある。
あまりに予兆なく自然に、剣を取りエリザベータへ刃を向けた時にはさすがに驚いた。何度も剣を刺す様には眉が寄った。見て楽しい光景ではなかったので。
返り血浴びる凄惨な姿に周囲はどう動いたか。
..はただヘルムートの様子をじっと見ていたが、友人がヘルムートへ食ってかかるようなら、その腕を掴んで止めた。
宥めはしない、ただ向かわないよう離さなかった。]
― 宿入口 ―
[多勢に無勢となって、団員>>6は逆上したようだった。
元歌姫は普段よりずっと気丈だったけれど、やはり大声を上げたりはできなかっただろう。その分まで学者が言い返したりしていたか]
えっ。
[元歌姫の向こう側にデザイナー>>7が立っているのに気がつくのは遅かった。それが誰なのか分かる前に視界が揺れた。
体は揺れていない。ただ瞳が熱くなって、元歌姫から目が離せなくなった]
…… weiße.
[瞳の色は夜空のような黒になり、一筋だけ白い線が走った。
しろ、と小さく呟く。
行商人>>15に抱えられる元歌姫を身じろぎもせず凝視していた]
― 宿屋・二階→一階 ―
[一階に降りた時、視線はやはり騒然とする方に向いて。
目にした光景に、固まる。
赤に染まるデザイナーと、歌姫。
自衛団員は既に逃げ出した後だったろうか。
一目見て、彼女はもう…そう、わかったものの。]
―、なにを、している。
血を、止めなくては。
[震える声で、そう言って。
薬師の姿を探し、止血できるものを持ってこなくてはと幼馴染を見上げた。]
[そっとゲルダの肩を優しく掴み首を横に小さく振る]
それよりは手厚く葬ってあげる…手配だね。
[倒れるエルザベータと返り血を浴びているヘルムートを見比べながら]
あとは、ヘルムートがお風呂に入る準備とか、ね。
[微かに声は振るえかけるものの、落ち着けと自分に言い貸せれば自然と体は震えずにすむ。
日々の鍛錬の賜物、だと思う]
─ 宿屋 玄関口 ─
[持ち主が居なくなってしまった剣を持ったまま、僕は空いた手の袖で顔に付いた紅を拭う。
服にも付いていたせいで、拭き取ると言うよりはただ紅を広げただけになっていた]
何って。
誰かを一人処刑しなきゃいけないんでしょう?
そうしないと、自衛団も煩いですし。
[紡いだのは、僕の動きを邪魔しようとしたイレーネ>>15への返答。
悪びれた様子も無い物言いは、周囲に悪印象を与えたやもしれず]
― 宿・入口 ―
[自衛団員>>10が走り去る音が聞こえてくると何度も瞬きをした。
筋はもう残っていなかったけれど、色はまだ黒さが強かった]
ヘルさん、どうして。
エリザさんは助けてくれたのに。
[返り血に濡れているデザイナー>>10に問いかけた。
止血しようとしている加工師>>18の声が聞こえて、首を横に振った]
[誰かに詰め寄られたとしても態度は変わらない]
決めろと、言われたので。
[何故、と問われるならそんな風にしか答えなかったことだろう]
……フォルカー君、お風呂って、借りれる?
[エリザベータを凝視しているフォルカー>>17に問いかける。
彼の呟きは、僕の耳には届かなかった]
─ 宿・一階入り口付近 ─
[イレーネやフォルカーの事も気がかりだったが、友人を押さえる方に手が行った。男手でなければ止まらないだろう、というのもある。
ふいに、フォルカーが囁く言葉>>17が見えて瞬いた。
しろ、の意味は、御伽噺に明るくない..には把握できないが、再び見た夜の闇の瞳に、またか、という思いは生まれる。
死の色、そんな言葉が脳裏を過ぎった。
オトフリートが落ち着くまではそのままで。
ヘルムートへ向かわぬ兆候が見られれば、ようやく手は離した。
友人がエルザの方へ行くようなら、止めはしない。
ゲルダに呼ばれた薬師は治療をしただろうか。そも薬師は近くにいたかどうか。
血塗れたエリザベータを運ぶなら手は貸すつもりだが、不要なようであれば、溜息つくに留めた。]
[彼女のことは見定めたわけじゃない。
自衛団の言うとおり、一人が選ばれただけだと、状況が教えてくれる。
けれど、目に入る光景を仕方ないと思うことの困難さに取り乱し。
フォルカーが何かを呟いたことに気付くわけもなかった。]
[答え>>22は問いかけと同時に届いていた]
お風呂。うん。使えるようになってる。
お湯使うなら沸かさないといけないけど。
─ 宿屋 玄関口 ─
決めろと言われて、近くに居たから。
[フォルカーからの問い>>21には、そう返すだけで終わる。
目的があって手にかけたわけではないのは容易に想像がつくだろう。
ともすれば、他の人へ矛先が向いていたかもしれないと言うのも気付くかもしれない]
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