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今日、何日だっけ?
[手首を見る。]
あれ、無いや…腕時計。
いつもしてたはずなのに。
[血色の悪い肌を不思議そうに撫ぜ、ついでに着ていたものにも気がつく。
普段着るはずのない、水色のゆったりした服。]
なにこれ…まるで入院患…
…あ。
[ようやく思い出した。
計測機器の首輪に手を触れて、夢じゃないことを確認する。]
[辺りを見回すと、いくつかの装置があいていて。]
おはよう。
…起こされたって事は、もうクスリ出来たの?
[話しかけながら寝台を降りる。
感覚の戻りきっていない足はうまく力が入らなくて、ぺたりと床に座り込んだ。]
[ゆっくりと、立ち上がる。慎重に。
足が歩くことを忘れている。
手先がまだ冷たい。]
――… これは、…何の冗談?
[咽喉が、声を思い出す。
確かめるように立ち上がり、
足を踏み出した。取り巻くは――いばら]
…… ――
[カプセルを支えにしながら、
倒れる様子は見せない。注意深く観察をするように
辺りを見回し、開かぬまま赤を燈すひとつへ、
視線を向けた。]
[突如遮られた眠りにむず痒げに眉を寄せると、
首に感じる違和感に手を伸ばして緩く引っ掻く。]
[そして気付く、これがいつもの目覚めとは違うことに。]
[響き渡るアラームが、聴き慣れた目覚ましとは違うことに。]
………ん……
[時間をかけて紺青の瞳が開かれると映し出された見慣れぬ天井、
覚醒したばかりの眸は、記憶を辿る。]
[何か。][何が。][何で。]
…んもぅ、まだ寝ぼけてるみたい。
[ぺしぺしとふくらはぎを叩いて、隣の装置を支えに立ち上がる。
点灯している赤いランプ。半開きの蓋。
どんな人が居るのか、と覗き込んで。]
…っ。
[息を呑む。苦悶の表情を浮かべた石膏の彫像。
否、それは…病に冒されたものの成れの果て。]
やっ、
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[思わず悲鳴を上げてあとずさった。]
[青灰簾石]
[アクリルなのかよくわからない、透明のケージカバーの向こう]
[瞬く]
何。
[何が起きたのかわからない]
[冷たい機械の中]
[膝を抱えていた手を持ち上げた]
[瞬く]
[開いた?]
[押し上げて、体を起こした]
[───頭が、痛い]
[うたかたのように浮かぶ、眠る直前の記憶。]
…" "…。
[確かに口にした言葉、唇がそれを形作ると]
[また悲鳴が聞こえ、今度は身を起こした。]
[続々と起き出す気配を感じながら、さて、どうするか、との思案に耽っていたものの。
唐突な悲鳴>>29は、その思索を半ば強引に断ち切った]
……やはり、俺の錯覚ではなかったか。
[今更のよな呟き。
かすみがちな視界の見せた錯覚か、という甘い思考が砕かれる]
……落ち着け。
大声を上げれば、それだけ、消耗するだろ。
起き抜けで、負担をかけるな。
…なんで、なんで?
どういうこと…???
[床には淡く塵が積もっていた。
まるで、暫らく手入れのされていないような状態に思える。]
ね、お医者様は? 看護士さんたちは…?
[おろおろと辺りを見回す。
冷凍睡眠装置から目覚める人々に不安そうに問う。]
[少女の視界は闇。その目に光を映すことはない。病ではなく先天性のもので、光のない世界が当たり前だった]
確か、そう。病にかかってここに居たの。
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう?
[突いた手を押すと、それは開いた。身体を起こして耳を澄ます。その目が開くことはない。
縁に手をかけて指で辿った場所に、自身の名前が刻まれていた。
Beatrice=Grey(ベアトリーチェ・グレイ)の文字。簡素な水色の服と不釣合いな首輪には02の数字があった]
[バンドに刻まれた数値を確かめる。]
Lv.3まで、もう少し、か。
[成長期に節々の痛みに悩まされたことだけはある、
長い四肢をぐっと伸ばした。
長い眠りの為だけでない、ずしりとした重さを腕に感じながら、
押しあける装置の扉。]
……これは。
[身を起こしたことで、広がる視界。
周囲の様子を確かめ、緑の眸を瞬いた。
あわてて装置から降りるのは、女性の悲鳴が聞こえたから。
降り立った、足に感じるのも砂のような重さ。]
…なぁにが、起きてる?
[それは悲鳴へ向けての言葉だったのか、
眸と同じ色の髪を緩く掻きながら、欠伸交じりの第一声。
覚醒したての紺青はまだ視点が定まりきらない。]
[だって、眠る前の記憶が確かならば。
そしてこれが夢ではないのならば。
本来なら聞こえてくるのは――歓声の筈なのだ。]
[口を押さえていたので、受け身を取れなくて。>>32声が聞こえた時には傾いだ右半身を強かに打ちつけていた。]
い……っ。
[誰かが叫び声を上げて注意を引きつけてくれたから、転んだ事に気づいた人が少ないかもしれないと期待しながら、倒れたまま、痛みが引くのを待った。]
砕けてる……?
[隣のカプセルへ、視線を向ける。]
…!!
[息を飲む。
其処に「ある」のはもはや人ではない。
口を手で覆って、辛うじて声は無く。
ただ、一歩だけ後ろへと退いた。
頚に巻かれた装置がやけに冷たく感じた。]
[押し上げる]
[結果的には、肩を使った]
[僅かだけど───関節が、軋みをあげている]
───どう、した。
[掠れた声]
[掻き消される]
[白い残骸。砂礫。砕けた]
[青灰]
[瞬く]
どう───なってる。
[この、悲鳴と結果の示す意味は]
なにが、ね。
その答えを的確に出せるものが、ここにいるとは、俺には思えんが。
[欠伸まじりの声>>38に、淡々とこんな言葉を返す]
……恐らく、アラートを出しているものは。
期待、できんだろ。
[諭した理由の何割かは、騒がれるのが苦手だから、というものもあったのだが、それは当人のみが知るところ。
ダメに、という言葉>>41に遠回しの同意をしながら、小さく息を吐いた]
……大丈夫ですか?
[かけた言葉は悲鳴を上げた女性にか、
倒れている女性にか。
コールドスリープの影響か、霞みかかった思考の所為で、
そこに起きている人々が知り合いだったとしても、
まだ思い出せないまま。]
起きれますか?
[叫んでいた女性が、誰かの言葉で落ち着いたのをみて、
倒れている女性に近づき手を差し出した。]
…… どういうことなの?
[震える手、握り締めて押さえつけるよう。
あちらこちらからぽつりぽつりと声がする。]
……、 居ない…
[誰が とは口にしないまま呟き。]
…ミスター・ハインリヒ
貴方も 起きましたの。
[何処か間延びしたような声に聞き覚え。
いつだったかの対面ぶりか。声を掛けた。]
[差し出された手>>44、病気故普段は血色が良くはない顔色が赤くなり、きゅっと唇を噛み、右手を庇いながら自分で身をおこした。]
……大丈夫。ありがとう。
[そう言って頷いた。]
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