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Moi je tends la main
Oui serre-la bien la vie est si breve
Juste un petit refrain dans un long reve
[今日も一仕事終えて、青年は暗くなった通りを歩く。
隅に除去しきれなかった雪が凍っている石畳を
低い声で唄いながら通りすぎる。]
[昼に買った菓子が入った紙袋を片手にぶら下げつつ。]
[青年は道すがら思い出す。
今日最終段階に入った舞台の準備で耳にした噂を。
どうやら、舞姫の代役がみつかったそうで。]
[何処かの貴族の元で働く女性らしい。
その女性について、色々聞こえた気もしたが、
たいして興味がなかったので詳細は憶えていない。]
[とりあえず、ユリアンとエーリッヒの女装で場を凌ぐ…
必要はなくなったようで、この村に暮してはや10年以上。
村を恥じるような事体にならなくて良かった…]
[青年はそんなことを思いながら酒場の戸を押し開ける。]
壁|・)o〇(*業務連絡*
村たてねこのmixi・SNS日記にもありますが、ちょっと予定メンバーと連絡つきそうにないので、1/10に日付が変わった頃にか開始ボタン押します。
ロムラーさんで参加したい方、おられましたら定員埋まるまで飛び込みOKです。
誰か連れてくるのも可、という事で)
[戸を開ければ、そこには中に外気が入ってこないようにと
かけられたぶ厚いカーテン。
青年はしっかり戸を閉めてから、カーテンを割り店内へ。]
[カウンターの席に座り、
適当に腹にたまるものを見繕ってもらおうと店内を見渡す。]
…………おや?
[一昨日現われた給仕の女性がいない。
てっきり、祭りの間忙しくなる店内のピンチヒッターだと思っていたのだが…
…それとも常時雇いになった人で今日が給仕の女性の休暇なのだろうか?]
[青年は昨日貴族の少年の後ろに、
その給仕の女性が立っていたことには気づかなかったようで
……気づいた所で余計混乱しそうだが……
少し首を傾げつつも、マスターに適当な物をと注文する。]
─工房・自室─
……っだあああああああああっ!
やっぱ、まとまんねぇぇぇぇぇぇっ!!!
[絶叫が室内に響く。
目の前にあるのが作業台でなくちゃぶ台なら、確実に引っくり返しそうな勢いだった]
あー、ちっきしょー……。
なんで、コレだけうまくモチーフきまんねぇんだよぉ……。
[作業台の上にばたりと伏せて、視線を、奥の方に置いた石に向ける。
深く、ふかく。
どこまでも深く澄んだ、紫水晶が、そこで静かに煌めいていた]
ったく……。
[深く、ため息。
その様子に、離れていた相棒がちょこちょこと近づいてきて、てち、と頬を叩いてきた]
[出来あがった元紅茶で身体を温めつつ、
まずは運ばれたオニオングラタンスープを頂く。]
[店内は祭りの前…と、言うことも有って、
普段見慣れた顔以外にも、あきらかに観光客と言う人間も多く
なんとなく、落ち付かない空気を作り出している。]
―大通り―
はー…寒い。さむい、さむーい。
[口に出す言葉とは反比例に、笑みを浮かべたまま通りを歩く。
…昨夜とは対照的に、手に持つのは甘い星屑の入った小瓶が一つ。
とは言っても、屋台を定める様に辺り、
今日もそれなりに買い込むつもりなのだろうけども]
[湯気がほわほわ、白くのぼる。
温泉の湯は子らが揺らす。
ぴちゃぴちゃ、ぱちゃん。
聞く人が聞けばやかましいと思うだろう。
しかし子らは楽しげに、
ぴちゃぴちゃ、ぱちゃん。
湯を揺らして、遊ぶ。]
そろそろ逆上せてしまうよ?
[子供は心配そうに言って、白い湯から上がる。
子らを置いて、脱衣場へ向かった子供は、
外の景色に、ほぅと息を飲む。
ここらへんには人が来ない。
温泉に来る人しかこないから、
木々の下の白い雪は、月の光に輝いている。]
綺麗……
「ビーチェ?」
[子に声をかけられて、子供はやっと戻ってきた。
目をぱちぱちとさせて、首をゆるく横に振る。]
大丈夫。
湯冷めしちゃうから行こう?
[子供が笑うと、子らも笑う。
一緒に、お風呂を出たら、
やっぱり脱衣所はとても狭かった。
総勢十人、騒いで、暖かいうちに、着替えていく。]
[店内に響く話し声はこの村の妖精伝説…に関する物が多い。
「助けた妖精によって、災厄から救われた」…ことから妖精と縁がある土地]
[そうは言っても、伝承された昔話に残されているだけで
本当にそんなことがあった…とは青年は考えていない。]
[きっと観光PRの一環で生まれたものなんだろうな…と
近所の温泉宿が「妖精さんが掘ってくれた”元祖妖精温泉”!」等と
言ってPRしていたのを思い出し、
「妖精と温泉の関連ってなんだ…?」と、ぼんやり考えながら、
スープの中のパンにスプーンを刺しながら考える。]
[…最後の仕上げ。
深い青色のガラスの蔦で、馬と芝を繋がれた。
馬の頭から深い青は続き…芝に行くほど明るい緑へと色を移す。
その球体には一本の緩やかな曲線が通っていた]
…
[皮の紐を手綱に、馬は闇の中、一閃の光を零すだろう…]
…闇を奔る風《ルート》…
[小さく呟くと、針で芝に文字を綴った]
ここで咆えてても、イメージが天から落ちてくる訳でもねーし。
取りあえず、何か腹に入れるか……。
[そうは思えど、何か作る気力はないわけで。
必然的に、向かう先は……酒場となる]
……………
[スプーンでふやけたパンをすくい食べる]
[いまでこそ、青年は妖精とこの村…に関する伝承を
大分冷めた思考で捉えてはいるが……]
……幼かった頃の話しだ……
[青年は誰に言うとでもなく、そう呟くと
溶けきらず形を残した、オニオンをスプーンで口に運んだ。]
[針を置くと、小さく息を吐き…その馬を見つめる]
…ん。
[その馬を指でつつ、と撫で…]
…名前までは、彫らない方が良かったのかな…?
[その問いを聞くのは目の前にいる青い馬。
しかし、その口は堅く閉ざされて]
[男は宿の寝台で死んだように惰眠を貪っていた。
昨日は雪の降る中深夜まで。
今日は雪の積もる中を朝から昼まで通して。
そんな風に駆け通しではさすがにバテた]
[それでも空腹はやってきて。
眠りに沈み続けた意識は静かに浮上する]
…あぁ……夜か…
[窓から入り込む光は色とりどりのランプの灯。
それを見遣る目は――半分以上開いていないが]
おなかすいたー。
……空いたけど、何食べよ。
[たこ焼きは昨日食べたし。お好み焼きは似てるから却下だし。
むー、と唸る様に思考を巡らせて。]
……綿菓子で腹を膨らます、とか。
[無謀すぎる。金銭的にも、健康的にも]
[子供はどこに行こうか考える。
手土産を持って、酒場に行ったら、
昨日の人たちに会えるだろうか。
それとも、屋台のところを歩いていたら、
誰かを見つけられるだろうか。
少し考えて、一人、ふわふわと、歩いた。
昨日より増えた、お店を見る。]
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