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[風が吹き抜けてゆく。
寒いな、と思った。当たり前だが]
上着、取ってこないと。
[中に戻り、階段の方へ向かおうとして。
目に入ったのは広がった白い布と黒い服]
……。
[顔のかかった布を掴み、払う。
クレメンスへと向け、ぶつけるように]
な・に・を・し・ま・す・か。
[呆れたような、黒い鳥の鳴き声が聞こえた。
誰かが来たのか、羽ばたきの音は僅か遠ざかる]
単に、ピアノ弾こうとしただけです。
[ジト目。]
[思い切り払われた布は、残念ながら腕にしか当たらない]
いやいや。
ふ…っくく
[笑い、言葉は途切れ]
これ、使いなさいと、いうことですよ
ちょっと差し出す位置が、高かったかもしれませんけどね
[ジト目で見上げられても、おかしさしかこみあげない]
右手は使うんじゃないですよ。
[そばによってきたイレーネに、笑いを一度引っ込めて]
ええ。
とても
[ユリアンを見て、また笑い声]
あ、そうです。
イレーネ君も、どうぞ
あたたかいタオルですから。
気持ちが落ち着きますよ
[顔面にくらったユリアンはそんなこともないだろうが]
……イレーネ。
[ザフィーアが見つけたのは、彼女だったらしい。
クルりと周りを巡って、僕の肩に停まる]
使うって。
差し出すというより、進行方向妨害するかの如く、
広げたようにしか思えませんが。
左手だけじゃ、ロクに弾けないじゃないですか。
変に力入れなかったら、平気です。
あっ、ありがとうございます。
[短時間とはいえ部屋着だけで外に居た体は冷えていて。
湯気の立つタオルはとてもありがたかった]
顔に当てると、気持ちがいいね?
[頬に当てながら、もう一度クスリと笑った]
ピアノ。
ユリアンは弾けるのね。
[もちろん破壊音波は弾けるというのに含めません]
いや、すみませんね。
ほらこの位置だと、ちょうど取りやすいもので
[にこにこと笑う]
でもそういうことを言うと…そうですねぇ
やっぱりアーベル君に言いつけますか。
それとも、リディ君がいいでしょうかね?
[周りに二人の姿が見えないということは、そう言っておくのもありだろう]
そんなに聞きたければ俺がひきますけど
[その言葉がちゃんと言えたかどうか…]
歌うより、弾くほうが好きだから。
[遅れて、付け足す。
歌えないわけではないが、昔は今より声が高かったから、女の子みたいと言われた記憶が蘇るのが嫌だった]
……無理はしないですって。
第一、監視役はいますから、言いつけは要りません。
[ザフィーアが応じるようにひと鳴きした]
[あたたかい格好を、と言われればコクリと頷いて。
まさかあの恐怖の主が目の前の人物だなんて知らないから]
誰か?
[小さく首を傾げて]
…クレメンスさんは弾けるんですか?
[好奇心は猫を殺します]
歌も歌えるの。
凄いね。
[殆ど同時に言われたユリアンの言葉に微笑む]
少しだけなら、私も。
聞きに行こうかな。
[特に外に行かなくてはいけない理由があるわけではないので。
一声鳴いた黒い鳥をなんとなく見ながら]
君は監視役がいても無理をしそうなんですよねえ。
そうじゃありませんか?
[烏に尋ね]
[しかしイレーネの好奇心に満ちた若い声に、]
弾けますよ?
[にっこりと答えた]
天国と地獄とか。
イレーネが聴きたいのは僕の演奏らしいですから、
若者の邪魔をしないで下さい。
[そんなことは言っていないが、敢えて強引に重ねた]
[クレメンスの質問に、ザフィーアがどんな反応を示したかは見ていなかった。
それより先にと、音楽室へと足を向ける。
布は押し付けた]
天国と地獄。
[題名だけではすぐに曲が思い出せずに。
まさかそれが現実に阿鼻叫喚を引き起こす曲だなんて]
どんな曲だったかしら。
[弾いて欲しいと言わなかったのはセーフか。
それともすでにこの時点でアウトか]
ユリアン君も隅におけませんねぇ
[どこか親父くさい言葉(もちろん親父なのだが)]
二人きりになっても、嫌がることはしてはいけませんよ?
[しかし押し返されたタオルはどうしようかと思った]
[使うのも微妙だろう(当然ながら)]
あ。
[ユリアンの言葉でかろうじて救われたか。
それは自分だけではなく、休んでいる人々も、だ。
移動し始めるユリアンの後を反射的に追いかける。
数歩歩いてからクレメンスを振り返って]
タオル、ありがとうございました。
[ぺこりと頭を下げ、手に持ったまま音楽室の方へ]
そうですね、ええと。
…ユリアン君の演奏が終わったら、ひきましょうか?
[にこにこと笑って、彼のタオルもイレーネに押し付けていた]
ええ。またあとで
気をつけてくださいね。
[何にとは言わなかった]
ああ、ちなみに俺は集会所に戻るつもりだ
村にはいけないようだし、特に見るべきものもないだろうからな
[そう続けて言うが、それでもすぐ動かないのは、森に慣れているらしいアーベルとは違い、ナターリエを置いていくというのも気が引けていたからで、ただ束縛する気もなく
集会所に戻るなら共に戻るだろうが、一人でなにかしたいようだったら、素直に別れて*集会所に戻るだろう*]
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