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[近付く姿を咎めるでもなく]
[何時ものように]
[傍らに立つのを見上げる]
無理に連れ帰ると言うのなら。
お前相手とて容赦はしない。
[其れは]
[刃を向ける可能性すら秘めた]
お前こそ、私が帰らないと答えると解っていて、何故追う?
[答えの後に]
[問いを続けて]
[ゆっくりと、剣を下ろす。
その表情からは、既に『迅雷』としての険しさは失せて]
……最近はハデに動く機会もなかったからな……ちょいと鈍ってる、か。
[ため息混じりに呟きつつ、剣を鞘に収めて元のように布に包み。
ポーチから出した煙草に火をつけてくわえると、剣を肩に担いで入り口の方へと戻って行く]
それこそ、改めて言うまでもありません。
[青年の眼前。片膝をついて、深く頭を垂れる]
このジョエルが忠誠を誓ったのは、
貴方の御父上でも騎士の家でもなく、
マイルズ様――貴方自身だという事。
[顔を上げる。
[無感情にも見えるその顔。
しかし口許を微か彩る笑み]
全ては主の意のままに。
貴方の往く所であれば、何処まででも参りましょう。
[声をかけられ、ぼうっとしたままゆっくりと顔を其方に向けて]
[手元に銀は見えず]
…いや、なんでもない
[ふい、と視線を外す。]
[なんでもない、という返事に、そうか? と返すものの。
妙な違和感のようなものを感じて、わずか、表情を険しくし]
まあ、なんもないなら、いいんだけどな。
[軽い口調で言いつつ、携帯灰皿に灰を落とす]
ん?
[唐突な言葉に、一瞬戸惑うものの。
ああ、そういやさっきそんな話してたっけ、と思い返して]
……かまやしねぇけど……。
[言いつつ、ふと、思案する素振りを見せ]
……調子悪いんなら、止めとけ?
[投げる言葉は、やや厳しさを帯びていたか]
[其の言葉に]
[恐らく自身しか気付かないだろう表情の変化に]
[零れたのは安堵にも似た]
……お前を置いて家を出た時点で、そう言ってもらえる資格は失ったと思って居たんだがな。
[仄かな微笑を浮かべて]
ならば……これからも、宜しく頼む。
[そう告げて席を立ち]
[相変わらず熱の残る息を吐いて]
……すまないが、少し体調を崩している。
私は先に休むが、お前はもう少し自由にしていると良い。
[言い残して]
[*早々に二階に消える*]
…別に、体調は悪くない。
[それでも漸く彼に目をやり]
悪そうに見えるならやめておく。
クロゥディにも、影響を与えるから
[小さな笑みを浮かべて]
…部屋、戻る。
[すっと、壁から離れて、扉へ。]
そっちも、風邪ひくぞ
ああ、そうしとけ。
そもそも、身体に悪いもん、だからな?
[にや、と笑いつつ、冗談めかした口調で言って。
風邪ひくぞ、という言葉には、はいはい、と頷く]
吸い終わったら、すぐに戻るから、大丈夫だ。
それ程に薄い忠誠心など、持った覚えはありません。
[主の言葉に首肯。気配が去るまでその場を動かず]
ゆっくりと御休み下さい。
我が主。
[漸く立ち上がれば、丁度、先程外に出た人物が戻って来]
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