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─ 中庭 ─
ん、大丈夫って、何が?
[驚いた声で問うキリル>>2:225の言わんとする所はつかめず、首を傾げて。
憂いを帯びた表情での説明に、じとーん、と、ベルナルトを、見た]
……お前、なぁ……。
[突っ込みは飛ばすものの、言った事決めた事を簡単に取り下げるヤツとは思っていない。
『総魔力量』だけに限って見たなら、恐らく適任は自分……な気もするが。
探査能力やらなにやらを引き合いに出されると、反論は出来ず]
ま……それならそれで、さっさと対策立てるしかねぇな。
もたもたしてっと、火のオッサンが実力行使に出ちまうし。
……どーにもならん、と思ったら、実力行使に躊躇いない、っつてたからな、さっき。
[ぐしゃ、と髪をかき上げながら口にするのは、先の魔人の宣告。
それに対するオリガの言葉>>2:228には、ただ、肩を竦めるだけしかできなかった]
あー……あのオッサンなら、さっき部屋に引っ込んだよ。まだいるかどうかは、知らんけど。
……オッサンが調べられる範囲では外へ出られるルートはなかったらしい。
ちなみに、オレの方の探査も以下同文。
気脈からの共鳴一つ、返りゃしねぇ。
[グレゴリーの話題が出ると、先のやり取りで得た情報+自分の探査結果も知らせておいて]
ま……『火』は叶う限り広がり駆け征くもの。
不本意に閉じ込められてりゃ、キレもすんだろ。
[そういう意味では、落ち着いているかも知れない『金』の気でした。
個人的な気質の方は置いといて]
[ともあれ今は、と探査での疲れを癒すべく、離れた所に座ってぼんやりと。
しているように見せかけて、先に組んだ術式の調整をしていたのだが。
意識が現実へと向いたのは、異変の気配と、それを伝える声>>5が響くのと前後していた]
……っ!?
[大きな力の鳴動。
とっさ、流れを追うのは気脈と深く関わりを持つ龍の性か。
そんな一瞬の鳴動の中、微かに感じたのは、アナスタシア消滅の時と似た力の感触]
……いや、ちょっと待て、はええよっ!
[思わずもれるのは、こんな呟き。
固定して置いた術式を動かす余裕? そんなものはありません。
自分的には全く予想外のターゲットを護る余裕などはなく──]
……ぁー……。
[気がつけば、ベルナルトとキリル、二人の姿はなく。
ち、と舌打ち一つ。
自分から行くと言ったベルナルトはともかく、キリルは大丈夫なのか、と。
過ぎるのは、そんな思い]
ったあ……めんどーだな、コレ。
[はあ、と大きくため息をついた後。
少し思案して、もう一人の旧知の方へ蒼の瞳を向けた]
オリガ、ちょい。
……一つふたつ、相談してぇことがあんだけど、いいか?
[口調は常の通り軽いが、瞳に宿る光はいつになく真面目なものだった。
多分きっと、『珍しい』と思えるレベルに。**]
―自室―
[扉の内側にユーリーの時間差突っ込み>>2:215は届くことなく、魔人は揺り椅子にどっかと座り暖炉の炎を見つめておりました。
中庭に出たところで件の木を眼にすれば苛立ちが募るだけと、思考の火花を掻き回します。]
呑気に腹ン中で溶けるのを待つだとかさっぱりわからん
甘いエサを罠に獲物を食らう魔植物なんて幾らもあるだろに
[魔人にとっては今の状況は食虫植物に取り込まれている様にしか見えず、余計な力をつけられないうちにローストしてしまえというのは最短の解決法のつもりなのでした。
その場合の犠牲については『仕方ない』ですませるあたりが問題なのですが。
綺麗ごとなどまったく取り繕わず『心中する気はない』と本音を言い切る気質なので改善は難しいかもしれません。
運が良ければ中(栄養)まで真っ黒焦げになる前に外(菓子の木)がダウンして助かるかも、程度には考えていない事もないのですがこの態度でそれを汲み取れというのは酷でしょう。]
[願い事実行中の主を押さえられてしまっては融通がきかないようで、それも苛立ちの一因でした。]
アナスタシアの願い……に含めるにはちっとばかり強引か
だが、もう3つ目だしやり直しもきかん
――だから封印されるってのは面倒なんだ…!
[そうして魔人がどうにかこうにか封印の制限への抜け道を探し髭を捻っていた時、中庭では異変が起っておりました。
他の属ほど探知には向かぬイフリートはまだ気づいておりません。
ただ少しばかり勢いを落とした暖炉の炎に、ふと瞼が重そうに瞬いただけでした。]
[魔人は無言で立ち上がるとディスプレイを手に取りました。
余分な薪の所在を求め、案内されるままに場を渡ります。
他の客室や台所など他者が必要としそうな分は目視で判断してから避けた為、普段なら無意識に避ける水の気配がある場に迷い込んでいたようでした。]
ん・・・ なんだ?
[すぐその場を離れようとした背に届いたのは幻聴でしょうか。
かつて一度だけ訪れた海の波の音が聞こえた気がして、炎の魔人は足を止めました。**]
─ 中庭 木の傍 ─
なんでキリルちゃんが謝るの。
どっちかっつーと謝るのは俺の方でしょ、心配させてごめんね。
[>>2:210キリルの謝罪には困ったように眉を下げたものの、笑顔と共にお辞儀を向けられれば表情を和らげる。
その直後響いた水音に視線を向けると、ずぶ濡れのオリガの姿があった。]
何、オリガちゃんも泉に落ち…
あぁ、解決法っつーか、とりあえずの応急処置?
[さっきの自分とデジャブ感じてそう問いかけたけれど、答えを聞く前に彼女からの問い>>2:211に返事をして。
キリルがしょんぼりした様子でオリガに説明するのを聞くとやっぱり困ったように苦笑を浮かべ、ニキータの簡潔な説明にはうっせーとか言いつつ軽く笑ってみせた。
悩んでいる様子のオリガの言葉>>2:216には、まあね、と頷き。]
リスクが高いのは百も承知だって。
たださー、此処の維持もねーさんの力使ってるわけだし?
その上木にまで力吸い取られてたらいつジリ貧になるかわかんねーっしょ。
[そう首をかしげながらオリガに答えているところでウートラに話しかけられて。
通路が作られたら儲けもの>>2:224という言葉に、そーそー、と頷きながら彼を見た。]
うん、それもちょっと考えてた。
こっちから飛び込んだら魔力の通り道出来るかもしれねーじゃん?ってな。
そしたら木の中にはいんねーでも力分けてやれるんじゃね?
ま、そーうまいこと行くとは思えねーけど。
[言いつつ肩を竦めたが、続いてウートラが口にした思考>>2:227に数秒止まり。]
…いや。
飛び込んで仮に感謝されるとしても、せーぜー「ごちそーさまでした」ってくらいじゃね?
この木にとっちゃ今のところ此処にいる全員栄養剤みてーなもんだろ。
[真顔でツッコミ入れたがエントの反応はどうだったか。また先程>>2:222のようにグリちゃんと言われたら誰がグリちゃんだと返しただろう。
そもそも何で俺がこんなじーさんの後継者扱いなんだとこの場にいないニキータ母に内心で悪態ついたが多分当人目の前にしたら文句言えない辺り情けないとゆーかなんとゆーか。
丁度現れたレイスからもツッコミ入れられて>>2:229思いとどまった様子のエントに溜息をつき。]
お?
[上から聞こえた声>>2:218の方を見ると丁度地上に降りた腐れ縁によー、と手を振りそちらに向かう。]
進展つーほどのこっちゃねーけど。
お前こそ何か収穫あったか?
[そう問いかけた所でキリルからの説明を聞いた腐れ縁のじと目>>19を正面から受ける形になった。]
んだよ、そう悪ぃ考えじゃねーだろ?
お前やじーさんみたく気だのなんだので探ることできねーんだし、今んとこ俺がこっちで出来ることねーしさ。
俺が中に入りゃねーさんが電池切れするこたねーだろうし、俺の魔力なら腹持ちもいいだろーし。
[一応腐っても神の眷属なだけに魔力のキャパシティは此処に閉じ込められた中でも一、二くらいの規模だという自負がある。
自分を超えるのは恐らくこの腐れ縁くらいだろうとは思うが、候補から真っ先に除外したのはこいつはこっちでしかやれないことがあるだろうと察した為。
さっきのオリガの言葉>>2:226には返答をかえさなかったが、勝算があるとするなら目の前の腐れ縁が正にそうだった。]
[こちらの言い分に反論を諦めた様子のユーリーからグレゴリーのことを聞けば、あー…と納得したように気の抜けた声をあげて。]
あのおっさんの言いそうなこったな。
ま、おっさん来たらとりあえず実力行使の期限延長しろっつっといて。
俺も中から何とかできねーか試してみっからさ。
[そう言ったところで聞こえた疑問>>5に、自分も木を見て。]
んー。
とりあえず触ってみて、入れねーかなーとか…
[言いながら木に近付きかけて、エントが声をあげるのを聞いてどうした?とそちらを向こうとした、が。
それは、何かに引き込まれるような強い感覚に囚われて叶わなかった。
やけに焦った腐れ縁の声>>21がみるみる遠くなって───…]
─ お菓子の生る木 内部 ─
ここ、は…───
[気がつくと、周囲の景色ががらりと変わっていた。
上も下も薄い膜に覆われている空間に呆気に取られたものの、すぐに周囲の膜が菓子を包んでいたそれに似ていると気付き。]
…こっちから中入る前に木の方からご招待してくれたってことか?
手間が省けてありがたいけど、せっかちなお嬢さんだこと。
[菓子の生る木の性別なぞ分かりはしないが、エントが求婚していたから多分♀だと判断した上での軽口を言ってから。]
さってと、まずはねーさんと合流ー…
……ん?
[とりあえずアナスタシアを探すか、と周囲を見渡したところで人影に気付いた。]
何だ、ねーさん結構近くに…
[この中にいるのはアナスタシアと自分だけだと思っていたから良く見もしないで気楽に声をかけて。
けれど、その人影が誰か解ると、表情が一変した。]
………キリルちゃん!?
ちょ、どうしてここにいるの!?
[彼女の意識はあったか無かったか。
慌てて側に駆け寄ろうとして、ひどく身体が重く感じることに気付くと小さく舌打ちをした。
魔力の高い自分ですらこうならキリルはもっと辛いかもしれないと思い、急いで彼女の傍に向かうと抱き寄せ。]
ごめん、イヤだろうけど我慢して。
俺にくっついてれば少しは楽なはずだから。
[そう言いながら、緩く魔力を全身に帯びさせた。]
[自分と触れている限りは身体に帯びた魔力がキリルを護る障壁になれるはず。
とはいえ魔力を吸われているのはこちらも変わらずなので、キリルも多少は吸われることだろうが。]
……で、キリルちゃん。
どうしてここにいるのか、心当たりある?
[外にいたときの会話でキリルが望んでここに来るとは考えにくい。
そもそも自分自身引っ張り込まれたのだろうという自覚があるだけに、彼女もそうなのだろうとは思いつつも何か前兆がなかったかと問いかけた。**]
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