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クーリェ、ニンジン、にがて。
ハーリ、セロリ、にがて。
カーラ、からい、にがて。
[別段他意無く呟いた。
きっちりと認識されました]
[視線が落ち着かないように見えるダーヴィッドにも、ちょっとじー、と視線向けてみてから]
いや、それ、どんな好奇心。
っつうか、そこまでするのか、流民って……。
[ゼルギウスに突っ込みをいれ。
遠い目で語られる過去話に、妙に感心したような声を上げてみたり]
─集会所・2階個室─
これでよし、と。
[集会所からしばらく戻れなさそうな事とお土産付きで帰るから心配しないで、という旨をしたためた手紙を手に、宙を仰ぎ見て]
えーと、出歩いちゃいけなかったんだっけ?
ま、自衛団のお兄さんに頼めば届けてくれるでしょ。
[手紙をひらひらとさせながら、階下に降りていく]
人参は栄養たっぷりなんですから、食べないと駄目ですよ?
ロミルダちゃんを見習わなくっちゃ。
[好き嫌いのあるらしき面々に目をやり、小首を傾げてみせる]
温くなっていたから、平気です。
御心配ありがとうございます、ダーヴさん。
[ダーヴィッドへと向ける口調は先程とは異なって、穏やかなもの]
でも、さすがに着替えて来ないと、かな。
[膝から下はすっかり濡れている。
タオルで拭っても、張り付く布は気持ち悪いもので]
[ダーヴィッドとは一瞬視線を交わし。
カルメンに肩の辺りを撫でられる]
いや、その。
残しちゃいけないから僕は取らないよ。うん。
[ユリアンの方は見ない。見れない]
僕は人参には嫌われてるし。
ノイマンさんも御心配感謝です。
でも、まずは目の前の敵を片付けるほうが先みたいですね。
[カルメンがクロエに手を伸ばすさまを見て、くすくすと笑う]
おー。すまんすまん。
だって俺その人の名前も容姿も知らないし。結局情報をあたるとそれしかなかったもんだからさぁ
[眉をハの字で目を潤ませても少し悪かったかと思いつつも、やっぱり悪びれた様子もなく]
ぇー。俺もう初めから判決は敗北決定?まあそうなってたらなんとかするさ。うん
[なんてひどいことにならなかったからか。気楽にいう]
[色々と、心のメモに記載しつつ。
食べれるですよ、というロミルダの言葉にそっか、と笑った]
ロミっ子は偉いな、うんうん。
「えらい、ねー」
[鸚鵡も一緒になって言っていたり。
ゲルダが睨んでいたのには気づいていたけれど。
今の空気を壊したくない、という思い他あれこれがあり、気づかぬふりで流しておいた]
食べやすいもの、ね。
おっけ。ちょっと待ってねー。
[さして量を食べるとは思えず。
食べやすいもの筆頭のサンドイッチとひじきを中心に取り分けて。
ついでに自分のものもまた別の皿に取り分け。
カルメンがクロエを撫でるようなら、その後で機を見てお皿を渡そうと]
ああ、ロミちゃんは人参食べれるんだ。凄いね。
[飛び交う会話の中から声を拾って、褒めておく]
もう。
エーリッヒ=クライバー先生です。
次からは、名前で呼んでくださいね?
[拗ねた素振りをしながら、ゼルギウスに返す。
名前以外を伝えることはしない。
先の涙は引っ込み、ユリアンに見せた不機嫌さも掻き消えて]
あは。
ロートスも、そう思うよねえ。
[同意する鸚鵡に向けて笑む]
─集会所・広間─
[階下に降り、控えていた自衛団員に声をかける。
やはり出歩くのは…と難色を示され内心ため息をつきつつ、必ず手紙は届ける、といわれれば笑顔で礼を言い。]
ん、なんか良い匂い?
って、あー…ご飯作ってもらっちゃったんだ。
なんか悪いなぁ。
野菜、おいしいですよー。
[嫌いだと挙げられる名前に、こてんと首を傾げる
ロミルダにも嫌いなものがないわけではないけれど]
えへへ。
[あちこちから褒められたらしいので、にこにこと笑った]
どんなっていうと具体的にいうとだな。水に流されて半月ぐらい誰にも会わなかったりしたとき…とかかな。
…流民ってあっちいったりこっちいったりと気楽そうに見えるだろうが、大変なんだよ。急に家族が増えたり。いつのまにかはぐれてたり
[突っ込みに答えつつも、なんだか間違った流民の印象を植え付ける。しかし当人にとっては本当であって、感心したような声には鷹揚に頷き]
…大変なことあったけど、そのおかげで助かったこともある
熱いうちじゃなくて良かった。
せ、セロリは食べられますからっ。
[笑うゲルダに、へにょりと下がった眉で抗議する]
…うん、食べよう。
僕の分はカルにあげるよ。
[何度も頷く。天使を見るようにカルメンを見た]
……ゲルダは何を慌ててるんだ?
[外でのことなど知らないからその様子は不思議に思えた。
そして料理を少し取り分けて食べ始める]
ん、やっぱちゃんとした料理は旨いわな。
[普段どんな食事かは先の話から知れるだろうが]
ただの御伽噺ならいいんだがな。
うん、作る側に行かなかったのは正解、だな。
[頷いて。
カルメンが呟くのと先程のユリアンの言葉に、今後の食事が不安になったとか]
ニンジンに嫌われてんのかよっ!
[こちらを見ないクロエに突っ込み一つ。
それから、やれやれ、と一つ息を吐く]
ま、無理にとは言わねぇけど。
気が向いたら、好かれる努力してみろよー。
ニンジンとオレンジのゼリー、俺の自信作だからさっ。
[カルメンの呟きが聞こえ、該当者二名を憐れんだ。
ちら、と、ユリアンの方を向いたなら視線が合ったので。
思わず、唇を舐めてから]
や、俺は好き嫌い無いからね。
その辺は安心してくれてよかですよ、ユリアンさん?
[ぐだぐだな口調に、敬称をつけて名前を呼んだ]
さて、と。
それでは、一端、失礼しますね。
皆様はどうぞ、ごゆっくり。
[ぺこりと一礼すると向きを変え]
あ、ローザさん。……お疲れ様です。
[含むもののある労いの台詞は、きっと、ゼルギウスの面倒を見ていたことに関して]
ふむ。知識が豊富で聡明で優しいらしい人は、エーリッヒさんっていうのか。
[ここまでくるとわざとと思われそうだが
名前だけで容姿がさっぱりじゃないかと内心思ってるため此度のは無自覚であって]
冷める前に食うか。ぁー…揃うまで待ったほうがいいんだっけ
[家庭内実力者…という態のブリジットをみつつ、とりあえず自分の分をととりわける。
釣った魚よりも野菜系が多いのは貴重さと胃の具合である]
ロミちゃんはきっと人参に好かれているんだね。
うん、良いことだよ。
[自分の分には香り和えと豆腐蒸し、ひじきをまず取り分ける]
ブリジットさんとユーリが作ってくれたんですよ。
[入ってきたローザに顔を向けた]
[クロエの言葉ににこにこと笑う。
それからダーヴィッドから取り分けてもらった皿を受け取って]
ありがと、ダーヴェ。
[膝の上に皿を乗せた]
[ゲルダの様子に、鸚鵡はこきゅり、と首傾げ。
それでも、その表情に何か思うところがあったか、くるる、と一鳴きして見送った]
それって、あの。
所謂、遭難?
[こちらはこちらで、ゼルギウスの話にぽかん、とした声を上げていたり]
はあ……大変なんだなあ。
[独りきりになった後、いっそ流民に、と自棄を起こしかけた自分を止めた師の気持ちが、妙にわかった]
……助かったこと……って?
家族が増えるのはともかく、はぐれるのはあんたのせーでしょーが。
でもま、何事も経験は大事よね。
[呆れ顔でゼルにツッコミ入れつつも、話の流れがよくわからないなりに同意できる部分には同意した]
ん?
ゲルダは…あー、いってらっしゃい?
アレなら食事取っとこうか?
…まぁ、慣れっこだから。
[ゲルダの姿を見て、着替えるのかな、と推測。続いた労いには、苦笑を返して。]
[視線が合った、ダーヴィッドの言葉。
蒼の瞳で、しばしじいい、と見つめた後]
ん、じゃあ。
デザートまで、残さず食えよ?
[にっこり、笑って。
それから、やって来たローザにや、と言いつつ手を振った]
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