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よー、アーベル。
読んだか?
[宿屋にやってきた男は、彼を見て、笑って問いかけた]
しかし村ん中、空気悪いよな。
早い事水が引けばいいんだけど。
――引いたら出てくよ。
ま、手紙くらい出す。
[そんな風な世間話もする。
二年間を想像すれば、最後の言葉の真偽はたやすく知れようが。
生き残った狼は、聞かれれば何にでも答えた事だろう。
ただ彼が出て行く事については、心配だの言葉を伝えはした筈]
[娘が家を出ていってから何日経っただろう。
泊まっている場所はわかっているのだから、顔を見に行くことはできるはず。
そう思っても、足は向かなかった。
家から出ることなく、ただ漫然と時間は過ぎていって。]
……そう、ですか。
あの子が─ロミが、人狼に。
[殺されましたか、と。
呟く声はほとんど吐息のように小さくなっていた。]
[最初から。
ロミが呼ばれた時から、こうなると解っていた。
全て同じだったから。
妻が───エヴァが呼ばれた時と、状況も、呼び出され方も。
だからこそ、悔やんだのだ。
あぁ、私には、止められない。
これから起きる悲劇も、娘の死も、傍に居て代わりになることすら出来ないと。]
―白い月明かりの下で―
[噂をすれば影、とは正にこのことか。
月明かりを受け、ひたり此方に歩み寄る男の姿を見とめ
エミリーは緊張に息を呑んだ。
気安く片手を挙げ、気安く話しかけてくる金色の人狼を、内心恐れつつも精一杯の虚勢を張り]
……そうだね。
人食いの狼に出会ったら、大変だもの。
そんなことより、尻尾を掴まれるような真似は
当然、してないだろうね。
[言外にライヒアルトの部屋を訪れたことを咎めながら
独りの散歩のはずが、思いも寄らぬ成り行きになったと
小さく溜息を吐くのだった]
[10年以上前。
絵の勉強に出てきたはずの街は、私よりも才能ある者に溢れていて。
自分の絵など売れやしないと、怠惰な生活を送っていた。
そして遭遇した、あの悲劇の場で妻と出会った。
結社員としてその場に居る者達を叱咤し、指示する妻は見るからに神経を張り詰めさせていて。
支えたいと思った、心から。
何度も断られて、それでも諦めずに口説いて、口説き落として所帯を持って。
彼女を養う為にまた描き始めた絵も、徐々に評価されるようになって。
幸せだった。何も恐るモノなどないと、思っていた。]
[けれど、娘が生まれて。
娘の胸にある痣を見てから、妻の様子はおかしくなった。
一緒にはいられないと、毎夜嘆くようになった。
そして、ある日。
結社員として、人狼の疑い有る者達が集められた場へ向かうと、そう言い出した妻から娘の胸の痣の意味を聞かされて。
生きて帰ってこられたとしても、人狼に狙われる可能性の高い結社員が娘の傍にいることはできないと、告げられた。
妻は別れる際まで、娘を頼むと、人狼に狙われることなど無いようにと言っていたのに。
私は、それを叶えることはできなかった。]
[守ってやれなかった。
守れなかった。
幸せにしたいと願ったのに。
二人の人生が不幸ばかりだったとは思いたくないけれど、少なくとも幸せな最期では無かっただろう。
娘の成長を側で見守ることなく逝ってしまった妻も、未来を手折られてしまった娘も。]
………私ばかりが、生きていても仕方ないのに。
[ぱたり。
落ちた涙が、床に染み込み痕になる様を見つめながら*独りごちた。*]
[こうして奇妙な散歩の果てに、
青紫の岩壁の洞窟に辿り着いたとき、
気紛れな金色の狼は未だ隣を歩いていただろうか。
洞窟に足を踏み入れたエミリーは
扉の表札を一つ一つ確かめながら歩いて
やがて洞窟内の端の方、比較的小さめの住居群の中に
目的の表札を見つける]
……ここが、そうなんだ。
[シンプルな文字で『Gerda=Kahler』と記された表札を指でなぞり
信を置いた彼女の、生前の生活に思いを馳せる。
それから扉の前に白い野の花を束ねたブーケを置き
静かに目蓋を閉じて祈りを捧げた]
/*
ちょっと纏めるには時間足りないかしらねぇ。
コミュ移動でも良いけど、25日まではレス出来ないことを宣言しておくわ。
先に挨拶書いてきましょ。
[生前のように頭に触れる手>>905を、振り払うことはできませんでした。
もう二度とないものだと思っていたから、また涙がこみ上げて来ます。
それでも僕がこの手に縋ってはダメだと思ったから、必死に首を振りました]
……ダメ、だよ。
生きなきゃ、……生きてよ。
[彼に我儘を言ったのは、これが初めてだったかも知れません]
/*
>>907
おう、動き出すのが遅かったからねぇ……
続きはコミュでも全然OKですよ!
挨拶は毎度のことだから省略する気満々だった(
/*
おう、ロミのとーさん、切ないな……。
>>895 ウェン
こんにゃろwwwww
>>909 ノーラさん
時間迫ると焦るのはどーしてもね、うん。
俺もよくやるからわかる、わかる。
よう。ウェンデル。
しっかり読ませて貰ったよ。
[ひら、と現れた青年に手を振る。]
だなぁ。
…そ、か。
割と早かったな。行くの。
……手紙に関して言えば、あんまり信用ねぇぞ、お前。
[ぽり、と頭を掻いて所感を口にして。]
だーいじょうぶだって、俺、ある程度戦えるしさ。
[と、心配するウェンデルに軽く笑って。]
なんだったら、一緒に旅でもするか?
[笑顔のまま、口にした。]
唯一許せないことがあるとしたら。
あなたが団員を庇ったと、思われる事かしら。
[そんな人じゃないのに、と。
そこだけには、無念を滲ませながら。]
でもね。あなたと私の幸せが、誰かの命を奪って成り立った者だというのなら。
そしてその末路がこの結末だと言うのなら。
これから先、人を殺した人にも、嘘をついた人にも。
それを庇った人にも…相応の報いはあるのでしょうね。
[因果は巡り応報は受けるものだからと。
ぽつり落として。]
[それでも後悔無いと、幸せだったと告げられれば。
老いはしたが昔と同じような笑みを湛えて。]
…ふふ、良かった。
[そう微笑んだ。]
あらまだ根に持ってたの?
[>>799思わず言った言葉が実の所さっくり刺さったのは知っていたが。売り言葉に買い言葉。こちらも謝るまでには時間がかかって。
その後、耳飾に腕輪、ネックレスなど翡翠の指輪より高いだろうという物を時折送られはしたものの、結局指輪は貰えなかったのだから変な意地を張ったものだと、針を見ながらいつも思っていたのだった。
滅多に聞かぬ愛の言葉に、口元の皺は深く刻まれて。
そっと寄り添い、今だ衰えの見られぬ胸に身体を預けて目を閉じた。]
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