100 緋くさざめく月光海
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― 集会所/外 ―
……ん、あぁ。
俺に手伝えることなら?
[エーリッヒ>>38に、ニヤリ、と笑みを向けて。]
……力になれんで、悪かったな。
[ブリジットを運ぶため、近くへと寄った際に、命を落とした女性に声を掛けて。]
……地下へ行くか。
[深い息を吐きながら、そ、と亡骸を抱き上げる。]
ヘルムート、一回風呂に入って胃に何かしら入れておけ。
[能力を持つ青年に、そう声を掛けて、地下へと向かう。
怪我をしているエーリッヒを気遣いながら、になるだろうが。]
(41) 2016/08/11(Thu) 21:13:34
神父 クレメンスは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 21:18:13
─ 外→地下へ ─
…年長なんだから、言われる前に動いて欲しかったけどな?
[手伝えることなら、と笑みを向けてくるクレメンス>>41に、笑みを返しながらも若干呆れた色が乗った声を返す。
それはまるで馴染みの者へと向けるような言葉。
ブリジットへとかける声には何も言わず、手を借りてシーツに包まれたブリジットを地下へ。
クレメンスの気遣いなのか、こちらへの負担は少なく、エーリッヒは主に扉の開閉を担当することになる]
(42) 2016/08/11(Thu) 21:31:09
なぁ、神父様。
今回のことどう思う?
ウェンデル君がブリジットさんを人狼だって言ったこと。
誰かを人狼だと言われても容易には信じられないって言ってたはずのヘルムートさんの行動。
ウェンデル君は見出す者なのかも知れないけど、ヘルムートさんの行動は言葉と矛盾するよね。
[地下への道すがら、クレメンスにそう問いかけてみた。
ヘルムートの言動について、その話が出た時に不在だったことを指摘されるなら、カヤから聞いたと正直に言う]
この辺は後で本人にも聞く心算だけどさ。
何かすっきりしないんだ。
(43) 2016/08/11(Thu) 21:31:15
― 外から地下へ ―
基本的に怠惰なんでな。
[エーリッヒの軽口>>42に軽く返したものの。
エーリッヒの言葉に滲んだものに、少し訝しげに首を傾げながらも深くは突っ込まずに。]
(44) 2016/08/11(Thu) 21:56:25
─ 集会場・外 ─
……そうか。
[問いに返る言葉。>>36
それに、小さく息を吐いた]
私と君では。
……みえるいろが、異なる、という事になるな、それでは。
私には、狼の魂のいろは見えなんだ。
[淡々と、自らの視たものを告げた後。
向けられた問い>>39に、深紫を細めた]
(45) 2016/08/11(Thu) 22:13:34
……さて、わからんな。
伝承には、そこまで詳しく記されたものはなく。
その一端である先祖も、その辺りを詳しく残してはいなかった。
何より、己が身に準えて考える事ができぬ以上、推測も難しい。
[緩く腕を組み、そこまでは淡々と告げて]
……痛みなど知らん……とは、言うつもりもないが。
だからと言って、容易く相容れるのも難しいところだな。
[は、と一際大きく息を吐いた後、僅かに緩めた口調でさらりと告げる]
(46) 2016/08/11(Thu) 22:13:40
……ああ。
申し訳ない、いただいておく。
[呼びかける声>>34に、深紫は一度瞬いて。
僅かな空白を経て、首肯を返した]
わかっている。
[後で話を、というエーリッヒと、休息を促すクレメンス>>41、双方に返し。
ブリジットの亡骸が運ばれるのを見送った後、深紫は再び少年へと向かい]
……さて。
この状況で、君は何を、望む?
[投げかけたのは、どこか曖昧な問い、一つ]
(47) 2016/08/11(Thu) 22:13:44
音楽家 ヘルムートは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 22:15:23
ああ、あいつは――その話、誰から聞いた?
[地下への道すがらの、エーリッヒの疑問>>43に、眉間に深いしわが寄り。
カヤから聞いたと聞けば、小さくため息を吐いて。]
……ある程度、情報共有が必要とはいえ。
カルルのお喋りも困ったもんだが、な。
[大分、呆れたように口にして。]
……あいつ――ヘルムートは今回、一番の損を被る立場だよ。
……こうでもしなきゃ、分からない事がある。
やだねぇ、こういう時になんの力にもなれん、おっさんってのは。
[やれやれ、とばかりに首を左右に振り。]
(48) 2016/08/11(Thu) 22:19:53
……ただどうもウェンデルとヘルムートが見えた物は、
違うような気がする。
[男の位置からはウェンデルとヘルムートの会話と細かい様子は分からなかったけれど。
人狼を見つけた、という感じではなかった気がした。*]
(49) 2016/08/11(Thu) 22:20:29
神父 クレメンスは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 22:21:33
─ 大浴場→二階 客室 ─
[>>2:114女の顔を見たカヤの表情の変化には気付かない振りをした。
仮にカヤ以外にも見られたとしても、素面に突っ込むのは非礼と弁えている人ばかりだろう。
けれど、情報通をきどる青年に見られたら厄介そうだと、カヤに手を振り早々に部屋へと引き上げた。
だから、自分が立ち去った後にカヤの前に現れた少年の宣言も知る由は無く。
少年の言葉を聞いた音楽家がどんな行動を取って、半ば馴染み客の小説家がどうなったかも、知るのは全て為された後になる]
(50) 2016/08/11(Thu) 22:23:35
─ 二階 客室 ─
…やっぱり、酷い顔ねぇ。
[部屋に入ると、何よりも先ず鏡の前に座って呟くのは自衛団長の元に訪れる前に零したと同じ呟き。
眉を寄せ息を一つ吐いた後、いつも通りの化粧を施す。
見目良く見せる為ではなく、年相応の素顔を隠す為に化粧をするようになったのは、この村に来る少し前からだ]
(51) 2016/08/11(Thu) 22:27:09
[女は、年若くして母となり。
年若い故に、子を奪われた過去がある。
母と名乗ることも、子に会うことも許されず。
己の生きる支えを失い、けれど自ら命を絶つことは許せなかったから、代わりに自分自身を捨てようと決めた。
それまでの自分を知る人達から離れ、足が付かぬ様に手を尽くし。
見目まで変えれば、連れ戻される可能性は更に減るだろうと派手で年嵩に見える化粧をする様になった。
思えばこの過去が、女に勘違いを起こさせたのだろう。
この集会場で出会ったあの少年と、女が産んだ子の年が同じだったから。
女が子と離れ離れになった年と、彼が村を離れた年が同じなんて思い込んだりしたのだろう]
(52) 2016/08/11(Thu) 22:28:15
[最も同じなのは年だけで、見目も性別も子と少年が重なる部分は無いのだが]
……重ねて見る方が、悪いのにね。
[娘と同じ年で、陰惨な光景を目にしたあの子が心配で。
どうしても心から離れなかった。
その結果が自分に齎したもの、身の内から心の芯までを酷く苛み今も尚増していくばかりのそれに、ふっと一瞬意識が遠のく。
意識を失えば、また何か見えるだろうか。
刹那沸きあがったのは「視なくてはいけない」という強迫観念。
少年を案じ、視えたものを告げても良いだろうか。
そんな相手を無意識に思い浮かべたのと、意識を手放したのはほぼ同時。
数分程経って意識を取り戻した後、部屋の外へと出ていった頃にはもう事態の収拾に入った頃だろうか。
ともあれ、まだ何も気付いていない女は誰か居るだろうかと階下へ向かった*]
(53) 2016/08/11(Thu) 22:31:23
─ 地下へ ─
[>>44 こういう性格だというのは分かっていたのだが、言わずにいられなかったのだから仕方が無い。
訝しがられてることには気付いていない、と言うよりは気にしておらず、歩きながら問いに返る言葉>>48を聞いた]
…一番損を被る立場?
それって、
[こうでもしなきゃ分からないことがある。
その言葉が何を意味するのかを悟り、はきと口に出来ず言葉を止めた]
そっか……そう言うことか。
[自らの手で為した理由はそこにあったらしい。
それならば、とヘルムートの行動にも合点がいったが、続いた言葉>>49に目を瞠ることになる。
それは丁度、地下へと辿り着いた頃]
(54) 2016/08/11(Thu) 22:37:26
…もし、違うんだとしたら。
どちらかは嘘をついてる、ってことだよね。
…………、
[地下の倉庫前、扉を開いた状態で少し考え込む。
倉庫の中にはこれまでに襲われた者達が並べられ、陰鬱な雰囲気を漂わせている]
…考えるのは後だ。
先ずは彼らの話を聞こう。
[推測だけでは真実に辿り着けない。
クレメンスにブリジットを安置するよう促し、それが終われば扉を閉めて1階へ戻ろうとする]
(55) 2016/08/11(Thu) 22:37:35
酒場の主 ヘルガは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 22:38:26
音楽家 ヘルムートは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 22:42:20
酒場の主 ヘルガは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 22:44:48
[見えている色が違う、そう告げるヘルムートの言葉は>>45少年には予測済のものだった。驚いてみせる演技もやろうと思えば出来ただろうけれど、多分、それは意味が無い。]
......そうですか。
でも、僕は前言を撤回する気はありません。
ブリジットさんは人狼だった。
それが、僕の真実です。
[引き下がる事も諦める事もしない、出来ない。賽はもう、投げられてしまったのだから]
(56) 2016/08/11(Thu) 22:45:07
[ヘルムートもまた揺るがない。少年を厭う様子も見えないのが少し意外ではあったけれど]
僕は......
[何を望むかと、どこまでも静かな声が問う>>47吸い込まれるような深紫は、やはり美しくて......その美しさが辛いとでも言うように、少年は初めて彼から目を逸らし、まだ荒れて暗いいろの海へと視線を向けた]
僕は、ここから出たい。
[閉ざされた、この場所から、と、絶望の色を瞳に浮かべ、呟いた*]
(57) 2016/08/11(Thu) 22:51:58
― 地下へ ―
[エーリッヒの中で合点がいった>>54らしく、男は小さく肩を竦めるだけに留める。]
……そうだな。
自分たちの中だけで考えると、考えが固まってしまう。
[そ、とブリジットを床へ横たえると、エーリッヒと共に一階へと戻ろうと。]
(58) 2016/08/11(Thu) 22:59:22
─ 集会場・外 ─
ならば、私も私の真実を貫こう。
……元より、下がる事の赦されぬ道なのでね。
[引かぬ覚悟>>56に返すは同じく引かぬ宣。
人狼が生きるために殺めるというなら、こちらもまた、生きるために──識るために殺める立場。
ある意味では似た者、と思うが故にその行いを蔑む心算はない。
見方を変えれば、こちらの方がよっぽど残忍とも言える。
故にヴィアベルの家では小夜啼鳥の囀りは秘され、伝承は『所詮お伽噺』という言葉で扱われて来た]
(59) 2016/08/11(Thu) 23:09:39
……そうか。
[外に出たい、と。
絶望に瞳を染めて呟く少年>>57に、僅かに目を伏せる]
血が流れる前であれば、それを認めるも吝かではなかったのだがな。
今の状況では……それを容易く容認は、できんのだよな。
[因果な事だ、と。
吐き捨てる声には、どこかぼやくような響きがあった。*]
(60) 2016/08/11(Thu) 23:09:44
─ →1階 ─
[クレメンスと共に1階へと戻り、ヘルムート達の姿を探す。
その頃にはヘルガ>>53も姿を現していたか。
大丈夫かと声をかけつつ、意識は件の2人へと]
ひとまず中に入ろう。
それと、一休みは必要かい?
話を聞くのはそれからでも構わないけど。
話せるようになったら広間に来て欲しい。
[そう告げて、場所を変えるべく一足先に広間へ]
(61) 2016/08/11(Thu) 23:19:17
画商 エーリッヒは、メモを貼った。
2016/08/11(Thu) 23:21:05
そうでしょうね。
[ヘルムートの言葉に>>60少年は一度目を伏せて、振り返る]
僕、もう一つ、望みがあるんです。
[見つめる薄茶の瞳からは、恐れや絶望の色は隠れて]
ヴィアベルさん、後で鎮魂歌の伴奏をしていただけませんか?
亡くなった人達のために、歌いたいんです。
[先夜のヘルガのような美しい歌声は、少年には紡げない。けれど、一度だけでもいいから、共に音色を奏でたいのだ、と.........そこに浮かぶのは広間で最初にヘルムートに声をかけた時と同じ、憧れの光*]
(62) 2016/08/11(Thu) 23:21:51
─ 集会場・外 ─
もう一つ……?
[振り返った少年の、薄茶からは先には見えたいろは見えず。
続けられたその望み>>62に、深紫は数度瞬いた]
……ああ。
それを拒む理由は、私にはないな。
[向けられる瞳に宿る光に、ふ、と滲むのは苦笑。
恐らく、互いの命を天秤に乗せ合っている状況だというのに、と。
そんな呆れめいたものが過るものの、それを抑えて返すのは肯定の言葉、ひとつ]
(63) 2016/08/11(Thu) 23:39:56
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