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確かによくがんばってるお嬢ちゃんだよな。敵ながらそれは認める
[続く言葉には少し思案し]
……とりあえず”桃”と言う、色やそれに纏わる事象から逃げまわっていたら
強くなるって言うのは難しいんじゃないかね…?
衣装か性別かで腹を括るか、それとも他の道筋か。
いやだ、いやだじゃすまされねぇだろ?
[「ま、おじちゃんのお節介な心配ですが」と、のんびりつけくわえれば・
ライの様子は気づいてるけどそ知らぬ顔]
―廊下―
はーっ、やっと解放されたぜっ。
[補習を終えたティルは廊下に出ると、大きく両腕を上げて伸び。てけてけと歩いてメディカルルームへ]
[誰が飲んでもいいと思うよ。面白ければ(ぇ]
[少女はさっとハリセン一振りすると、
何やら青い液体が飛び散って壁に染みを作った。
……ソレが何で構成されているか考えてはいけない]
エーリッヒ、お話中悪いけど、これにお湯を入れて頂戴。
[いつの間にかハリセンじゃなくカップ麺を持って、穴の方にとことこ][イライラしているとか全く気にしてない]
女になったら筋力が落ちるだろ?
それに、俺はマジで薬に弱いからな。下手するとこの非常事態に昏倒しっぱなしってことになりかねねえ。
[だから薬は飲めない、と、肩をすくめて]
ま、桃が嫌なのは確かだ、別に色だけじゃねえけどよ。
お褒めの言葉恐悦至極、ってね?
まぁ、気合い入れてますから。
[口元に柔く弧を浮かべ。
しかし視線は相手を見据えたまま真剣そのもので。
先程の一撃で掠ったらしい、バンダナが解けているのに気づき
シュルリと紐解けば、サラリと藍の髪が散る]
どーぞ?
[くい、と指で手招きながら、相手へと促して]
―メディカルルーム―
ちーっ……すぅ
[思わずいつもの調子で挨拶しかけて、小声になる。ハインリヒのベッドがもぬけの空なのに気付き]
もう動けるのかよ……タフだな
[ハインリヒ用に持ってきたリンゴをかぷりと齧り、すやすやと眠るリディのベッドの傍らの椅子に腰掛ける]
ハインリヒが首輪つきだったってことは、朝の決闘、リディが勝ったんだよな……
こんなちっこいのに、すげえよなぁ
[リディの寝顔を見ながらつぶやき。傍から見ると大差ないと思われるのだが]
薬にたいしそう言う副作用を持つ体質だってのは説明してるのか?
[小さく嘆息すれば]
すると…博士が懸念する所の"男であの衣装"…になるのかね。
……て、色だけじゃない?
[最後の言葉には首を傾げ]
[エルの言葉を聞き、観戦しながらちょっと考える。
何故、司令は男の人を桃に任命したのかと。
本人物凄く嫌がってるんですけど。]
確かにねえ。
[ 先程までの様子が嘘だったかのような、へらっとした声。
口元に笑みを浮かべてはいるものの、それは薄く。]
無駄な体力浪費してるなぁって気もしますが。
[ 酷い言い草だ。]
ん、はいはい。
[ ミリィの声に気付くと、立ち上がって流し台まで行き、
お湯を取って来て、こぽぽぽのぽ。]
俺もリディやみんなに負けねえよう、訓練するぜ!
[リディのベッド脇にお見舞いの品を置き、トレーニングルームへ向かう。ちなみにお見舞いは課題として渡された数学のドリルだ]
― →トレーニングルーム―
ここに入る時の身体検査で判っちゃいるはずだがな。
なにせ、レントゲン用の局所麻酔で一昼夜寝てたから。
[でも、あの博士の性格だからなあ、とそこらへん諦めモード。続く疑問符には、にやりと笑って返す]
そんくらいは自分で考えろよ、おっさん。
俺も敵に、心の内曝すほど、人は良くねえし。
[ええ、もう、まったく信じてません、はい]
…………
[ちらりとミリィのハリセンのあとをみて固まった
ぽろり。
灰が灰皿に落ちた……]
無駄な体力だろうな
[あからさまに視線をそむける
人はそれを現実逃避という]
その点は、お互い様って訳ね。
[くす、と笑いながら呟いて]
……んじゃ、遠慮なくっ!
[次の刹那、鋭い声が空間に響く。
低い姿勢からのダッシュ。
右へ踏み込む……と、見せかけ、直前で左へと跳び。
素早く向きを変えた刃は、斬り上げの一撃を叩き込もうと振るわれる]
[お湯の入ったカップをエーリッヒから受け取ると]
ありがとう。これはお礼ですの。
[と言いながらエーリッヒに、先程見つけたほねっこを渡す。いやいや、まさかそのほねっこがパープルピンクの水玉模様だなんて薄暗いから見えてませんよ]
―トレーニングルーム―
ちーっす!
[中で何かが行われてるのに気づく]
アーベルと……ユリアン?
[生き生きしてて楽しそうだなー、と自分もわくわくしながら、みんなの近くに]
……正直床を溶かす薬品を飲用させようとする人が
一昼夜の昏倒でひくとは思えないが…
説得するなら”今飲んだら相当日数起きられなくなる可能性の示唆”だろうな。
[それを気にする博士には見えないが…その場に他者がいたら
その可能性を危ぶみ投用阻止に動いてくれるかも?]
[続く言葉には肩を竦め]
いやーん、エルちゃん、仲間なのにつめた〜い
[と、裏声で答えればΨ(`∀´)Ψケケケとヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ]
……ぉー?
[ ほねっこ、じぃ。
そりゃやることって言ったら、1つですよね。
くりんっと顔を向けると、タイミングよく起きている司令。]
とってこーい。
[ やる気なさげに言いつつ、ぽーいっ。
果たしてわんk……アヌビス星人は*キャッチするのか。*]
[しっぽぱたぱたなふわもこに和みつつ、笑顔でティルに挨拶。]
あ、ティル君。こんばんは。
[挨拶した後、再び観戦モード。]
[鋭い声に、見据えたまま剣を構え直し。
左への踏み込みを悟れば其方へと僅かに身体を傾けるものの
直前で右側に回られれば、僅かに目を見開いて]
……っ、フェイントかよ…ッ
[微かに舌打して。僅かに体勢を崩しながらも
身体を反らし、寸での所で切っ先を避ける。
パラ、と僅かに藍色が散ったのに気にも留めず
体勢が後ろへと崩れる中、相手の右側面から横薙ぎを払う]
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