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―酒場―
ああ、好きな物をどうぞ。
私のおごりです。
[笑いかけながらライヒアルトが隣に座ったところで]
ちょっと、ライヒアルトさんを探しに三千里ほど。
女性が探して会いにきたんですから男性としては喜ばしい事では。
[冗談めかすようにくすりと笑い、手にした赤ワインの入ったグラスを一口]
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何気にびっくり。
(597) 2010/02/23(Tue) 22:42:28
(598) 2010/02/23(Tue) 22:42:28
久しぶりにみたかも。
>>604 オクタ
前回は、誰に襲撃されるのがいいか、で悩んだ部分もあったからなー。
そうこうしてる間に、やり損ねたというorz
今回は、対象指定があった分、動きやすかったかな、というのはあったよー。
次は……まあ、需要があれば、その内にw
/*
できたー、が…………なげぇww
そして、自己完結でやりたい放題過ぎる。
まあ、そんなこと関係なく気にせず普通に投下するんだけどね。
─酒場─
……奢り、って、随分気前いいんだねぇ。
[言いながら、こてり、と首を傾げ。
続けられた言葉に、ひとつ、瞬いた]
……こないだっから、探されてるらしい、ってのはちらほら聞いてたけど。
っていうか、喜ぶタイプの理由って風に思えんから、俺の場合は。
……んで、ご用件は?
[かくして、遊戯の幕は下り、各々が自分の場所へと帰っていく。
だが、彼女は未だここに留まったまま。]
─中央部・屋上─
[屋上に佇み、じぃと空を見ていたが、ふう、とひとつ息を吐くと、]
……そろそろ出てきたらどうですか、『副社長』。
「──あら、まだ私をその肩書きで読んでくれるのですね。『色欲の王(アスモデウス)』」
[何もない空間。そこから前触れもなく現れたのは、銀髪の少女。
──『観測者』紗音=フォビドゥンフルーツ。]
……まあ、『社長』がまだ貴方の席に誰も置きたがりませんから。
『もう一人』もわたし以上の根無し草ですし。
……とはいえ、他の面子はいまだ腑に落ちないようですがね。
[ふざける様子もなく淡々と答えていたが、ふっと苦笑いを浮かべる。]
まあ当然ですけどね。
エリュシオン本社ビル最下層。特別保管庫『ジュデッカ』。
そこから、私たちの本体持ち逃げしたんですもの。
/*
>>611 オクタ
しかも、俺が先に確定して割り込まない、という絶妙さw
うん、指定があれば、パターンは絞れるし。
今回の俺みたいに、縁故に当たるとやり易いしねw
襲撃方法は、今回も一番悩まれたとこかな、とも。
あのタイミングでは、まだどう動くかわかんないキャラも多かったしね。
にゃ、まあ、俺もその内リベンジしたくなるだろーからw
―酒場―
貴方に興味があって求めてきました。
[一言目は冗談の]
向こうでは皆さんの戦いを見ることも、体験することもできませんでしたからね。
中でもライヒアルトさんはその能力とか興味がありまして。
[続ける言葉はとり方によっては穏やかではないかもしれないが]
[その言葉を受け、『観測者』はくつりと笑う。]
「……その割りに、貴方はさほど怒ってないようね。」
わたしは、生きたいように生きる快楽主義者ですから。
その点、貴方に近いものもありましたし。
……ただ、特に『妹様』と『怨めし屋』あたりは本気で貴方をコロシタイと思ってるようなので、気をつけて……
「…………ふふふ。分かってるくせに。そんなことは『無理』だと。」
[言葉を遮り、楽しげに目を細める『観測者』。こちらも数瞬ジッと見つめ返すが、すぐにスッと目を伏せる。]
ええ。わたしたちでは、貴方の『死』にはなりえませんね。
[そう言うと、今度は空を見上げる。そこは虚空。何も見えず……]
……電脳世界の存在と融合し、群体として遍在する貴方を『殺せる』存在なんて早々居ませんよ──『蠅の王様(ベルゼバブ)』。
[くすり──その言葉に、『観測者』は心底楽しげに哂った。]
[そうしてしばらくクスクスと哂っていた『観測者』だが、ぴたと哂いを止めスッと目を細めると]
「さて、旧友との再会に話に華が咲いてしまいましたが。
わざわざ『遊戯』に参加してまで、ここに来たと言うことは何か用件があるのでしょう?」
……ええ。社長から言伝。
…………ところで、エリュシオンに戻ってくる気は?
「ないですわ。」
[質問に対して即答。とは言えある程度予測がついていたのか驚く様子はなく。]
…………そう。
では、漆黒に組する『観測者』としての貴方へ。
[そう言って、ぴらりと見せるのは一枚の紙。果たしてそこに書かれた内容とは]
『我が愛する妹の情緒が不安定だ。とりあえず、『憤怒』をこっちに返せ。
断るようなら、全力を持って取りに行ってやる。』
[『観測者』は、きょとんとその内容を見ていたが、ぷふっと思わず吹くと]
「ふふふ、相変わらずあの方は妹想いですね。
…………いいでしょう。こちらとしても『あれ』はピーキー過ぎて扱いに困っていましたし。
何より…………取りに来るために国ひとつ滅ぼされては、面倒なことになりますから。」
了解。わたしも遣いを果たせて、怒られなくてすみますわ。
「さて、では後日それは届けさせてもらいますが、用件はそれだけでしょうか。」
……ええ、まあ。
「では、こう見えまして忙しいのでこれにて。」
[そう言うと『観測者』の姿はスゥと薄まっていき……]
………ひとつだけ聞きたいことが。
[ぴくりと反応し、薄まりながらもこちらを見やる『観測者』。
その視線に暫し逡巡していたが、]
……さっきはああ言ったけど。
貴方はわたしの知っている『副社長』なのか。それとも融合の元となった『あの子』なのか。
……………それとも、そのどちらでもない別の『何か』なのか。
──ねえ、『今の貴方』は『誰』?
[きょとりその問いにこちらを見ていた『観測者』であったが、くすりと笑うと]
………………さぁて、ね。
[それだけ言い残し、完全に姿を消した。]
[──数日後。
約束どおり、本社へと『届け物』は届いたらしい。
『妹様』はそれを『施し』とか『情け』と取ったのか、随分と不機嫌にはなっていたが、今は割と落ち着いた状態になっているらしい。
……まあ、これで次に荒れた時にはとんでもないことになる可能性が増えたわけだが……それもまだだいぶ先のことだろう。]
んー。さて、遊んでお腹も空いたし、今日も美味しそうな子を捜すとしますか。
[そうして、わたしは元の日常へと戻っていくのであった。**]
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