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くっそ、負けた……
[がっくりしてるご主人。
けど、負けが決まっても試練は終わったわけじゃないので]
仕方ねぇ、こーなったらさっさと終わらせちまおう。
[詠唱と共に、再び右腕に焔を纏い]
─果樹園付近─
うん、後の楽しみにしとけばいいんじゃ?
俺も、射的屋行くの楽しみに取ってあるし。
[>>371 こくこく頷いた。
あれだけ魔力弾やら実弾やら撃っといて、まだやるんか、といわれそうだが。
射撃と射的は違うのです]
[担任先生とその使い魔の視線が頭の上に向いてるのには気づいたが、
すいません置いてきたんですけど…、と言い訳する時間はないまま石像へ向かい
そして二撃目――――放たれた水は勢い良く、アルパカの後ろ足部分を砕いた。]
っと、大分当たるようになったかな?
流石に動かない的相手だしねー……
[可愛いけど。とは、心の中で呟いて。
ごめんねごめんね!も、心の中で。
それでもやらなきゃ始まらないので、再び集中開始して。]
「も゛も゛も゛も゛も゛も゛ーーー!!」
[茶虎猫の魔力も加わった衝撃波が魔法生物の腹にクリーンヒット。
こうかはばつぐんだ!
どうやら基本魔法の方が効く設定だったらしい。
ズドーンと仰向けに倒れてじたばたしていたが、それも止まった]
おかえりなさい、ティエラ。
[とか言ってはぐれたのは自分の方である。
とててっと走り寄ってきた茶虎猫を抱き上げる]
これで良いのですわよね、ディ導師?
[小首を傾げて以前の担当導師に念を押した。
…なんだろう。嫌な予感がする。
それこそ、冗談めかして言ったように、ふわふわで終わるような]
…やっぱ脆いとこ狙った方が早いな。
[翼を狙った1撃、いや2撃は結構なダメージを与えられたらしく。
あと少しで砕け散りそうな像を見て、ふむと一人で納得していると肩に乗ったままの白猫から早く終わらせなさいよ、とばかりに頬をふにふに押され。]
わぁったわぁった。
すぐ済ませるっての。
こんだけダメージ入ってりゃ、後は魔力使わなくても…
[そういうと、すぅ…と呼吸を細くし目を閉じて。]
「”ほっほっほっ、皆なかなかやるようだな”」
[次々とクリアしていく参加者に、ベルデザンカイトは満足げに笑いながら言う。ディルスタンも口許に笑みを浮かべていた]
「イレーネちゃん、えげつないとこ打ち込みよったな…」
[思わずそんな感想を漏らすヴィターをよそに、自分はすでに子供の姿に、
周りを見回すとヴィターもそれにならい、リディがなにやら特別な感情を込めてる様子で竜の石像を破壊しているのが見えた]
「なんかしらへんけど、こう背筋とか凍る気分や……」
むぅ、半分くらいは削れたけどしぶといなぁ
いっそ早々に壊れてしまえば、苦しみなどなかったというのに
「エーリエーリ、何だか言動の方向性が変な方向になってる」
[相変わらず、ノキアの忠告は華麗にスルーしつつ]
じゃあ次はこれかな
[そう言った彼のマントの裾からずるりと吸盤の付いた白い軟体の触手が零れ落ちる。]
[今度は魔力を貯めすぎたのか、コントロールを外して掠めただけで天井へと水は勢い良くぶち当たった。
水は天井を砕きつつ、周囲に雨を降らせた。]
う、ひゃあ!?
うわわ、今の外したのは痛いー。
まずいな時間が…
[魔法外して雨降らせた事を申し訳ないと思いつつも、焦りの方が先に立った。
雨に濡らしてしまった人がいたら、ごめんなさーい!と遠くから謝罪の声をかけて。]
───…よし。
[ガラガラ、と音を立てて石像が崩れていく様を見届けてから姿勢を崩し、すぐ済んだだろ?と肩の上の白猫に悪戯っぽい笑みを向けた。
そうして、同行した者たちは無事に済んだだろうか、と視線を向けたところで─…]
…─え?
[なんだか覚えのある感覚が過ぎりました。
急に辺りが暗くなるデジャブ。]
・・・やっぱりいい魔導具って効くな。
普通に防御魔法だけかけても拳の保護にしかならないしね。
[防御魔法なしで怪力のまま殴ると、拳の方が潰れます。
それはともかく、二撃で片付いたので指輪を外して導師へ返そうとするも、訪れる浮遊感]
――?
[さらに周りを見回すとエーリッヒが石像を今にも壊そうとしているところで]
無事突破できるみたいですね。
[教え子の成長を見届けていた]
「しょ、触手プレイやっ!」
[残念すぎる異界龍は、やっぱり完全スルーした]
─果樹園付近─
んー、まあ、魔力弾撃ちだすタイプだから。
制御が出来るんなら、それなりにいけるんじゃない?
俺も、実弾だったら精度保つ自信はあるんだけど、魔力弾だとイマイチ慣れないんだよなぁ。
[>>381 何か妙に、しみじみと言った。
しかし、だからと言って出店で実弾撃とうとしちゃいけません]
うぉっし。
[ぱたぱたと右手を振るご主人の目の前で、残っていた石像は跡形もなく崩れ落ちた。
二度目は障壁を張り直さなかったから、右拳に少し血が滲んでるみたいだけど。
ベル先輩に見つからないかな、とボクは丁度崩れる音のした辺りをちらと見た]
壊したぜ、導師!
[そんな心配をよそに、ご主人は導師のいる方向を振り返った。
この後に待ってるものが、散々痛い目を見せられたふわふわだなんて思いもしないわけで]
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