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年寄りなどと。
あなたはとてもお美しい方だと、私は思います。
まだお若いですよ。
[くすと小さく笑って、白鳩の飛び立つ様を見る。
そのままエルザへと視線を移して。]
――眠れないのも、仕方ないでしょうけれど。
眠っておかねば、もちませんよ?
あら。
頑固な年寄りを捕まえて褒めると調子に乗るから駄目ですよ?
でも有難う、嬉しいわ。
貴方達の方がずっと美しくて綺麗ですけれど。
[オトフリートの言葉には、思わず笑みが浮かぶ。
直後咳払いをしてから、ふわり浮く白い羽根に手を差し伸べると、静電気を帯びているせいかぴたりと吸い付いてきて、柔らかい羽根をくるり、手の中で回し、天竜の方へと顔を向け]
そうですよ、もちません。
若いうちは少しくらい、とも言いますけれど、今は非常事態ですから。
…何ものかが、昨日のようなモンスターを何十匹と具現化させる可能性だって、あるのですし。
[言葉は厳しいが、声音は柔らかく。]
…はい。
どうしても、心が騒いで。
[やはり隠せないか、と小さな息を吐く。
胸元に手を当てれば、鎖が微かな音を立てる。そこには天聖以外の波動も僅かに存在するのだが、離れた二人には気付くことができるのかどうか]
後で休息も取るようには致します。
確りと眠ることが出来るかは、正直、自信ありませんが。
私などをそのように言っていただくのは僭越です。
エルザ殿はとてもお美しいですけれど。
お二人とも、違った魅力をお持ちで、朝からお話できて喜ばしく思っているのです。
[エミーリェの言葉に、微笑みながら返して。
二人分の意見を聞いたエルザの方へと視線を向ける。]
[微かな音は聞こえれど、気配はわずかな違和感となれど、血から劣るオトにそれが何かはわからない。
結果として何一つ聞くことはなく、]
身を横たえるだけでも、少しは変わるものです。
闇の安らぎを、その時にはあなたに願いましょう。
一時でも、あなたに巣食う不安を、やわらげられますよう。
[厳しくも優しい言葉は養父のそれにどこか似ていて。
少しだけ目を細めてミリィの言葉にも頷いた]
私は直接その姿を見れておりませんが。
一体でもかなりの力を有していた様子。伝達は出しましたが…竜卿全体に出ているとのことでもありますし、大丈夫なのでしょうか。
[外に出ている者も多い今、不安は尽きない]
先達たるお二方からそのように言われては。
身の置き場に困ります。
…こうしてお話が出来るのは、私も嬉しく思っておりますが。
[どちらからも視線を外して、口元に手を当てた]
ありがとうございます。
この後、部屋の方にも戻るように致しますので。
[オトフリートに静かに頭を下げる]
[エルザの胸元から、微かな鎖の音が聞こえた気がしたけれど、古代種でもなく大した力も持たない自身にはわからない。
目を細めるエルザは只でさえ養父の事も心配だろうに、と、少しだけ眼鏡の奥の目をこちらも細めて]
あの…「混沌の欠片」が竜郷全てに現れているのだとしたら。
至る所で混乱が起きるのではないかと、不安です。
遠い村々には連絡も行かず、触れる者もいるのではないかと。
[小さく溜息をついた。
オトフリートの微笑みには少し眉を下げてから、続いた言葉に深く頷く。]
お二方、住んでいたあたりは大丈夫ですか?
[エルザに微笑みを向け]
ええ。それでしたら、安心です。
――… 側近殿も、おそらく、あなたがお元気な姿に、安心されると思いますよ。
[声には少し、宥めるような色が混じる。]
[エミーリェの言葉に、そちらを向いて。
何を思い出したのか、力なく首を振った。]
駄目ですね。
ああいうものが出たら、大喜びで王妃様が暴れられます。
恐らく、止めても無駄でしょう。
私にとっては、どちらかといえば――アレが出ることよりも、こちらの方が心配です。
はい、可能な限り触れないようには致しますが。
不可抗力で触れてしまうということもあり得ましょう。
混沌の欠片であるならば、律を刻む竜族には多くが反発するのではないかと思われますし。
[オトフリートに頷く]
―東殿・回廊―
[ぺたりと乾いた音。
小さな音である筈のそれが、静寂に返る回廊に酷く響いたのは私の幻聴か。
素足が叩いた床に芽生えたそれは、変わらず一寸の間で枯れ落ちる。
数歩進む頃には跡片も無く、冷たささえ感じる床へと姿を戻す。
その様子を黙して見詰めながら、私は得た情報に思考を廻らせていた。
御仔には聊か難し過ぎた故、聴こえていた会話の大半は恐らく判っておらぬ。
しかし一部僅かとは云え、幼子にも現状を理解する事は不可能では無かった筈。
言葉を発さぬまま思案に暮れる私の妨害をする事なく、仔は何処へと歩みを進める。
…陽光の仔が、四方や我が幼竜を気に掛けていたなど本人は愚か私ですら与り知らぬ所であった。
存じ上げていれば、余計な徒労を掛けさせぬとも此方から伺っただろうに。
申し訳無さに酷く後悔する羽目になるのだろうが、それはまた後の話。]
……、…ナギ。
[我が名を呼ぶ声に気付けば足を止めた仔が、腕へと巻き付く私を見下ろしていた。
仔が私の名を呼ぶ時は、至極限られている。
私が今人型を象っていれば、しかと眉が寄せられたのが見て取れたに違いない。
尤も、今は蛇の体を模している為にそれを仔が悟ったかは判らぬが。]
「――、仔よ。王に叱られます。」
…、…だめなの?
[その様な顔をされた所で、私には承諾を下ろすことなど。
溜息混じりにゆるりと頭を振れば、仔の表情に僅か翳りが差した。
近しい身。酷く心は痛むなれど、許しを下す理由には程遠い。]
[ミリィ顔を向けなおし]
私が暮らしていたのはこの竜都の外れになります。
本殿へと警告の伝達を頼んで参りましたので、竜都内では比較的早く混乱を抑えられたのでないかと思います。
竜都の外へも伝えられる限りは。
ですが、単独で過ごすを良しとされる方々もいるとのことですし、どこまで間に合うか…。
[そこまで言って、オトフリートが告げる月闇の奥方の話に、声は途切れる。とても微妙な表情になった]
[オトフリートの言葉は、心配した内容が全く違ったので、思わず顔を歪ませて笑いそうになってしまった。
んん、んんんっ。と、何度も咳払いをして誤魔化しつつ、エルザの言葉にはひとつ、頷いた。]
竜都は大丈夫そうなのですね、安心致しました。
…オトフリート殿は、必要以上に苦労なさってそうですね…。
[最期の呟きは、心なしか同情の色。]
そうですね。
あれに触れて――要らぬ怪我を負うこともありそうです。
[エルザの言葉を聞き、目を伏せ。
それから二人が色々アレだなあというような感想を抱いているだろうと、小さく笑った。]
慣れていますから。
[言葉には感情がしっかりと込められていた。]
……。
常闇の洞は、奥方様によって護られそう、なのですね。
[どうにかこうにか、無難そうな解釈を口にした。
オトフリートの苦労を思えばミリィと同じ色が混じるか]
我らが王の奥方ですから、普通という言葉には程遠いのです。
……まぁ、無事のわかるあの場は良しとしましょう。
[二人から目をそらした。]
今は。
竜郷の無事を。
……いっそ力ある剣とやらで、一掃してくれるといいんですけどね。
たいそうな力を持っているようですし。
[苦笑する。]
ええ、無事であるなら何よりですから。
[誤魔化すようにそう言って]
聖魔剣と神斬剣。
二振りに分けられている状態であっても、その力は計り知れないほど。そう簡単に扱えるものでは無いと……思われます。
[どこか言葉を選ぶようにしながら、オトフリートに言う]
そうした解決法も取れるなら、楽だったかもしれませんが。
[最後に浮かんだのはやはり*苦笑のようなもの*]
あぁ、ですね。
力ある剣が一掃してくれれば。
[オトフリートの言葉に、やわり、同意を返しながら
うちの王はきっととてもまともな部類に入るのだろうな、等と考えていたり]
まぁあの程度の力でしたら、竜郷が滅ぶ事もなさそうですが。
数が多いのが…面倒、ですね。
[上空を見上げると、ふよふよと薄明るい空に浮く欠片。
眼鏡を押し上げて睨むように見て]
まずは西殿の解放の為、「種」とやらを見つける事。
王達が開放されればあれも大きな顔をしてはいられないでしょうから。
そういうものなのですね。
口伝ですか?
[詳しい様子のエルザにはそれ以上を問うことはせず。]
[エミーリェの言葉に、しっかりと頷く。]
本当に、それが一番楽でしたけど。
出来ないのなら仕方のないことでしょうね。
力が強いのなら、操れる人は操れるのかもしれませんけれど……私には無理でしょう。
[エルザの言葉を考えながら、口にして。]
そうですね。
王様方を解放するのが、一番。
……ですが、そんなに強い力のものがある場所など知りませんが。
近付いたら、影響が出るのは御免ですね。
――あの欠片は、ああやって動いていますけれど。
人にぶつかりにきたりは、ないですよね?
[見上げる視線に沿わせ、天を見る。
浮いている欠片に、眉を寄せた。]
私にも、無理ですね。
そのような大きすぎたものは、弾かれてしまいそうです。
[オトフリートの言葉に、再び同意を示しつつ
一度目を伏せ、こめかみを押さえてふるふると頭を横へ振る。]
随行されている皆様は、とても智や仁、力にも長けてらっしゃる方が多いので、力を合わせれば何でも出来ましょう。
ただ、その「剣」が未知数過ぎる事、更にその随行者の中に揺らされた者がいる可能性が高い事…を考えるに、事は単純には行かないように思いますね…。
あぁ…――我々が何か出来る迄、王達が大人しくしていれば、の、条件つきですが。
[ふぅ、と小さく溜息をつき。
続いたオトフリートの言葉には、ぎゅっと背筋を伸ばし直すとパキパキと小さな音がする。]
自分からぶつかる事…
………私、少し周りを見てまいりますね。
幼仔もおられますから、何かの拍子にあの敵がうろうろしてないか。
[言って、オトフリートとエルザに頭を下げ。
ゆっくりと、中庭に背を向けて*歩き始めた*]
……、
[仔は困ったように一度瞬いた後――しかしこれ以上は口に出す事無く、再び歩みを再開した。
強請る事をせぬ仔の様子は物分りが良いと云うべきか、
…はてただ此の場は諦めただけなのかは私の眼には見通すことは出来ぬ。
しかして幾度問いを投げられようとも、私が是という事はまず有り得得ぬ事。
私が彼の王の傍らに存在する理由を仔竜が知らぬ限り――尚更に。]
…? なぁに?
[小さな問いにゆるり視線を向ける。行く先に浮かぶ――あれは欠片に相違無い。
殿の中にまで現れるとは専ら私の想定よりも外であったが、
性質を考えれば考えてみれば何処へ出でても不思議では無かろう。
仔は酷く興味を引く様であった。好奇心旺盛なのは幼き頃の父王を彿とさせるか。
未だ嘗て眼にした事の無い物に焦がれるのは、一昨日の機械竜を眼にした時とも似通う。
話を訊き及んでおれば、幾ら幼子とは言え決して手を触れる事は無かろうが
如何せん、昨今に広げられる会話は仔には聊か難易度の高い会話。
…あの正体を仔が理解しているかは、少々怪しい。]
大人しくしていると、思いますか?
[ゆると、エミーリェを見た。
あんまり信じていない。]
……力の強い人に力を集めて、操ってもらいたいと思うのは、我侭なんでしょうね。
剣の力とやらはどれくらいなのか。
[そして混沌の欠片を、目で追った**]
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