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[動揺するエルザの様子に、一つ、舌打ちをして。
ぐしゃり、と前髪をかき上げる]
それじゃあ、昨夜。
ここで飯食ってたのは。
あんたに白い花を渡そうとしてたのは。
……なんだ?
俺があれを見たのは、一昨日の夜なんだぜ?
[声には、『彼らしからぬ』苛立ちの響き]
気をつけろって。
生首……
[ユリアンの声は今までになく真摯なものだった。
直感的に否定した時とは逆に、その言葉の持つ重さと冷たさが心に沁み込んで来る。
血の気が引いていくのを感じた]
[何が、と問うミハエルを見やり、また一つ、息を吐いて]
何が、と聞かれてもな。俺が聞きてぇ。
ああ……面倒だったんで省いてたが、順に説明する。
だから、取りあえず全員、座れ。
[階下にいれば、ユリアンをたしなめる事も出来たかもしれない。
が、残念な事に熱にうなされていた。ナターリエに、]
大丈夫だ…
またぶり返してはいけないから、下に…
[「昨夜ここで飯を食ってたのは」]
[アーベルの言葉に顔を上げる]
あ…
[そうだ確かに。オトフリートの腕の中で意識を失いながら見た景色の中に、ベアトリーチェはいた]
[いた、けれど]
…でも、本当にそっくりだったのよ…?
[ふと思い出してレモンを絞り、ガムシロップを入れて溶かす。氷と水を入れてよくかき混ぜ、レモンエードを作る。飲まれるかは分からない老人の為のもの。]
嗚呼。何だか騒がしいね。
何かあったのかな。
[首を傾げる少女にそう応えつ、面倒事でないと良いがと内心思う。]
[だって見たんだと、不吉なことを言うなと否定するミハエルに口を開きかけて、アーベルの声を聞く]
『やっぱり』…?
やっぱりって…あなたも見たのか、アーベルさんも?
そんな様子は全然……
[見せなかったのにと、どうして黙ってたんだと小さく呟く。
冷静なアーベルに言い聞かされるように言われるだけで、少しは落ち着きを取り戻していく]
ここで会った子じゃない…本当に?
でも、そっくりだった。物凄く。
[首を見た次の夜にベアトリーチェと話したという証言]
別人…
[アーベルを信頼できる。
彼が別人だと言うのなら、そうなのかもしれない。
そのように生まれた気持ちをかつての歌姫の声が乱す]
エルザさんも?エルザさんも見たんだな…ああ、確かに似てた。
似過ぎてる…
……一昨日の夜に、俺、ここの地勢に調べを入れに外に出たんだよ。
箱庭だの人狼だの……正直、全く信用してなかったんだが、ここがヤバい場所なのは理解できてたからな。
何が起きても、対処できるようにするつもりで歩き回って……。
[一度言葉を切り、ユリアンを見て]
ユリアンの言ってた穴を、見つけた。
それと、その奥にあった首を、な。
……その首は、そこの二人も言ってる通り。
あの金髪の、そのものだった。
……だけど、その時点では、あいつはまだ生きてた。
それから、俺は昨夜、あいつと直接話して、触らせて。
幽霊じゃねぇのは確かめたつもりだ。
だから、少なくとも、同一人物じゃねぇ、とは言える。
[ふらつく身体をミハエルが支えてくれる。触れた手の温もりに、少し落ち着きを取り戻す]
[その手に縋っていいのか分からなくて、躊躇うも]
………
……
…ありがとう。
[手を握り返した]
[エルザの手が触れれば...もまた冷静さを取り戻し]
大丈夫ですか?
あちらのソファに座りましょう。
話をきちんと聞くためにも。
[アーベルの「全員、座れ」という言葉を聞いて、エルザを促しながら自分も座ろうと]
[そして話し始めたアーベルの言葉に耳を傾ける]
[少女の後について広間へと向かう。食事を作る前と違い、人が集まっているのが分かった。]
今晩和。
何か、ありましたか?
[中に踏み入り、深刻な様子に眉を顰めて。]
[どうして、というユリアンの小さな呟き。
それを捉えれば、僅か、苦笑して]
……錯覚と思いたかった。
笑いたきゃ、笑え。
ついでに、ある程度の確信を得るまでは動かねぇのが、俺の流儀なんでな。
それに……むしろ、あの首が意味する事。
その方が重要だと感じていたってのも、ある。
[ユリアンは真剣にアーベルの証言に耳を傾けた。
箱庭だの人狼だの――
ああ、あの哀れな老人が呟く世迷言だ。
年をとった人間は、あるいは辛いことのあり過ぎた人間は、悲しいことにあのようになってしまうことも珍しくない。
それだけの話だと小さく頷きながら聞いてやり、そして自分はその侭忘れようとしていた言葉をアーベルはしっかり聞いてやったのか]
…そうなんだ。
アーベルさんがあの女の子の夢を見ただとか、
何かの勘違いだとか…
そういうんじゃ、ないんだろうね。
[己の正気と間違いの無さを確信した瞳で語るアーべルの言。
間違っていたのは自分の目の方だったんだろうか?
ユリアンは首を振る。
…いや間違いなく見た。それではあれは、そっくりなだけの別の?
ぐるぐると渦巻く物思い。
そこに朗らかに歌いながら現れた、金色の髪の――]
―father's room―
そのようなことをおっしゃらないでください。
[熱にうなされるfatherに、...は悲しげな顔を見せる。]
わたくしにつきそってくださったのは、あなたですよ。
[だが続いた、下、という言葉。]
…Yes, すぐに戻ります、father
そのもの、ですか。
[訊きかえした時、台所の方から音が響いた。
そちらから姿を現したのは、金髪の青年と、件の少女]
ベアトリーチェ……
[安心と困惑が入り混じった瞳で少女を見る]
おいしぃ おいしぃ はんばーぐ♪
たべよー たべよー みんなで…
[室内のただならぬ雰囲気に気が付き…]
どしたの?
[くびを傾げるその表情は、あの穴の向こうの物と同じに見えるかもしれない。]
[広場に入ってきた二人。どちらも金髪の少女と青年に、軽く、視線を向ける]
……元気だな、お前?
[それから、小首を傾げる少女に、問い。
室内の明るい空間の中、やはり、その表情は穴の向こうの首を思い起こさせる]
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