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良い闘志です。
[笑みを崩さぬまま、殺到する炎を避けるでもなく、輝きを増した青の石に軽く口づける]
『この手に宿るは力の色、青き力の色に従いて、青き氷の刃となれ』
[古代語の詠唱と共に、青の光が冷気を纏い、絶対零度の氷の刃となって炎を切り裂いた]
ちょっと熱かったですねえ、では、お返しです。
『青き刃よ、炎を貫け!』
[優雅に弧を描きながら、けれど鋭く振り下ろされた腕の動きに従って、氷の刃は炎の源、灼熱の人型と化したゲルダに向かって一直線に飛ぶ]
[ちなみに、炎を避けずに受け止めた学長の身体はすでに再生が始まりかけていたが、再生できない焦げた上着からは、ぷすぷす煙が上がっていた]
あれ、それ言っちゃうんですか。
[オトフリートの告白にけら、と軽く笑って言う。
元より知っていたようで、その告白に対し驚く様子は微塵も無い。
丈夫だから、と言う言葉には小さく肩を竦めて]
ま、学長程では無いですがね。
そこそこ自信はある。
と言うわけで遠慮なくいらっしゃい。
[種族特性にもよる身体能力の高さは良く知られている。
故に隠すことなく言い、ちょいちょい、と挑発するかのように右手を動かした]
って、前はゲルダじゃなくてゼルギウスなのか。
剣技対決でもするかと思っていたが、当てが外れたなぁ。
まぁ良い、予定通りにあれを使うとしよう。
ヒュー、リンク。
「あいよー」
[碧の異界龍を左肩に乗せ、共鳴させながら右手を前へと突き出す]
異界開門、介盟友封其地喚我力。
[次元魔法の呪。
紡ぎ終わると突き出した右手の前に小さな次元裂が現れ、剣の柄が顔を覗かせる。
右手でそれを掴むと、一気に次元裂から引き抜いた。
そこに現れたのは、大型の両手剣ともとれる、銀色の幅広の剣。
それを右手で軽々と持ち上げ]
そんじゃ行くとするかねぇ。
[とんとん、と右肩を両手剣(もはや片手剣と化しているが)で軽く叩く。
一拍の後、ダンッと地面を踏み切って。
持ち前の瞬発力で瞬時にゼルギウスの眼前へと迫ると、大振りに振り上げた両手剣を真っ直ぐ下へ振り下ろした]
―回想―
[ギュンターに少しからかわれ、精神的にぐったりしなが4−B地点に移動すると、そこには一本の見事な菩提樹がそびえていた。そのあまりの見事さに見惚れていると、ゲルダが菩提樹に触れ5層へと移動していった]
っと、ちょっと待って! 一人じゃ何されるかわからないって!(誤解)
[どうやら、教師陣について少々間違った認識を持ちつつ、彼もまた菩提樹に触れた。瞬間、目の前の風景が一瞬にして変化した]
おお!?
[周囲を見回すと、そこは石造りの殺風景な小さい部屋。物珍しげに見ていると、唯一バトルエリアに続く通路を進んでいくゲルダの姿があった]
だからちょっと待ってって!
[再度慌てて追いかけてバトルエリアに足を踏み入れた瞬間、ちょうどマテウスが部屋の属性を翠樹属性の変化させたところだった]
またこれか……。
[さすがに戦闘戦闘また戦闘で、うんざりしてきた表情で溜息。そんなうちに、どうも思うところがあるのあ、ゲルダが学長相手に戦闘を開始してしまった。いや、確かに驚いたりする内容ばかりではあったが、まさか速攻になるとは思いもしなかった]
あああ……。ゲルダさんが何やら燃えてる……。
[と、思わず観戦モードで終了と思いきや、マテウスも戦闘態勢]
……へ?
[マテウスもどうやら戦闘準備OKだったようで、すでに片手剣と化した両手剣(バスターソードか? それともグレートソードか? どっちにしても馬鹿力に変わりないか)を振り下ろしてきた]
うわわわわわ!
[まるで準備していなかったゼルは、慌ててマテウスの真横を抜けるように避けた]
って、先生! 戦闘開始にしても生徒の準備を見計らって行うもんじゃないッスか!
[と、講義の声を上げてもどうせ聴かれないだろうと心の中でごちて、すぐに思考を切り替えた]
別に学長が賢者の石だろーがどうだっていいけど、いきなり襲われてこのまま負けましたっていうのは、負けず嫌いではない自分であっても納得できないし……精一杯抵抗するしかないんだよなぁ……。
[それでもブチブチと言ってるのは彼の性格のせいか。そうでもしないと戦闘思考になれないのがネックと言えばネックか]
今までは試験だ〜っていうから、やれたけど、なぁ。
[かといって真っ当な魔法では恐らくマテウスに通用しないだろう。最大レベルの魔法を連続で叩き込めば勝てるのか――]
ま、やるだけやるか。
Vento e l'anima di naiad.Ascolti la mia voce.Sulla terra dove lascia senza fiato portare la madre mare e la vita della vita mescola insieme, venga a dare vita maneggiando stupido chiamato la magnificenza!
〔風と水の精霊よ。我が声に耳を傾けよ。生命の母なる海と生命を運ぶ風が交じり合うその大地の上で、愚かなる命に荘厳なる捌きを与える存在となれ!〕
[片手で印を結び精神を集中させると、水と風の融合精霊を召喚させた]
姫風水!〔HiMEGAMi〕
[水の精霊が無色透明の人型を作り、風の精霊が水の精霊の背に融合した]
『姫風水』、水球!
[干渉魔法の受けていない、全力の水球を持って、『姫風水』がマテウスに襲い掛かる]
ん?
ゲルダがやる気満々だったからなぁ、お前も大丈夫なもんかと。
[先に手を出してきたのは向こうですもの。連帯責任です]
これだって試験さ。
今までは見るだけだったが、今度はこの身を以って確かめさせてもらう!
[両手剣を振り下ろした場所で構えること無くそんなことを言っていたが、詠唱に入ったのを見ると両手で剣を握る]
異界開門、介盟友、喚、如炎爆炸力。
[僅かな集中と短い詠唱の後、両手剣が剣先からその姿を変え。
バチバチと、練成特有の火花のようなものを走らせながら、両手剣は細身の剣へと変貌した。
刀身も先の銀から紅へと変わる]
──っせい!
[紅き剣を構え、向かい来る精霊に対し逆にこちらから突っ込んで行き。
放とうとする水球目掛け剣を振り下ろす。
それらがぶつかった瞬間、響くのは大きな爆発音。
爆発の中心の煙から、一つの影が後方へと飛んだ]
っとと……やっぱ反動がでかいな、この剣は。
もうちょい調整しないと。
[少し焦げたりしながらも、後方へと吹き飛ばされた男は危なげなく地面へと着地する。
あの爆発で精霊がどうなったかと、煙の残る爆心地に目を凝らした。
相手の攻撃に先んじて爆発をぶつけることで、威力を殺ごうとしたのだが、果たして効果はあったのか]
―回想:バトル終了後―
[だいぶ体が回復したのには感謝したいところだが、やはりふわふわで…というのは癪で。
左腕を気にしながら身を起こしながらも]
…は?…アル…?
[尻尾とか。獣耳とかに。ようやく気づいたようだが]
暴走…?ふむ
[マテウス導師の言葉に。それが原因でと考えつつ]
私は…もういけます。
[アルは?とみるが、まあ己よりダメージもなかったので大丈夫だろうと次元回廊へ輸送された]
[送られた先。脈打つ。さまざまな色や石でできている不可思議な空間を見て]
ふむ。これは…生けるダンジョンか
追試とやらはここから抜け出すことかな?私は一度こういう場所から抜け出したが
『抜け出したのではなく助けてもらったのだろう』
気にするな。
しかし追試かぁ…負けたのだから素直にもとの場所に戻らせてくれりゃいいのにな
[そんなこといっても助けられなかったら今でもきっと彷徨っていたのでしょう。どきどきしつつ、追試の説明を聞いて]
…いや、ちょっと待て。追試はわかるが。罰ゲームとはなんだっ!!
[と説明するだけして立ち去るマテウスへと言ったが、届いたのかは知らない。まあ届いたところで変わらなかっただろうけれど]
/*
とかしてこちらにきつつ。こんにちは
なぜか珍しく出れたので。珍しさの記念に足跡のように発言してみる。
…しかし…みな20だしすぎだっっっっ。羨ましいすぎるぞっっっ
/*
表ではライヒアルト、ゲルダ
こっちでは、オトフリート、ベアトリーチェ、カルメンと。怖ろしい迷宮に迷い込んだ気がする(違う)
なんてとりあえずここだけは思わず叫びたかった。
赤な先生がたはお疲れ様な。描写ぎゃんばれ
…そして今日だが夜はあまりいれないかもしれない。と事前に。…だから今のうちちょっとぐらいそれやってみるか
しかし…ペアバトルの試練と聞く限り…他の学科…魔術師同士で連携などを取れるようになるのが目的と思いきや。
今度はバトルロワイヤルとは…この学園の導師たちの悪趣味さは筋金入りだな
アーデルハイドさんを見習って欲しいぞ。全く
[聞こえてそうなのに平然とぶつぶつ。しかし寮母さんの命だったらきっとぶつぶついわないのであるが]
…で…どうする?アル?
[一人での行動もできる状態になって聞く。
試練が始まる前は一人がいいといっていた青年は同変わったのか。と]
[問いをしたところで、目の前にひらひら…なのか該当の使い魔らしき姿が見えて]
話は後だな…動けるかね
[体こそ回復したがまだ肉体的にも精神的にも疲労感が残る体を軽く動かし。左腕を確かめるように動かす。まだ、感触が薄い気がする]
まあいい…少し試すかっ
開きたまえ。開きたまえ。祖は異界への門。祖は野獣を宿す扉。
[詠唱と同時にバチバチバチという音が響き渡り。緑の光を放つ獣が現れる。]
大地を駆け巡りし疾風の獣よ。その力。我に貸し与えたまえ
さあっ!!
[速度が上昇した脚で。一気にかけて距離を縮め、手を伸ばすが、使い魔は器用にそらし逃げる]
ふんっ
[見失わぬように追って。また接近するとともに。腕から黒の布が、使い魔を捕獲せんと。左から遅い]
メラニー
[声と共に。今度は右側から逃げ場をふさぐようにサンダーブレスを吐いてその場に縫いとめるようにして]
[如炎爆炸力によって紅くなった剣との衝突で、『姫風水』は体の半分が崩壊した。融合精霊の痛々しい悲鳴がエリア内に響く]
……うそん。
[いや、マテウスが強い事は理解していたが、まさか虎の子の融合精霊すら一撃で半壊させるなど考えてもいなかった。
精霊の結晶体は元を正せば下位精霊だ。それを複数纏め上げることで、中位や上位精霊と同等の力を引き出す魔法だ。水の精霊の『水姫』や風の精霊の『風凰』はそれぞれ中位精霊に該当し、融合精霊は上位ランクの下位精霊レベルの力を持っているのだが]
それを一撃で半壊って、どんだけ人外……。
[酷い言い方だが、案外的を射ているかもしれない]
っと、思わず現実逃避してしまった。
[隣で苦しげにマテウスを睨んでいる『姫風水』をちらりと見て、考える。融合精霊より単独精霊の上位結晶体の方が強いが、各上位となると『水龍』と『風麒(風の麒麟)』となるがまだ使えない。ちなみにゼルの母親は指先一本で同時召喚もこなす]
それと同レベルがそれ以上か。
[どっちにしても溜息しか出てこない。さてどうしたもんか……。などと考えてもしょうがない。やれることをやるしかないのだ]
ちょっと命削るからやりたくないんだよなあ……。
[『姫風水』を再生させながら、再び印を組み、そして――]
『姫風水』! 多重召喚! 双水球爆!
[二体の『姫風水』が人間大の水球爆を左右から挟むようにマテウスへと撃ち放った]
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