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[扉の前に寄りかかるようにして佇んだまま、僅かに笑みを浮かべる]
今は外に出ない方がいいと思うぜ。なんとなく、そんな気がするんだ。
探偵の勘ってやつだな。
予感、ですか?
それは、過去の研究から得た物でもあるのですか?
[様子を、と言うエーリッヒに不安は感じたけれど]
そう…ですね。
どこか、何かおかしい感じはします……。
[手を挙げるのが見えた。
別段、不自然な仕草とも思わなかったから、追求はせずに]
もうすぐ19ですよ。
[続いた言葉には肩を竦める]
だから、手当てはして貰ったんですし、平気ですって。
……なんで、腕の怪我で薬を飲まないといけないんですか。
[付き合っていたら、本当に風邪を引きそうだ。
それに、どこか、嫌な感じがした。彼に対してか、他のものかは、わからない。
くるりと向きを変えて、扉に手をかける]
[みんなが唖然としている。
自分もその一人だった。しかし、ハインリヒが止めているにも関わらず、消えかけていた不安が鎌首を擡げ、それにあわせるように外へと続く扉にふらふらと近づいていき――。
ドアノブに手をかけた]
[伸ばした手は、大きな手に止められた]
…兄様?
だって、父様だけがここにいない。
探しに行かないと…!
[過去の再現。
本当はあの時出ようとしたのは姉だったけれど]
[どこどう走ったのかとか、その間に何があったとか。
覚えていられる明確な意識はどこにもなかった。
ただ、夢中になって、走って、駆けて。
息が切れて、立ち止まって。
目の前にあるモノが一瞬何だかわからなくて]
……あれ?
[ぽかん、と。
本当に惚けた声が、零れ落ちた]
で、でも。
[ハインリヒに遮られ。]
外、誰かいるかも…。
[彼の笑みにも、不安は拭い去れない。]
[だがすぐ隣に居たイレーネの様子が、ハインリヒすらすり抜け外へと出ようとする彼女が、どこか、様子がおかしい気がして。][外へ出ようとする意識は一旦、薄れる。]
ちょっと待ちなさいって…!
ああもう、まったくユリアン君は意地っ張りですね。
[あわてて後を追う]
[奇跡的に何も落とさなかった]
[…それは本当に奇跡なのか]
こら、ユリアン君
[と、廊下に出るとさすがに他の騒ぎもわかる]
[しかし今はどちらが重要か]
…アーベル君や、リディ君に言いつけますよ?
[遠吠えは数を増し、イレーネの表情にはどこか尋常ではないものが感じられる]
嬢ちゃん……イレーネ!
[身上書の中にあった名を思い出して呼んだ。]
落ち着け、ここがどこか判るか?
[それでも耳が拾うのは、宴に沸き立つ獣達の声。
窓の外を走っていく、大きな背中に気がついて。]
俺も行く!
[傍観者に袖を通すのももどかしく、出ていこうとして立ちふさがる男。
…師匠と同じ銘柄の煙草の匂い。]
心得もあるし、武器も帯びてる。
何より、外にも人居るんすから!
[そこを通せと、押しのけようとする。]
…イレーネさん?
待って、今は違うの。
[一瞬、過去を思い出したのかと思い、だけど微妙な齟齬に気付く]
今は外に出てはだめ。ね?
[説得は、通じるかどうか判らない]
[男はイレーネを押しとどめようとして、ミハエルの動きに対応するのは遅れた]
待て!出るな!
[止める声だけは届いただろうか?]
大丈夫だよ、レーネ。
…俺が見つけてくる。
[何故か唐突にこぼれた言葉。
…そんなことをいつか言ったような気がしなくもなくて。]
[アマンダが言った声は届いたが、見渡す光景は返事を返すどころではなくなっていた
血を散らせて雪の白を赤で染めている自衛団員と、それに群がる狼
血の臭いと獣臭に否が応でも精神が昂ぶるのは傭兵の性か。
倒れている自衛団員の中で生きてるものはいない。だからといって放置する気もなかったが]
アーベルか…って待てっ!
[その光景を見て錯乱でもしたのかただ走るアーベルにはその声は届かなかったのか、認識できなかったのか
死体を喰らう狼を放置しておく気はなかったが、だが死者よりも生者のほうが重要と判断して、木箱から、いつでも武器が取り出せるようにして後を追った]
……何、これ……。
[問うた所で、答えなんて出るわけない]
……じーさん?
[呼んでみた、けれど。
白の上に伏したひとは、答えない。
否、答えられる訳はない、だろうか。
喉が真紅に染まって、抉れているのだから、声の出しようはないだろう]
どうしてそこで、二人の名前が出るんですか。
保護者じゃないんだから。
[が、本当に報告されたら、何かしら言われるのは目に見えていた]
……普段は普通に見えてるんだから大丈夫です。
[普段、が何かまでは言わなかった。
振り返らずに簡潔に述べて、来たときのように走りはせず、けれど早足に、広間へと向かった]
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