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うん、まずはおめでとう。
慣れない魔法を使ったあとはまず休息!
[ローザに続いて拍手を送る。
それから上着を脱いで、ぐったり中のゲルダへかけた。
深呼吸。]
えーとゼル、の、飲むか?
[腕を出してみた]
ですねー。何にもないよりマシだろうし。お腹空いたら誰か来るだろうし。
あ、手伝います!
[と言いながら、ボルシチの作り方は知らないので、切ったり材料探したり、ついでに干し肉とかドライフルーツとか見つけて失敬しながらお手伝い。
えらい量作った気がするが、後にイヴァンがけっこう食べたので差し引きこんなもんかと思うことになるのだが。
ついでに自分もあったかいうちにと、出来た料理を頂いた。はふはふ。]
[食事中、ふと頭のうえのもさーんがむくっと起き上がり、ころころと動いて背中まで降りてきて食事の手を止めた。]
え、何ピノ君?
気をつけてねってどゆこと?
[頭の上のふわもこの声をひろって、きょとん。
相変わらず難解なふわもこのテレパシーをむーっと難しい顔で聞いている。]
ええと…。
「原因出さないと、もっと危ないかも?
自分たちでもやるけど、ごめんね?」
え。ごめんって何?ピノくーん!
[頭の上のふわもこは、それだけ言って寝たっぽい。がくり。]
? ???
[はてなが頭の上にいくつも浮かぶ。
けれど、答えてくれる人は誰もいない。
そりゃ、疑問だってきっとわからないもの。]
[ピノ君はもう何も言わないもんだから。ゆっくりまったり食事再開。
ボルシチとか初めて食べたけど美味しいなぁとか思いながら、作った人をあらためて見る。
ふと彼のお母さんのこととか、色々聞きたくもなったが、我慢した。
見たり考えたりしてちょっと胸が痛いのは、自分とこの母親を思い出したからだ。
何にも言わずに黙々と、美味しいボルシチをお腹に収めていく。
まぁそんな事やってたもんだから。巨大なふわもこにギュンターが押しつぶされたりとかいう事を知るのは、暫く後に*なるわけですが。*]
[けれど、どうしたことでしょう。
人の姿のときよりずっと速い歩みで、
あちこちをまわってみようとしているのに、
どうしてか別の方向に引っぱられる感じがするのです。]
‥‥‥‥‥?
[くきっ と首が傾いて ひときわ大きなはてな。]
あ、ありがと……。
これでも、こっち出てきてから大分体力ついたんだけどなぁ。
[クッションと一緒にもらった苦言にむう、と口を尖らせ。
上着をかけられたなら、一瞬きょとり、と]
あ、ありがとうございますー。
[きょとーん、としつつ、意を決したように献血志願するウェンデルとゼルギウスの掛け合いを見やり。
それから、ふと思い出したように]
……そういえば、いない連中、どこ行ったの?
[今更のようにローザに聞いてみた]
そっか、食堂の確保に……そういや、あたしもクッキーしか食べてないや。
[それじゃ力も出やしません。
なんか食べに行った方がいいかなあ、と思ったその矢先]
[すっぱーーーーーーーーーん]
[いい音と共に、後頭部に衝撃がはいりました]
いったあ……って、ちょっと、何よっ!?
[振り返った先には、白金の龍のゆらゆら尻尾]
グリューヴルム……?
あれ、アーデル姐さんは……って、なんであたしが殴られるのよーっ!
「自分の胸によおく問いただしなさい、ゲルダ=カッツェンアウゲ?」
[思わず文句言った直後に、当の寮母の声が聞こえ。
一歩遅れて、その場に現れる金髪碧眼美人の姿]
自分の胸に……って?
[きょと、と瞬き。
思い当たる節は、さっきのディメンジョン・トラップくらいなのだが。
冷や汗じわり]
[冷や汗に気づいたのか、寮母はにっこり笑いました。
そりゃもういい笑顔。
それに、返す言葉もなく固まっているのを他所に、アーデルハイドはぐるりと談話室内を見回し(ゼルギウスにもいい笑顔はむいた。かも知れない)。
寮とその周辺が強固な結界に閉ざされている事やら、ふわふわの突然の増殖が、なんらかの魔力波動の影響によるとか、その辺りを簡単に説明して]
「もしかしたら、ここにいる誰かがそのコアなのかも知れないけど、はっきりしない。外部干渉の線もまだ消えてないし。
用務員のギュンターさんも色々と調べててくれたんだけど、さっきから連絡取れないのよね。
とにかく、私はもう少しそこらを調べてくるから……おとなしくしてらっしゃいね?」
[そんな言葉とにっこり笑顔を残して、寮母とその相方は再び空間転移。
籠の中の浅黄緑がちょっと反応したかも知れない]
……結界……アーデル姐さんの転移でもでれないのかあ……。
[それってどんだけよ、とか思いつつ。
白金の龍に一閃された辺りをさすって、うー、とか*唸ってみたり*]
[風の精霊は自分達が面白い話を中心に運んでくる。
なのでペンギンやドワーフより、雷が真っ先に伝わった]
そ。だから今は談話室に近づかない方がいいよ。
雷が落っこちそうだから。
[ライヒアルトとベッティの反応に小さな肩を竦める。
するとイヴァンがふわふわから出てきてのでビックリした]
あわわ、そこにも居たんだ。
大丈夫?
[どう見ても大丈夫そうな様子にテーブルの上で足をパタパタ]
[窓際のテーブルに座ると外で風の精霊の噂も聞こえる。
適時、追加情報を摘みながら奮闘を見てた。
せめて背の高さより減らないと手伝いも出来ない。
こういう時、背の小さい種族は役立たず]
ま、皆イロイロあるもんさ。
[ベッティとライヒアルトの異界に関する話には短い言葉。
この学院に長く在籍するほど本当にイロイロ見聞きする。
なので余計な口は挟まず、テープルからぴょんと飛び降りる。
ラストスパート頃には自力で立てる量に減ってるので参戦]
[出て行くライヒアルトを見送って、残りふわふわの掃除完了]
あ、料理するなら手伝うよ。
お腹すいた。
[イヴァンの料理の作り方は知らないから下準備だけ手伝う。
ウエストポーチからナイフ出して野菜の皮クルクル。
出来上がったボルシチに剥いた洋梨をデザートに添えた。
お腹いっぱい、けれど量減らしには役立たない程度食べた頃]
…え、ホント?
ううん、疑ってるんじゃないよ。
もっと詳しく教えて!
[風の精霊達が一斉にギュンターが押し潰されたとか大騒ぎ。
中にはペンギンに拘ってるのもいたけど声の大きさが違った]
大変だ、用務員さんが潰されちゃったって!
寮母さんに知らせてくる!
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