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[ウェンディが此方を覗き込むように微笑むの見て、漸く此方も薄く笑いを]
ありがとう。
お互い、困った事になったものだね。
[それだけを返し、ちらりとヘンリエッタに視線を送る]
……誰だって自分の知り合いは疑いたくない。
そういうもんじゃないのか?
[子供に言うにはきつい言葉とわかっていたけれど、言葉を選ぶ余裕は無くて]
[――俯いたまま、脳裏に思い描く。
晩餐会の時に聞いた名を混乱した記憶から引っ張り出しながら。]
『ウェンディとヘンリエッタは…まだボクと代わらないくらい、小さいもん。大人のアーヴァインさんを…できるわけない。
ネリーさんは…幽霊が怖いっていうボクを庇ってくれた。優しいから…きっと、違う。
あの怪我をしてる人は…違うよね? だって、動くのも辛そうだもん…元気な…元気だったアーヴァインさんに敵うわけない…。』
[――残ったのは、二人。大人の、よく知らない、男の人。]
……ええ、ですから。
通常は、公正な立場を取る事の出来る異端審問官が必ず一人いたのです。
彼らは情に流される事なく、事を行いますから。
[『彼ら』の中に、ルーサーは入っているのだろうか。]
[些かばつが悪そうに、広間へ戻ってくる。]
…やはり、僕などよりは彼の方が適任でしょうから。
[苦笑いを浮かべて、ソファーへ。]
[ 歩むのに合わせ揺れる銀を黒の瞳が見送り、軈て其の姿が薄闇の中に失せていけば、無意識にか触れられた肩を押さえて小さく息を吐いた。灯りの零れる部屋の扉の前に立ち、逡巡の後に扉を規則的に二度叩く。木と骨とが打ち合う軽い音。]
……メイ、起きてるか?
[ 当然の如く何と声を掛ければ好いか解らず、当たり障りの無い問い掛け。]
─二階・客室─
……え?
[ドアの向こうから声がかけられ。
誰か来るという事がそも想定外だった上に聞こえてきた声もまた、予想してなかったからか。
気づかないフリをする、という事に意識が回らず、思わず声がでた]
……起きてる……けど。
[広間へと戻ってきた様子のコーネリアスに、ゆるりと顔を上げて。いささかばつの悪そうな様子に、ほんの少し気が緩む。]
『コーネリアスさんは…長い間見てなかったけれど、きっと、大丈夫だよね?』
[脳裏を先程の姉さんの声が過ぎったけれど、首を振って打ち消す。
残るは、1人。]
神父様は――私達部外者も…本当に公平に見れるの?
本当…に?
[少女は視線に何処か縋るような色を滲ませて――
静かにルーサーを*見つめた*]
[”お願いです”
そう、神父は言った。
ただ、部外者だと言うだけで、出会ってから日が浅いと言うことだけで、彼は疑おうとしているわけではない。話を聞こうとしている。
子供である自分の言葉も、ちゃんと聞いてくれた。
ヘンリエッタは、小さく頷いた。]
私、死にたくないから、できる限り自分のことを話すように、狼を探すように頑張る。
[不意に頭に乗せられた温もりに顔をあげると、先ほど自分を抱きとめてくれたネリーの顔があった。
意識せず、顔がほころぶ。
彼女の手は暖かい。昨日、自分の部屋へとヘンリエッタを呼んでくれたネリーが狼なんて言うことはあるのだろうか。
彼女を、自分は信じられるだろうか。
ヘンリエッタは、緑の瞳を確かめるように覗き込んだ。]
[ルーサーの言葉に溜息を吐きながらも頷いて]
つまりは自分で身の潔白を証明しろと?
[目を伏せる。
それ以上の言葉が浮かばず、ちら、とローズを見遣る
彼女は信じてくれるのだろうか?]
……悪い、ちょっと休ませて貰う。
冷静にならないと…
[そういって、ずっと沈黙をしたままのローズの手を取り部屋へ戻ろうと。
此処に置いてはおけないと、そう呟いて]
[彼が蒼髪の青年に一瞬向けた視線は、幾分か険があったかもしれない。
それは青年自身の言う”余所者”だからか、それとも――仄かに憧れている”きれいなお姉さん”の手をずっと握り締めていたせいなのか。]
………ボク、もう…休みますね。
なんだか…疲れちゃった…………。
[テーブルに置かれたままのパンをいくつか手に取って。ふらふらと、広間を後にする。]
[ 返って来た声に何か返答をとは思うも、慣れぬ状況に頭の中は真っ白に成り、]
……そ、……か。
[洩れ出た途切れがちな声ですら、特に意味を成すものではない。クシャと髪を掻き上げ視線をうろと彷徨わせ、唸り声の様なものを幾度か零す。]
あー……っと、……その……悪かった。
[ 不自然な沈黙が下りた後に零れたのは何故だか謝罪の言葉。]
[ナサニエルの言葉に、ネリーを見上げた視線をはっとずらす。
青い髪の男を、挑むように見上げた。]
でも、部外者の私達なら誰でも疑えるわね。
私達の見る目が一番平等かも。
[嘘だ。
ネリーは疑いたくない。そう思った自分の心を見透かすような言葉に、ヘンリエッタは唇を噛む。]
[室内は未だ、疑い合う冷たい空気の中で。
赤毛の少女に視線は行く。]
…もし、あの行き倒れの方を襲った者と、義兄を襲った者が同じならば……。
[そう、それができたのは後から来たあの少女だけ。]
いや、あの行き倒れも…殺されかけて逃げてきた人狼でないとは言い切れないか…。
−廊下−
[そのまま、階段へと向かいかけて。
ロビーに飾られた、コンスタンスの絵が眼に留まる。
そうして、再び蘇る、姉の声。]
「おおかみは――おばあさんのふりを――」
『狼から身を守るには、どうすればいい?』
[廊下に立ち尽くして、必死に考える。
――やがて彼は、足を階段とは違う方向へと動かして。]
−廊下→厨房−
……ふえ?
[次に聞こえてきたのは、これまた予想外の言葉で]
えと……な、なんで……謝る、かな?
[何か、謝られるような事があったかと。
思わず真剣に考えるも、思い至らず]
[異端審問官と名乗る彼に視線を向け]
…出来るだけ公平にお願いしたいものですね。
[そういって、広間を出ようとした所で、トビーの視線とかち合う。
それはまるで睨むようで]
仕方がない、か。
[そういってもう一度部屋に居るものに会釈をして、広間を後にする]
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