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ナターリェは完全に気失ってたからなぁ。
見に行ってくれるか?
リディは…確かにそうだな。戻って来たら言って見るか…。
果樹園の方に行ったようなんだが、そのときにドロイド見つけてそっちつぶしてたら見失ったんだよな。
[ヘルガには頷き、昼に運んできたことを伝える。
ユーディットの言葉には少し笑い、ユリアンに任せるもいいだろうか、と思いつつも心配なので果樹園を見に行った方がいいのだろうか、と少し思案顔]
[しばらく動きが止まるも、恐る恐る落ちた方へと顔を覗かせる。
角を見られるやも、という恐れは驚きで忘れた模様]
………?
[なにやら集まっている様子に、首を傾げて見やる]
[従魔を撫でるユリアンの言葉に、右の肩の従魔を見やり]
……それは……わかってる。
俺の役目は、セレスを護る事だから。
……それに、あんまり無茶すると、あちらにも怒られちまうし、な。
[続いた部分はごく小さく、近くにいなければ聞き取れないほどで。異眸には、微かな陰り]
戦力ダウン……は、確かに。
若竜がいなくなったのは、痛手だしね。
[それでも、こう返す時には、その表情はいつものそれに近かったか]
[ドロイドの頭部が視界に入った瞬間、ストールを振るう。]
[ただの布とは思えぬガン!と鈍い音。]
[ドロイド一瞬ひるんだものの、ガチガチと顎を鳴らし、女の方へと飛び掛ってきた。]
[ストールを跳ね上げるように上へと払う。]
[くるり、ドロイドの顎足へと巻きかせ。]
[そのままの勢いで壁へとしたたかに打ち付けた。]
[翳されたリンゴには、「お」と声を漏らし。自分の手の中のリンゴと相手のリンゴに交互に視線を向けてから小さく笑う]
してる可能性はあると思うぜ。
オトフリートの結界で屋敷の周囲には来ないけどな。
声を聞いて、逃げる?
それで囲まれたらどうすんだか。
[浮かぶのは苦笑。続く言葉には僅かに首を傾げて]
アル?
…ああ、そう言えばいつも一緒の鴉がいねぇな。
探すなら、着いて行っても良いぜ?
一応戦えはするからな。
あ、こけた。
[とっつあんったら、なんて緊張感のない一言をぼやきながら上の眼鏡竜を見上げていたけれど]
了解。しょうがないから頼まれてやるよ。
ちび子は…ライデンに頼めばいい。
むしろ、ライデンに頼んだほうが早いだろうさ。
[慣れの問題だとばかりに呟いて、マテウスの依頼を実行するためにその場を離れ、館の中へ。
ナタリェの気配を頼りに、館の中を移動し]
[よもや噂されているとは思わず。
手を振る地の獣へと、私は戸惑いつつも同じように手を振り返す]
……下へ降りた方がよいであろうか…なれど……
[心迷う内に、青の青年が此方を見上げて。瞳と瞳が合おうか]
それもそっか。
でもみんなビックリしちゃうもんね。
とりあえず、冷やしに行く?
[なんだかこの人も無理しそうだなぁとか。
誰かの姿が脳裏を掠めただなんて内緒です。
それでも冷やしに行こうとしていたってことはそうなのかなと、軽く首を傾げた]
[時空竜の言葉に頷く]
ええ、随分な痛手です。それが、機竜の目的だと思いますか?
[戦力を削ぐ事が、と、問いかけながら、それは違うのではないか、とどこかで思う]
あ、すまん、ありがと、ヘルガ…
ナターリェ無事ぽい、顔出した…っ!
[屋敷の中、階段へと移動しようとしたヘルガの背中に声をかけるが、その声は届くだろうか?]
……、
[交わる][海の青と][淡い菫]
無事なら、好い。
[声は彼方までは届かないだろう]
[視線を下げると影輝の精へと頷いて、]
[やはり向かおうとする先が川なのは如何なものか。]
[つられて上を見る。そこにはナターリェの姿。]
そんな所で何してるんですかー? こっちに下りて来ませんかー?
[とりあえず、声を掛けてみる。]
[ミリィの声に同じように顔を上げて。
昨日の歌声の主。ニコリと微笑む]
あ、だから何でそっちに。
[なんてことしてたら川に向かった人一名。
今まで会話してた内容理解されてなかったのかなと一瞬呆然]
機鋼竜の目的……。
[問いに、しばし、思案の素振り。
ちらり、と従魔に目を向けて]
それが、全くない……とは、思わんが。
だが、単純にそれだけ……とも、思えんかな。
「……なにか、嫌みたい」
[ぽつり、と。続けるように従魔が呟きをもらして]
……このヤロ。
遅ぇんだよ…!
[ただでさえいらいらしているところに、無駄足を踏まされ掛けたと知れば余計に苛立ちは募り。
思わず近くにある拳ほどの瓦礫をつかみ上げてマテウスに怒りと共にぶん投げた。
どうやら物を投げる癖があるらしい]
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