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―回想―
[さくさくと、雪の積もった道を行く。
道、とは呼べないかもしれないその先に目的の場所…物があった]
こうして間近で見るのは久しぶりですわね。
[白い息を吐きながら見つめるのは、石造りの慰霊碑]
[朝の祈りを終え、昨夜の話を思い返し、そして、思い出したこの場所]
[ここに来たばかりの頃、神父に話を聞いた。
この慰霊碑に纏わる、遠い昔の出来事を]
……だけど、それも「聞いた話」と仰っていましたけど。
[だけど、重なってしまう。
それは年寄りが話す、そして多くは語らない「昔話」にも似て]
そんな事は…ありません……。何も、起きない筈です……もう。
[雪があるから跪くのは出来ず、立ったままで祈りを捧げる。
どうか、何も起こらぬように、と]
[広間に入ってきたブリジットに頭を軽く下げた]
[イレーネの入れてくれたお茶を一口すする]
[戻ってきた時、おかえりなさいと言われたことを思い出す]
[イレーネを見ながら考えた]
[帰った時にそう言ってくれる人がいるのは幸せなこと]
[おかえりなさいを言う相手はもういないけれど]
マリアが大きくなったら、また毎日言えるのかしら。
[誰にも聞こえない小声でつぶやく]
[暫くの間そのまま祈り続けて。
吹く風の冷たさに気付き顔を上げる]
戻りましょう…もしかしたらもう集まっているかも知れません。
[手袋をしているというのに冷え切った手を擦りながら、
来た道を戻っていく]
[集会場に戻れば先ほどの男がまだそこにいて、彼女に会釈をする。
戻りました、と会釈を返し、人の集まりを問えば、
「何人かが自宅などに戻っている」との返事が返る]
では…自衛団長さんからのお話はまだ先のようですね…。
[自分も一度戻ろうか、とふと思い、
だけど、それで皆を待たせては、と思い直して]
[男に礼を言い、そのまま集会場に入る。
広間で話す人たちに新しい参加者を見つけ、
だけど邪魔はせずにそのまま挨拶だけをして*二階へと*]
[紅茶を淹れようとイレーネに視線を向けると、彼女は小さく頷いてお茶のセットを...に渡してくれた。
...はそれを笑顔で大切に受け取ると、台所へ行きゆっくりと蒸らして葉の開いた状態を作り上げて、暖めたカップに回すように注いだ]
さ、どうぞ。
イレーネの紅茶を飲んでいるノーラの前には、ポットに入ったものを。新たに入ってきたブリジットとイレーネには、カップに注がれた紅茶を差し出した]
[品格や威厳を否定するミハエルの言葉に]
ミハエル様、そんなに謙遜することありませんわ。
[謙虚な姿は好ましく映った][服の話を興味深げに聞いた]
メイリンさん、ですか。お客様から、お名前だけは聞いたことありますわ。何でも、いくらお金を積まれても、気に入った相手でないと服を仕立てないとか。一度お会いしてみたいですわね。
[顎に人差し指を当て]
[紅茶を入れて戻って来るミハエルを眺めていた]
[目の前にポットを置かれた]
ありがとうございます。光栄ですわ。
[恭しく礼をすると、しばし会話とお茶を*楽しんでいる*]
[ありがとうございますと、ミハエルからカップを取り空いた席へと浅く腰掛ける。]
[歳が近そうな人には普通に話しかけていたが、物腰から、ミハエルには何だか敬語をつかってしまう。]
[こんな人まで被疑者なんだろうかと。]
[すぐ近くに居るリディやイレーネ、ノーラ、先ほど上に上がっていった、確か教会の人、もそうだったが。]
[どうしても人を殺すような空恐ろしい人には見えず。]
[だったら他の違う人なんだろうかとも思ったが。]
[憶測で人を疑うのは良くないからと、カップに口をつけて、紅茶と一緒に喉に流し込んだ。]
―森―
[視界が白かった。
起き上がり、頭を幾度も振る。パラパラと、雪が舞い散った]
……はぁ。
[断っておくと。
好き好んで、雪の中に突っ伏していたわけじゃない。白の絨毯にごろ寝するほど幼くもなければ、酔狂でもない。
単に、木に登ろうとしたら、落ちただけで。
ほんの気まぐれだったのだが、約10年振りの挑戦は無謀だったらしい。村生まれでも、都会で育ったせいもあり、運動神経はともかく、筋力や体力にはさほど自信がなかったし、この寒さでかじかんだ手には、己の体重を支えるほどの力が足りなかったのだ]
[と、冷静に分析してみたところで、状況は変わらない。
つまり、]
寒い。
[――ということは。]
……てか。派手に落ちたなぁ。
[周囲を見渡す。
雪がクッション代わりになってくれたのは、幸いだった。
寒いは寒いが、感謝しなければなるまい。
ナップザックは随分と遠くにあった。半ば這うようにして取りに行き、中身を確認する。仕事道具も詰めてきたから、厳重に包んでおいたとはいえ、散らばっていないか不安だ。……この中で探す自信は、全くもって、ない]
─共同墓地─
[ばさり、という羽ばたきの音と、案ずるような響きを帯びたカァ、という鳴き声。
それらが、いつの間にか過去に彷徨っていた意識を現実へと呼び戻す]
……ザフィーア?
ああ……つい、ぼーっとしちまったな。
[つい、ですむ時間ではないのは、身体の冷たさが物語っていたものの、それは気に止めず]
……ん、行くか。
いつまでも出歩いてると、うるさそうだしな。
[冗談めかした口調で言いつつ、立ち上がり。
墓石をもう一度見つめてから、ゆっくりとその場を離れる]
[ここへ集められた理由、はこの場では話題に上らず。]
[当たり障りの無い会話をお茶と一緒に聞いて。]
[どちらかといえば聞き役に徹する事が多かったが。]
[それでも、十分楽しいもので。]
[暫く後、外を見れば日は既に落ちていて。]
[時計をみれば、針は随分先に進んでいた。]
夕飯…作ろうか。
御馳走になってばかりだから。
[そう告げて、台所へと向かった。]
―森のどこか―
[途中。昨日集会場にいた少女と出会うが、雪の中時間をとるわけにもいかないし、己も考えたいことがあったため、会釈には会釈を返してすれ違った。
森に向かったのに特にこれといった理由はない。ただ静かである程度の広さがあって、人気がないところ。という条件に当てはまっていそうに思ったからだ。
ある程度開けた場所を探して彷徨い歩き、ようやくそれなりに場所を見つけた]
解せないな
[ぽつりと呟く声はしんと静まり返った空間によく響く。
近くの木に木箱を立てかけ、徒手空拳のまま体をならすように動かす]
[墓地を離れ、集会場へと向かう。
村の中がやけに静か……というか。
奇妙に静まり返っているような気がするのは、気のせいだろうか。
静寂は決して嫌いではなく、むしろ、好ましいものなのだが。
今、ここにある静けさは重いような気がして。
それを振り払うように、いつもの歌を口ずさむ。
それでも、やはり静寂は重く。
自分以外の者が立てる『音』を求めるように、歩みは自然、速くなった]
[人の気配、と言ってもそこにいるのは自衛団員なのだが。
それでも、今はいないよりマシ、と思えた]
はいはい、お勤めごくろーさま。
……ちゃんと戻ってきたんだから、文句ねぇだろ?
[物言いたげな団員にひらひらと手を振りつつこう言って、さっさと中に入ろうとするが]
……え?
[「関係者が揃った、後ほど団長からお話がある」と。
唐突に言われ、蒼の瞳はきょとり、と瞬く。
だが、戸惑いの色はすぐさま、消えて]
はっ……ようやく、秘密の御開帳においでになる、と。
はいはい、謹んでお待ち申し上げますよ。
[棘を帯びた言葉を投げ、今度こそ中へと入り、広間へと向かった]
[このように集められた理由など、そこだけ見れば剣呑な可能性が高いというのはミハエルにいった通りではある。
だが集められた人間を見ればそれは正しいといえるのかどうか首を傾げざるをえないといえる
また、集められた容疑者。という理由について、そもそも己がここに来たのは依頼によって、だ。それがなかったら立ち寄るなどと言うことはなかっただろう。あの依頼人にはめられたというのも考えずづらい
依頼人がこちらを見るように、こちらも依頼人を見る。厄介なのに関わるなど真っ平ごめんだからだ。それに昨日来たエーリッヒとて偶然と言う理由では同じだろう]
結局は自衛団からの報国待ちってことか。それが一番苛立つな
[慣らすように動かしていた体を止めて白い息を吐き、木箱の元までいって開けた。そこより取り出すは、立てれば己の肩ほどもある常人がふれば肩が壊れかねない長大な剣
それ手にとってまず単調に、素振りをする]
ん、……っと。
大丈夫かな?
[中身を確認し終え、身を起こそうとして]
[バサバサバサッ]
[木に積もった雪が、時間差で落ちて来た。
しかも、狙ったかの如く、頭に思い切り命中]
……ええいっ、そんなオチは要らーん!
[突っ込みの声が、静寂の森に響き渡った]
[大袋を置き、おいてあった箒を取り床を掃く。]
[それでも取れなかった粉は、水に浸し固く絞った布で拭き取る。]
[それだけで幾分時間がかかってしまったような。]
[無事だった鍋を取り出し、食材を棚やら袋から探し出して揃え、何が作れるだろうかと考える。][暖かいものがいいだろうか。食べられない物はあるだろうか。]
[そうやって誰かの為に食事を考える事など殆どない事で。]
[少ない覚え書きの中から、あれこれ考えながら。]
[徐々に単調な素振りから、体を捻り、腕を突き出して、乱雑なほど豪快に動きと、ぴたりと型にはまった動きを繰り返し行いながら、空を切り、雪を裂く
ただそのような長大な剣を振るうことが長く続けれるはずもない。だからこそいつにない集中力を発揮していたわけだが、それでもしばらく続けられたのは...の腕力の高さを物語っているといえる…がそれももう終わりで]
…っぅぅぅ…やはりきついな
[地面に剣を刺す肩で息をつきながら、そのまましばらく呼吸を整えるように剣にもたれかかってじっとする]
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