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[意識を喪わずに済んだのは、恐らくその想いのあまりの強さ故]
ここ、は……結界の中、か。
[ぼろり、と左腕がまた崩れる]
[ふる、と首を振り、水鏡の中を確かめる。
変わった状況。
そして、対なる力が近くに感じ取れる事に不安を感じ取る]
……まさか、爺ちゃんが?
[精神の竜に送り込まれたのか、と。
ならば、虚竜王が捕らえたのは、誰か。
風を巡らせ、気配を辿る]
…っ。
[不安定な結界の揺れに、意識は流されそうになる。]
手に落ちた…か?
[何者かが、剣の力を押し込めたようで。
水鏡に映る、うろたえた幼子の姿。]
あんにゃろ!
[どちらにせよ、こっちへ放り込まれたに違いない。
エリィを探して、三枚翼は空を切る。]
―西殿中庭―
御師さ…!?
[ティルの声に顔を上げるのと同時か暫し遅れて。
感じていた痛みが一瞬消え、そして逆に強くなって戻った]
…聖魔、剣…!
[強くなった理由は分からず。そしてティルの声に滲む焦りのような何かもまた、どうしても気になって]
…認識……脱出不能……
[ぽつり、と呟く]
ほんと、役に立たねえ、な。
[ぼろぼろとメタルの腕は崩れ落ちる。先とは違い跡形もなく、燃え尽きた灰のようにそして、腐食の広がる身体は、何故か徐々にメタルの色に変わっていく]
っと、火炎の兄さん、そっちは任せた!
[三枚翼を見送って、自身は自身の対の気配を辿り、追うよに駆けた]
っとに、もう!
孫の手焼かすんじゃねぇよっ!
[文句を言いながらも、声と瞳には、案ずる色]
[まるで自ら、癒える事を拒むように…それは或いは、対なる精神との共鳴の一つの形だったろうか?]
アーベル、さん……
[がたりと重い音をたてて、半ば無機の人型と化した身体は地に伏した。一度彼自身を呪った剣を手にしたクレメンスの癒しが、届くことはもう無い**]
[けれど目の前に現れてしまわれればそれは]
クレメンス様っ!
[痛みを無視しようとしながら走る。
彼の手の中にあるその波動を追いかけて]
[可能なら、命竜の首ねっこひっつかんで連れていきたかったが、それはさておき。]
…お前ィ……何だよ、その姿は…
[変わり果てた悪友の姿に、それ以上言葉も出ない。
自分も色々突っ込みどころ満載だが、漫才どころじゃない。]
[駆けながら、風が拾うエルザの声を聞き]
……あっちも、後でどつきたおさねぇとっ!
[苛立ちを込めて吐き捨てつつ、駆けた先。
意識を失い、倒れた大地の竜の姿が視界に飛び込む]
爺ちゃんっ!
[駆け寄り、そう、と手を触れる。
大地の力。
疾風と対成すそれは、確りと感じられる。
属の加護が失われておらぬのであれば、それは、死してはいない、という事なのだけど]
爺ちゃん、爺ちゃんってば!
[そこに気づく冷静さはないようです。
ゆさゆさ、がくがく揺さぶり中]
…いくらメモリーのバックアップ取って換装可能だってってもなぁ、
そんなんもう、お前じゃねぇだろが!
[抱き上げるのは冷たい鋼のボディ。
どうすれば良いのか判らず、それでもなんとかしたくて。
とにかく安全な場所へと。]
なーってば、もう!
こら、返事しろってば!
返事しねぇと、怒るぞ!
[段々物言いが無茶になって来たのは、精神の竜に記憶を読まれた影響か。
封じられたはずの、母竜を失った記憶の。
誰かが誰かのために犠牲になる事。
親しいものを失う事。
そのどちらも忌避する思いの源は冷静さを奪うが。
ピアがてちてちぺち、と頬を叩き、落ち着くようにと訴えてくると、少しは気が鎮まり]
ん……そだな、とにかく、休めるとこに……。
[呟くよな声は、泣きそうな響きを帯びて]
[肉体的にはどうしても劣る。
しかも逃げるのは持久力と回復力だけはピカ一とも言える相手で]
ダメ、です。
それ以上、刺激しないで、ください…!
[それでも必死に後ろから追いかけ、走る]
―東殿・氷破の部屋―
[幾許かの間、気を失ってしまっていた氷破の竜が、ようやっと目を覚ます
……ッ、くう……。
[頭に手を当て振りながら、身体を起こす。
後方には、身体の節々を凍て付かせた水竜の姿が見えて]
――ナターリエ!
[慌てて周りの術を解く。
氷の壁やそのかけらは、水にはならず、霧散して行き]
……、ごめんなさいね。剣を守るのに夢中だったとはいえ……。
[そう呟くと、ナターリエの身体に触れて]
[とはいえ、抱え上げるとか背負うとか。
成長途上の身体はそういう事には向かない。
それでも、火炎の竜を運んだ時よりはきっとマシ。多分]
……よっと……。
[足は多少引きずる形になるが、それでもどうにか背負い上げ。
ずりずりずるずる、西殿の内部へと向かう]
―東殿・氷破の部屋―
[壁に手を当てながら、ゆっくりと立ち上がり、廊下へと出て行く]
そう、遠くまでは……、いえ。
遠くまで逃げていてもらいたいのだけれど……。
[ふるり、頭を振るいながら、壁伝いに回廊を進んでいく]
─西殿・回廊─
[ずりずり引きずりで、ちょっとどこか痛くなってるかも知れないね、なんて事は今は考えずに、西殿の中へとたどり着く]
……階段昇るのが、辛いんだよなあ……。
取りあえず、広間か食堂か、そこまで連れてくか……。
[なんて呟きつつ、移動開始。
カケラを警戒するべく、風の探知は広範囲に広げておいた]
―西殿回廊―
[一瞬は届いたと思った指はスルリと躱されて。
次に近づいた時には疑問符が返って来た]
剣の意思が。怒りが。
壊してしまう。壊れてしまう…!
[オトフリートはそれを望んでいるとすら言ってのけた。
本当はそれも信じたくはない。信じられない。
そしてそれ以上に今前を走っている人は]
クレメンス様の、のぞみ、は。
ちがう、の、でしょ、う…?
[真意までは教えられていない。だが他の二人とは何か違う気がするのだ]
クレメンス!
[見えた姿へと叫ぶ。]
なんとかなんねぇのかよ、コレっ!!
[彼の目には分かるだろう。
火竜の背の古傷から漏れて滴り続けている命の雫。]
クレメンス!
[見えた姿へと叫ぶ。]
なんとかなんねぇのかよ、コレっ!!
[腕の中の機竜は、既にほとんど鋼と化して。
命竜の目には分かるだろう。
火竜の背の古傷から漏れて滴り続けている命の雫。]
……ん?
[とてとてと、歩く道すがら、風が拾ってきた、声]
おっちゃんと……天竜の、姉さんか?
[小さく呟く。
何やらおっかけっこをしているらしき状況は、色々と気にかかり]
……ピア、爺ちゃん、見ててくれな。
[相棒に向けて小さく告げ。
背負っていたザムエルを壁に寄りかからせ、常磐緑のマフラーを解き、その膝の上に。
マフラーは、傷を隠すのと同時に、守りの小結界としての役割をも持つ。もっとも、効果は弱いのだが]
よし、んじゃ、行ってくるぜい!
[走り出す片手ががっちり『風雷棒』を握っていたのは、言うまでもない]
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