情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[クロエに水を渡されても感謝の言葉が何とか紡げただけ。
それを一気に呷るとゆると立ち上がり青年は一度部屋に戻る。
荷物の中から何やら取り出し再び食堂のゼルギウスの傍へ]
――…ちゃんとメシ食ってからにしろよ。
あと、時間をみつけて診せに来い。
[小声で囁き、テーブルの下のゼルギウスの膝に
彼が望んだ内服薬の痛みどめを置いた]
どうして、ブリジットが襲われたの。
なんで、私の目は、生きてる人に使えないの。
そしたら、ブリジットは、死ななくて済んだかもしれないのに。
[どうして、と。繰り返し小さく呟いて胸に沸くのは、自身を責める言の葉。
誰かが犠牲にならなければ使えない瞳を、悔やむ言の葉。]
…あんなこと思ったから、罰が当たったの…かな。
[だとしたら。
ブリジットが死んだのは自分のせいかと。
そんなことを思う。
そうでないことは解っていても、行き場のない思いはどうすることもできず。]
[ユリアンが自分のことを「ジットちゃん」と呼ぶのに、ハッと笑うと、]
…………ああ、そうか。昔はそんな呼ばれ方もしていたか。
[そう言って、スッと目を細める。]
[そのまま、言葉少なに食事を終えて。一つ、息を吐いて立ち上がる]
……なんか、今んなって、どっと疲れたかも……少し、休むわ。
[疲れの理由は、呪によるものとわかっているから、少し眠ればいいのはわかっていた。
案ずるように鳴いて腕に止まる蒼鷹を、軽く、撫でて。
自室に戻ると、文字通り糸が切れるようにベッドに倒れこんで、意識を手放した**]
[厨房でぱりんと皿が割れる音を聞き、席から様子を覗い。
クロエ達の様子を想うと肩を落とす仕種。
娘自身も悲しくない訳もないが、二人の事を想うとそうは行かなくて。
押し黙りイレーネに大丈夫だと云われれば、
淡く口許だけ笑みを作り。]
―――…ン
…手首は、痛まないのだよ
でも少し、痕が残ってしまうかもしれない、かな
[手首の処置に触れながらライヒアルトに応え。]
脚の方もだいぶ良くなった所だね
―――でも、こんな傷よりも、クロエ達の方が、
もっとずっと、痛い、よ
[へなりと泣きそうな顔になり]
……かなしいも、つらいも、
皆抱えちゃうから…クロエを本当の意味で支えて呉れる人が居たら好いなと想うのだよ
やっぱり僕、男の子じゃないから駄目だね
痛まないなら良かった。
痕、か……。
消えると良いんだけど、な。
[処置が拙かったかと微かに柳眉を寄せ
ゲルダの手首へと視線を向けた]
――…痛いのはお前さんもだろ。
大事に想う者を支えるのに男だからとか女だからとか
そんなの関係ないと思うが……。
[やれやれと肩を竦め慰めようとゲルダの頭に手を伸ばす]
心配なら見にいけばいいだろうに。
――…迎えに行ってやるから
戻ってきたらちゃんと話すと良い。
[そう言い残して青年は少し遅れて外に出た]
……ブリジットが聞いてたら、また怒られちゃうかな。
[顔を伏せたまま、自衛団詰め所でこの目のことを告白した時のことを思い出す。
あの時ブリジットが言ってくれた言葉は、この胸にしっかりとした温かさをくれた。
無論、皆の言葉それぞれが今の自分を支えてくれているのだけれど。
それらを一つ一つ思い返していた最中、ふと顔をあげた。]
……そう、いえば。
[宿屋に戻ってからこの目のことを告げた時のアーベルからの囁き。
あれは、まるで自分にも力があるような口ぶりだった。
伝承については御伽噺程度にしか知りはしないが、自分の力以外では確かあと二つあったはずで。]
ベル兄に、聞いてみようかな…
[答えてはもらえないかもしれないけれど、もしかしたら。
これ以上誰かが犠牲になる前に人狼を止められるかもしれないと。]
[そう考えたものの、すぐに思い出す。
人狼、すなわちブリジットや自衛団長を襲った者があの中にいると。
それが誰であっても、きっと自分は辛い。
他の皆もそうだろう。
仮にアーベルが何らかの力を持っていたとして、既に辛さを抱えていたら。
そう考えると、問うことは躊躇われ。
結局、また顔を伏せ、足を抱えた。]
……どうしたら、いいんだろ…
[ミハエルの時は別荘が見える湖畔に居た。
クロエも家に戻っているだろうか。
他に思いつかぬ青年の足は洗濯小屋へと向かう]
――……。
[暫く駆ければ足を抱える人影>>43が見えた]
なーにが、どうしたら、なんだよ。
……済まなかったな。
辛いこと、思い出させた。
[歩み寄り隣に立って謝罪の言葉を紡ぐ]
…消えなかったらクロエに心配されちゃう
[寄せられた視線に擽ったそうに微笑んで。]
そうかな、でもね、
女の子と一番仲良くできるのは男の子なのだよ
[ぽふりと頭を撫ぜられながら、わと声を上げて。]
……うん、行きたいけど、
僕にちゃんと話して呉れるの、かな
そうだと好いけど…
[外に出る青年を見ながら、自分も立ち上がり
どうしようかとして。追いかけたかったけれど、
結局は扉の前で立ち尽くして。]
─宿屋/食堂─
[やがて食堂にアーベル、ユリアンとカルメンの姿も見えただろうか。
ユリアンに、またいつもの何か言いたげな眼差しを送るも、結局なにも謂わなかったのは、それが無駄になることを識っていたから。
彼らの登場の後、クロエが表情を変え厨房へと行くを紅は見る。]
何者よりも護りたい存在、か……―――
[自分のようにはっきりとそれが見えぬものは、何を選ぶのだろうと。
ゲルダが零した言葉をなどる。
と、厨房で食器の割れる音がした。
べッティだろうか、と思えば、彼女は友達よりアーベルを選ぶのだろうか?と取りとめもなく思う。]
ふははははは!!
どうした人狼、その程度か!?
自慢の牙も爪も折れたぞ、他愛もない
ふ、冥途の土産に教えてやろう
貴様の父親を屠ったのは私だ!
歯噛みして死ぬがいい!
きええーーー!!
[幾つかの会話を交わした後、クロエが風に当たりに出て行くのを、また紅は無意識に追った。その間のスプーンを口に運ぶ動きは酷く緩慢で]
あ、ごめん。ありがとう。
[ふっと気がつけば、膝の上に痛みどめが乗っていた。
深緑を見詰め、小さく礼を向ける。]
…、……―――。
[ちろっと妻を伺えば、明らかに夫の健康に対する不安が見てとれて、それ以上の不安を与えぬよう食を進め始める。
咀嚼しながら、アーベルが去るを見、ライヒアルトがゲルダを慰めクロエを迎えにいくを見、裡でどうやって妻にとがめられずに薬を呑むか算段を重ねていた。]
ふぇ?
[顔を伏せていたところに聞こえた声に、素っ頓狂な声をあげて。
慌てて顔をあげるとライヒアルトの姿があり。
謝られれば、ううん、と首を振って笑みを作った。]
大丈夫。
ごめんね、変な心配かけちゃって。
それよりライ兄、ゼル兄のこと診てきたの?
あ、ゲルダとベッティの手当て、今日はもう湿布取り替えてくれた?
私はもうちょっとのんびりしてくから、ライ兄は早く戻ってあげて。
[そういって問いかけ、宿に残っている人たちのことを思う。
イレーネやゲルダはライヒアルトが居ないと心配するだろうと。]
[ライヒアルトが来てくれたことは嬉しく思うけれど。
自分には、優しくされる資格は無いとも思う。
ライヒアルトを見上げ、心配をかけぬように微笑んでみせた。]
女の子と一番仲良くできるのは男の子か……―――。
男の子もね、女の子の為にきっと一番強くなれるんだよ。
[もそもそっと、かゆを食べながら、立ちつくすゲルダに慰めなのかなんなのか、相変わらず佳く判らない言を向けた。]
ミハエル君もきっとそうだよ。
[とりたてて他意はない様子で、何故かその場に居るのならば、ミハエルに話をニコニコと振るのだった。居ないのならばそれはそれで。
――……その表情の下、貰った薬をどうしようかと、もぞもぞ手を動かしながら。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新