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>>492 ゼル
うん、かおすだね。
そこまで行くともう、お前ら一体、何しとんの、と突っ込み必至のかおす。
ちなみに、手仰ぎはくろねこが転げてた。
笑いで。
──早朝・自室──
[全て終わった。
これで、もう自由になった。
だから、もう行ってしまっただろうと思っていた。
でも、もしかしたら。
最後に来てくれるような気がして、待っていた。
そして空が白み、夜が明けかけた頃。
彼はやってきた。]
『…今思うと…碌な生活してないな』
[そうぼやくゼルの姿に、苦笑をもらす。
確かに、初めて会った頃のゼルは、ろくでもなかった気もするから。]
『そういや、最初は警戒してたよな』
そりゃ当たり前でしょ。
あんなことやらかしといて良く言うわよ。
[思わず言葉を返した。生きていた時と同じように。
そのくらい自然に、彼が話しかけてきていたから。]
[初めてゼルに会ったのは、まだあたしのダンスが楽団の前座しか任せてもらえていなかった頃。
タチの悪い客に目をつけられていて、その客が出入り禁止にされたすぐ後のことだった。
誰かの手引きでその客が入ってきていて、前座を務めるあたしに抱きつこうとして。
それを殴って止めてくれたのが、ゼルだった。ありがとう、そう言おうとした時のゼルのぼやきが忘れられない。
「あんたさ、絶対暴れないって約束だったでっしょ?契約違反もいいとこだぜ」
その一言で、ゼルもお縄になって。
でも、それが縁でしばらく一緒に生活することになったんだから、何がどう転ぶかってのは本当にわからない。]
…痛かったのは、まぁ、知ってる。
そういうふうになってるからなぁ…あれは。
[「場」とシステム。
その知識を教え込んできたのは、チチオヤで。
ただ、手駒が欲しかっただけなのだろうと、今では思う]
…そォね。
俺は、自分本位だから。
[告げる言葉に嘘は無い。
赤子を人質にしなかったのも、人狼を護りたかったのも。
自分の心を壊したくなかっただけのこと]
…ん、まぁ、生きてられたら、ってところかね。
[まるで死に場所を探すよな旅だから、それはきっと、来たり得ぬ未来]
『ってかなんで未だに仲良くなったかわからんのだがな』
そりゃ、あんたはわかんないでしょうねぇ。
でも、あたしは。
[損害賠償するにも手持ちが無いというゼルに。
お義父さんが「なら身体で返せ」と楽団の中に引っ張り込んで。
最初は、一緒にご飯を食べることすら嫌がるゼルを無理やり引きずって食卓を共にさせたり苦労もしたけれど。
例えるなら、行儀の良い野良猫を手懐けるみたいな感覚だったりもしたけれど。
そうやって一緒に暮らしていくうち、ゼルが悪いヤツじゃないとか。
変わってるけど、自分の中の筋は通すヤツだとか。
わかりにくいけど、優しいヤツなんだとか。
そういうことが解っていって、ゆっくりと。
あんたを、好きになっていった。]
[だから。]
あの朝、あんたの姿がみえなくなって。あんたの筏も消えてた時。
大変だったんだからね?
あたし、大泣きしてさ。
もう会えないって、すごくわめいて。
お義父さんや皆に、すっごく迷惑かけて。
[声は届かない。それでも、淡々と話しかける。]
泣きすぎたせいで、目も開かないくらい腫れちゃってさ。
そんなあたしにね、お義父さん言ったの。
『泣くんじゃない。どこかに行っちまったって。
同じ水の上にはいるんだから大丈夫だ』って。
[だから。]
また会えて。嬉しかった。
もっと、いっぱい。本当はたくさんのこと、話したかった。
怒ってばっかりじゃなくて、昔の話とか、他の所の話とか。
話したり、聞いたりして。一緒に笑ったり、したかった。
[それはもう、出来ないけれど。]
『…ま、恨むのも…哀しむのもやめとくぞ…どうせ望まんだろうし、俺には似合わんよな?』
…うん。あんたには似合わない。
あんたは、そんなもんに縛られないで、自由でいる方が。
よっぽど、あんたらしい。
あたしも。覚悟は決めてたから。
[後悔はもうしない、そう、言おうとして。
言葉に詰まって、不意にこみあげてきた涙を堪える。]
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>>496 ゼル
ある意味、物凄く人間的な発想な気も。
やってから、「わーい、あおいなぁ」とか思ってたんで、表で落としてもらえてある意味嬉しかったというのもあったりなかったり。
[お義父さんって言えばよかっただろ、とか。
二人ともそんな不器用なとこがちゃんと親子だったから気にするな。とか
そんなことを言うゼルの声を聞きながら、ふっと苦笑をもらして]
あんた。らしい。
[そう、ぽつり、呟く。きっと、慰めてるつもりじゃないんだろうけれど。
心からそう思っているんだろうけど。
なんだか、慰められているような気がして。
堪えている涙が、零れ落ちた。]
『ローザ。お前は楽団で引き取るらしい。ってことで、やっぱこれはもらってく。ああそれと、一人で楽団に顔出すとはいってないんでやめとくから』
[そう言って、懐に手を入れる彼の言葉を聞いて。
頬に流れた涙の線をこすって、ゼルの元へ行き、頷いた。]
うん。わかってる。
きっとお義父さん達だって、こんな再会は、望んでないから。
あ、でももらってくって、何を…あ。
そっか。持って、くんだ。
[もらっていく、の言葉が何を指しているのかを察して。
それが、とても、嬉しかった。]
『んじゃいくかな』
[その言葉に。顔を見上げる。覚悟は、していた。
そうだろうと思っていたから、待っていた。
でも、もう会えない。会えなくなる。
行かないで、と口に出したくて、でも。
泣きそうになる。そんな自分を叱咤して。]
…うん。元気でね。
[そう言うと、背伸びをして。
頬に、触れるだけのキスをした。]
あんたに、それあげる、駄賃代わりにもらっとく。
[ゼルに姿は見えない、声も聞こえない、けれど。
最後まで素直になれないな、と思いながら。
荷を背負い部屋を出ていくゼルの背を見送った。]
[ゼルの姿が見えなくなるまで見送って。
足音すらも聞こえなくなって。
そこで、ようやく、泣くことができた。]
ついていきたかった。
本当は。
もう身体の枷もないから、自由についていくことは出来ただろう。
でも、そうしてしまえば、きっと自分はいつか恨んでしまう。
彼や、彼の周りの人が生きていることを羨んでしまう。
そうなることを、きっと誰も望まない。
自分が彼にそうならないで欲しいと望んだように。
だから。]
これで、いいんだ。
[そう呟いて、自分がいくべき場所へと向かい*歩き始めた。*]
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榛名先生の辺り、話しに加わりたかったのに流れに乗りそびれた!(しょぼり
んと、赤子を人質にしてたら、カオスになるのは把握した。
あー、そだ。赤子返して殴られにいかないとなぁ…。
[殴られるのは、決定らしい]
[知ってる、という言葉。
それに、蒼は一瞬、恨みがましいいろを乗せ]
自分本位で世話焼きで。
……人に話させても自分は話さねぇんだから。
っとに、勝手だよな、お前って。
[大げさなため息と共に、がじ、と頭を掻く。
それから、問いの答えに。
軽く、蒼を伏して]
……ちゃんと、帰って来いよな。
まだ、細工するとこ、見せてねぇんだから。
[ぽつり、と。小さな声で、呟いた]
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