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――集会所2階・個室――
うーん。
着替え、足りるかな?
[それほど多く、荷は持ってきていない。
滞在はどれだけになるのかと、思わず、溜息を吐いた]
……すぐ、終わるよね。
御伽噺は御伽噺。
絵本は、絵本。
だもの。
[言い聞かせるように呟く。
窓の外には暗闇が広がる。河に浮かぶ花が、ぼんやりと見えた。
ふるりと頭を振ると、部屋を出、再び階下へと向かう]
ああ、時には突き出た岩に無理矢理ぶつけるか縄かけて強引に進路変えたり、もしくは荷物放り捨てまくって軽くするとかいう手段まであるしな
っと、ここまでいってなんだが、恐れることを忘れなければどうにか乗り越えれるから無駄に怖がる必要はないぞ
[好奇心をもっている様子のユリアンに本人もいつの間にか忠告のようになる
毒キノコから始まった話題なんて既に忘れてます]
好きも嫌いも、ベクトルが違うだけで本質は同じって言葉もあるしね。
[ゼルギウスの言葉に横から口を出してみた]
つまり、物事は一見違うように見えても、中身を覗いてみれば同じものってこと。
そう考えると、世の中実は結構簡単な作りなのかもね。
性格は関係ないだろー。
大体、嫌いなものがないなら、そんなにムキになる事ないだろが。
[真っ向反論するダーヴィッドに、こう返す。
カルメンに返答する様子はしっかり見えていたけれど。
あえて、さらりとこう言う辺り、性格悪いと言われても仕方ないやも]
え、あ、じゃあ。えーと。
あつかましく皆を代表して、どーいたしまして?
[ブリジットの抗議を受ければ、言われてることも最もだと思いつつ自分だけが礼を受けるのもおかしいし、と思い首を傾げ続いたぼやきに苦笑し。]
胎教に良くないことは言わない方が良いと思うよ?
そうか。気をつけながらもしっかりできてるんですね
[ハインリヒの言葉に。苦手意識を持ちながら…と感心したように呟く。]
陸にいくな…?…か。
[なにか悪いことでもあったのか。などとハインリヒの言葉から想像するが踏み込むのは遠慮するかと考え]
ま、よっぽどのことがない限り住めば都ですしねー
――集会所1階・広間――
[和気藹々とした広間に近付くと、少しばかり歩みが遅くなる。
あまり、大人数には慣れていないようで。
それでも、きゅ、と拳を握ると、意を決したように中へと入った]
……戻りました。
と、すっかりデザートムードでしょうか。
[おやま、などと、少しわざとらしく口許に手を当てつつ]
[まるで信じてない様子のローザには苦笑を返し]
じゃあ俺が滅茶苦茶がんばったってことを今から偽造捏造して大量にして感謝されてやろう
[なんともぶっちゃけまくり嘘ながらえらそうに遠慮していることに抗議しているブリジットにいってみた]
元々さほど難しいと感じたこともないけどな
[話題に入ってくる形となったブリジットの言葉に
喋りながらももくもく。もうほとんど食べ終えました]
[話題の発端なんて、とっくに忘れているのはこちらも同じで]
恐れを忘れなければ、か。
ん、わかった。覚えとく。
[妙に素直に頷いていたりする。
肩の鸚鵡は呆れたように羽繕いしつつ。
ゲルダの声に、挨拶するよに、一つ、羽ばたいた]
うむ。
よきにはからえ。
[ローザの言葉に、笑いながら大げさに答えた]
あー、これでやっと肩の荷が一つ下りた感じ。
[言いながら、肩に手を当ててくるくると腕を回した]
後は、早く家に帰れれば言うこと無いかな。
家の、大きい赤ちゃんがきっとお腹すかせたまま、不安そうな表情で待っているだろうし。
あ。でも、そんな彼も可愛いかも。やっぱ、どんな風になっても惚れる要素満点だね、こりゃ。
[なんか自然にのろけ話にシフトした]
ふぇ、そういえば。
じゃあ、嫌いなものができるのを待てばいいですね。
[まじめにうなずいてる辺り、先の忠告なんてきっと今のロミルダの頭からはすっぽ抜けている。
というより、ゼルギウスについて真似しちゃいけないといわれたのは、例の豪快フィッシングだけだと思ってるかも知れない]
それ、ユーリにぃが作ったですよ。
オレンジとにんじんです。
[ローザに横から口を挟んだり。
そういうロミルダは、ようやく取り分けた少量がなくなりそうな程の速度だった]
[ゲルダが戻ってきたのを見れば、そちらに微笑みかけ]
あ、おかえりー。
そこのお皿にゲルダの分勝手に取り分けてあるから、嫌いなのあったらあたしに押し付けちゃってー。
[あたし好き嫌いないし、と笑って手を振り]
んー、しかしここでこうしてると何で集められたんだか本当わかんなくなるわね。
[ローザの不思議そうな表情>>674には、ただ笑いながら、首を横に振る]
謝る必要ないって。
男23歳の体力は、あらゆる意味で舐めたらいけません、っとね。
吹雪の雪山強行とかに比べれば、軽いかーるい。
[カルメンの声を拾ったなら、やはりデザートも取り分け差し出す]
ほいどーぞ、お姫様ってね。
何処が危ないかわかってれば避けようもあるしな。
それに、他に出来ることもないし。
[他の選択は考えたこともない、と加えて、陸についてはあえて触れずに]
オレはここしか知らないからそう思うのかもしれないけどな。
[それだけ言うと立ち上がって自分の使用した食器を手にとって]
一応台所に運んどくな。
これくらいはしないと罰が当たりそうだ。
[そう言ってそのまま台所へ]
そうだって…親がいってたな。どっちか忘れたけど
[そんなこと忘れるのかよ。とか思われそうだが実際そうなのだから仕方ない]
ただそれはどんなことにも通じるとも思うがな。一芸に通じれば百芸に通じる…んだっけ…なんかそんな言葉あった気がする
[曖昧な記憶のままにユリアンに答えつつ、戻ってきたやほーと軽く手を振った]
[ゼルギウスの言葉に楽しそうに目を細めて]
おー。
それは楽しそうだ。
どんなハチャメチャ大冒険の起承転結が繰り広げられるのか、期待して待ってみよう。
あ。荒唐無稽な、山なし、落ちなし、意味なしだと評価は辛口になるかもよ?
[一応、小説家をやっていただけあって、作り話には厳しいようです]
[ブリジットの話は難しかったようで、きょとんとして見るだけだった]
ゲルダさん、おかえりですよ。
[片手を上げるロミルダは、まだデザートには届いていない]
―2階・自室―
すっかり暗くなってしまったな。
最近、寝てから意識が戻るまでに随分と経つ気がするが……気のせいだろうか?
[くるとお腹が小さく鳴る]
……夕べから何も食べてなかったか。 おや?
[階下から流れてくる匂いに食事の存在を知った]
野菜で嫌われてるの「は」人参だけだもん。
セロリとか青豆とかは食べられるもん。
[香り和えを食べながらもぞもぞと呟く。
取り分けはダーヴィッドに任せることにしながら、カルメンの手が危なげになる時にはさりげなく補助したりもしていた]
…僕、本当に良く婆に拾われたよなぁ。
[水の話題には感慨深げに言う。
意識を失い流されてきても今も平気で水に潜れるのは、その本当の怖さをまだ体験していないからだろうか]
最初っから偽造って言ってちゃ世話ないわよね。
[自分の取り分けた分を食べ終えつつ、ゼルへのツッコミは忘れない。
ブリジットの笑顔を見れば安心してこちらも顔を綻ばせ…るも、惚気が始まれば苦笑して。]
んー、そういうの良くわかんないからなぁ。
そこまで好きになれる人がいるって羨ましいけど。
でも本当、早く帰りたいよね。
ロートスもお腹いっぱいですか?
[軽く手を振ってみせる、先が主ではなく鸚鵡。
以前は鸚鵡の方を避けていたことを思えば、随分な変わりようだ]
わ。
ありがとうございます、ローザさん。
嫌いなもの……は、あったほうが可愛らしいでしょうか。
他の人は、きちんと退治できたのかな?
[用意された皿の前の席へと、腰を下ろして]
あは。
確かに、そうですよねえ。
こう賑やかだと、忘れちゃいそうです。
……こんなに大勢で食べるの、初めてかも。
[学校も過疎だったしなあ、なんて呟いて。]
はい。
ロミルダちゃんも、ただいまです。
[そんな風に、各人に挨拶を返していって]
ゆっくり食べているんですね、いいことです。
早食いは消化に悪いですから。
うわ、ハインリヒのにーさん、既に完食か。
はっやー…。
[呟きつつ、自分もデザート残り一口だったり]
およ、そこが理由じゃないんだ?
ってー…食わず嫌いは良くないんじゃないか。
[揶揄うように、くすくす笑い。
ゲルダが広間に戻ったのを見て、ひら、と手を振った]
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