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─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─
ユリ。
[獣の笑みが、自分の馴染み深いそれに変わると、一瞬驚きに目を瞠った。
が、続く言葉に、それを苦笑に変えて]
ばっかだなぁ。
両手に収まらなくたって、大切に思う位良いじゃねーか。
そもそも守りたいもんが大人しく守られてくれる保証もねーし。
[背から手を離し、向き直る。
最期に対峙した時のように、笑って]
一番がいいなら、まずお前から手を伸ばせよ。
欲しいって言われなきゃ、伝わらねーんだからさ。
[差し出したのは銀の煌き持たぬ、自分の右手**]
/*
ユリには好き勝手言っててすまんな、と謝りつつお返し投下。
ってことでこんばんは!
なんで予定入ってない日の方が忙しいんだろう。
/*
だから、人が動いた途端に何故呼ぶかと…!
出来るだけ急いで戻りますす。
シスターとアーベルは、おかえりなさいのこんばんは!**
/*
なんだか物凄く、本能で動いてるわぁ……。
お兄はいってらっしゃい。
ユディちゃんはおかえりなさい。大雨遅延は辛いわねぇ……。
― 黒珊瑚亭・自室 ―
[いつ目覚めたのか覚えていない。
自室にはすでに遺体はなく。
父親が拒否したとしても自衛団が証拠のひとつと持っていったかもしれなかった。
血がのこったベッドをぼんやりとみやり、それから周囲をみて]
……しんだ、のに意識が、ある……?
[首をかしげて、いつものように歩いて部屋の外の様子を見にいく]
─ 魂のみのせかい ─
[闇に飲まれた意識がたゆたう。
血に濡れた手では主の下へは向かえぬため、魂は天には昇らず、ただ落ちて、墜ちて。
堕ち行く魂は闇へと包まれ行く。
組んだ手を腹部に置き横になった状態で、目覚めもせずただ闇に身を任せた*]
/*
おっとゼル先生にヘル兄お帰りで、シスターはいってらっしゃい。
表が動きだしたなぁ。
ユー坊こっちに来たなら時間軸曖昧にして会いに行っていいかな。
― 黒珊瑚亭食堂 ―
[カルメンが離れて行くのを視線で見送って、
其の先に座り込む存在に眉根を顰める。
カルメンが声を掛けられるのなら、応じるのなら、
其れは此方の存在だと示す事だ]
[嗚呼、もう、何人]
[否定はしない。
人狼が空腹を満たす為に人間を襲う事も。
人間が抗う為に人狼を殺そうとする事も]
[けれど]
――……馬鹿者。
[カルメンとヘルムートから視線が逃れる。
落ちる紅玉が映すのは、其の色と同じ、紅]
─ 黒珊瑚亭 二階 五号室 ─
覚えてないのかよ。
薄情だなぁ。
[拍子抜けしたように力が抜ける。
肯定が返った方がきっと照れてしまっただろうから
この加減が自分には調度良いように思えた]
ふん、相思相愛だったなら今更か。
――…本心ならありがたく受け取っておくよ。
[否定されるべき存在であると思い続けていたから
肯定の言葉がただ嬉しく心に沁みる]
伝えずに後悔するのはもう沢山だから
言っておきたかったんだ。
[言葉にしつくせぬ思いの一部を言葉にした男は
ゆるやかにわらってそれを伝える]
[常に待つ側で在り続けた。
船を出して海にゆき慣れぬ珊瑚漁を行う父に対しても
それを生業とし海に出るアーベルの事も。
最初こそは案じる言葉も掛けただろうけれど何時しかそれを減って
案じる代わり無事戻ればいつも通り迎えてわらう。
不安も安堵も見せること無く気負わぬ言葉を投げ合って]
誤解されたら困る相手もいるだろ、色男。
[いつもの軽口を口にした]
愛多き――ってか?
ま、そうだろうなぁとは思ってたから驚きはしない。
[一人に絞れないと言うアーベルにしたり顔で頷く。
愛に様々な形があるのだから注ぐ相手は一人きりでなくて良いと思う。
受け止める言葉だけ返し小さく笑った]
[ユリアンは死して尚、食人の衝動を否定は出来ない。
生きる為に必要な事だった。
傍らに居る友は看取ると言えば緩慢な自死も考えなくもないが
それをしてもこの友は心を痛めてしまうだろうから
そうならぬよう取引を持ちかけ負担を減らしたいとも思っていたのだけど
さいごのさいごに共に生きること願ってしまったのは失態と思う。
他にそれを託し頼める相手を考えてエーリッヒの顔が過ぎりはするが
傍に居ない彼にこえもことばも届けられないのだから――]
…………。
[ふと最期の一時を思い出し、目を閉じる。
振り返り後悔してもしきれぬ何かが蟠りはしたが
今となってはどうにもできぬことともわかっていた。
ゆっくりと目をあけてアーベルを見遣り]
嬉しいと思って貰えたなら光栄だ。
――…礼もありがたく受け取っておくよ。
[こく、と頷いて口の端をあげた]
[アーベルが己を襲った人狼に対しての考えを聞き唸ったのは
ロミの考えが知れぬからであり
アーベルの優しさであるとも知れたから
水の気配隠そうとするなら其れを目にする事はなく]
ん。
[呼ぶ声に人の姿で応える。
ゆっくりと彼の方を向けば微かに色を濃くする双眸があり]
――…そうだな。
お前の懐の深さには完敗だよ。
守りたくても守れないこともある――…
反対に守ろうと身を削ることも……
[大切はひとつでは収まらないのは当然で
それでも多くのうちの一つならば捨て置かれる可能性を考えずにはいられない。
アーベルならば器用に全てを選ぶのだろうか。
じ、と見詰めた後、敵わないかという風に息を吐き出した]
[離れる手の気配に薄く瞬きをして
最期のあの時にみたアーベルの表情を双眸に映し込む]
……はっ。
[言われた言葉に軽くわらう。
差し出された右手へと一度視線を落としてから
考えるように目を伏せ、再び視線を重ねた。
彼の手が獣の性もつ自分に向けられるべきではないと思う。
過分な望みを抱いてはいけないとも思う]
ばぁか。
なんでこんな時にそういう事言うかな。
[軽口でしめようとおもうのに語尾が掠れた。
悩むように柳眉が顰められて、続く言葉はすぐには出ない]
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