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琉璃兄、はい。
[グラスに注いできた水を琉璃に差し出して]
…お茶も、淹れ直した方がいいかな。
外に出ちゃった人、冷えて帰ってくるだろうし。
[もう一つの予想は、今は押し殺して]
見て、ない?
・・・ダレも?
[裕樹の言葉に動きを止める。
あれだけの死体を見た後では、最悪の想像は難くない。
ややあって、・・・頷いた。]
/中/
まぁ、誰だっていきなり死にたかない。
俺だってそうだった。
…けど俺は結構死んでいいキャラだな…。
生き残ったらそこで味を出すけど、死んだら死んだでそのとき死んても問題無い、というか。
中身的には、不完全燃焼だが。
[頷く玲にん、と頷きを返して。
慌しく出入りする者たちを見回す。
琉璃の側に、榛名がついている様子に、そちらは任せて大丈夫か、と思い]
……とりあえず、ここにいる面々は無事、と。
[小さく息を吐いて。孝博と小百合のやり取りに、ふと、窓の外をみやった]
親父や伯父貴は……大丈夫、かね。
[謝る琉璃にふるりと横に首を振って]
お互い様、だよ。
琉璃も、私のこと、心配してくれた、し。
それに、私が、そうしたい、から、してる、の。
[いつもは言われる立場に居た言葉。それを琉璃に向け、にこりと笑んだ]
[人が倒れる音。
自分も晴美も足が自然と速くなり、近づけば意識を失っているような利吉と、困ったような笑みを浮かべる涼がいて]
無事…なようですね。よかった。
戻りましょう。いいですよね?
[飛び出していった涼に問いかける]
多分櫻木の奥院で。
支えていると…思う…けど……。
[史人の疑問にはそう答えて。
だが確証は無いから、語尾は萎んだ]
櫻木には、まだ他にも人、居たし…。
[それも西行院の状態を聞けば途切れるか]
/中/
ハルヒコは…確かにまだ死ぬキャラじゃないよなぁ…。
良し悪しにせよとにかくもう少しアクが出てからじゃないと死にがい・殺しがいのないというか。
俺が殺すかな。
ハイ。
・・・大丈夫、ッスよね?
まさか親父が、あんな、・・・
[頷きながらも、不安げに。
そわそわと窓の外を見遣るのは、コダマも同じく。]
あ
[ぎゅっとしたまま、首を横に振る。]
だめ、えと、先に戻ってて。
私は、おばーちゃん、見てこないと。
でも、りきっちゃんを、……
はっちゃん、お願いしても、いい?
ありがとう、玲。
[水を受け取り一口で飲み干し]
ふぅ…。
心配かけてごめん。
うん、大丈夫、強く生きないとだね。
ボクたちは、
まだ生きてる。
…玲ちゃんからの説明があるなら、探しに行くのはもう少し……。
いや、逆にすぐに行ってきた方が良いのかな?
[肉親の生死が分からないまま耐えるのは辛いだろうと]
屋内なら、声も届くし。2階の部屋とか、裏口なら…。
[榛名とは今日はいつもと逆の立場になり]
そうだね、ありがとう。
いつも自分で言っておきながら…、
これじゃこれからは榛名のこと、あまりいえないかな?
[これからという言葉にはかすかにだけ力がこもっていたかもしれない]
そっか、奥の院に……。
[支えている、という言葉に一つ息を吐き。
聡から伝え聞いた西行院の様子に、表情を険しくするものの]
……大丈夫だ、玲。
仮にも家の親父と櫻木の伯父貴が、そう簡単に押し切られる訳、ねぇよ。
[静かに言いつつ、力づけるよに、肩に向けて手を伸ばす]
/中/
死ぬキャラだとは思っていたけど、したかったことがいくつかあってねぇ。
家の古文書漁ったり。
はるちぃちゃん呼ばわりされて、孝博殺し掛けたり。
あとは、もうちょっと色々と不敵に格好いいこと言いたかったな。
……と、愚痴はここまで。
墓下なりにがんばって動こう、うん。
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