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[ベアトリーチェと別れ、そのままふらりと散歩に出た。
あぁ、西の通りでお年寄りの焔が今にも消えそう。
その少し南の方には、新しい生命が誕生する。
神経を研ぎ澄まし、町中の生命を感じながら、ゆったりと散歩をする。
自然と足は、北東の森と墓場の方へと向かっていた。]
→北東の森・墓場へ
[アマンダは所々で立ち止まり、幾つかの果物を残していく。
前と同じ場所には置かない。餌付けしているわけではないから。
森の入り口に戻る頃には荷も無くなり、千花のお腹もそれなりに?]
さて、図書館に、行こ…あ。…忘れてた。
[アマンダはやってくる人影に瞬いて、代金未払いを思い出す]
[ユリアンの手のひらの薄紅の欠けらが再び風に舞い、ふんわりと窓から飛び出していった]
[しばらくぼうっとしていたが、ハインリヒの伝言を聞いて、事務所に向かう]
[ただなんとなくその前に、桜がとても見たくなって、西の外れまで行き、桜の木の上に登って*ぼんやり*]
[静かな風に髪を撫でさせていると、森の入り口あたりに見覚えのある一人と一匹の影が見えた。]
こんにちは。
[相変わらずの無表情で挨拶をする。
アマンダはちょっと前に見た時よりも、幾分か元気そうに見えた。]
―北通り―
広場で。変な感じ。
………それだけで分かるのは犯人くらいしか居るまい。
[冒険者向けの酒場、通りに面したテラス席で、往来を眺めながら思索に耽る。
夜ともなれば屈強な酔漢と野卑な笑い声、冒険談が溢れる酒場だが、昼は精々が喫茶店の趣だ。]
[アイスティーのグラスの中、ストローで押して四つ切りのレモンを沈めた。氷が押し上げられた。]
…同じような気配が遺跡の何処かに。
手掛かりになるようで、全くならん。
全く…。
「チッ」
[千花はイレーネの姿を見て、定位置を離れ飛んで行く。
アマンダは照れくさそうな気まずそうな曖昧さで手を上げて挨拶]
や、どうも。
ごめんね、代金。忘れてた。
[懐の財布から、銀貨を幾つか取り出して、渡そうとする]
[銀貨を見て、首を振った。]
コレは、爺が纏めて集金に行くから。大丈夫。
[千花にそっと手を伸ばそうとする、が。]
…?焔が。
[首を軽く捻って伸ばしかけた手を一瞬止める。
が、再び手を伸ばしてみる。]
[千花は上手に着地して、伸ばされる手を円らな目で見る。
逃げようとはしない。けれど、生物としての命の焔は無い。
あるのは精霊としての純粋な力。
それは、首輪の透明なとんぼ玉に封じられた小さな欠片達と、腹部の袋の中の一際大きな何か。
それはアマンダの首飾りの玉の中の欠片と、同じ存在(モノ)]
ううん、持ってて?
渡せるか…わからない、から。
焔?
[アマンダは曖昧な笑顔で、銀貨を渡そうとする。
その手の先、千花を見て、イレーネを見て…ただ瞬くのみ]
[詰め所が近いこともあってか、自警団員が何度も目の前を通り過ぎていった。自警団の長は未だ行方が知れないらしい。]
放蕩者では無いようだから、巻き込まれた可能性があるのか。
その人間も。
[書が奪われるより前、イレーネと遺跡で会ったときにはそこに大勢の自警団員が居た。その中へ、件の団長も居たのだろうか。]
[氷が崩れ、グラスに当たる。]
[彼女はちょっと困ったように眉毛を潜めたが、アマンダの「渡せるか分からないから」との言葉でひとつうなづいて、銀貨を握り締めた。
そしてその問いに]
うん、焔が。
見えない。千花。
[もう一度千花に手を伸ばし、その手から生命の暖かい気がじんわりと出る。
が、千花の前でパチンと静電気のように、はぜた。]
焔は、生命の焔。
…生きて、いない?
−中央部・学校−
[イレーネを見送ったベアトリーチェは、賑やかな広場から少し外れたところにある、古ぼけた建物をフェンス越しに見ていました。それはシュリセルの小さな学校です。ここからも時計塔はよく見えて、時にはチャイムの代りにもなるのでした。
幾人かのこどもたちが、校庭で遊んでいるのが見えます。そのうちの一人がこちらをちらりと見たので、ベアトリーチェをにこっと笑いました。以前に通っていた時のクラスメイトです。けれどもその子は、なんにもなかったように顔を背けたのでした。皆はひとっところに集まって、なにごとかを話し始めたようでした。
春の風が、頬を撫ぜてゆきました。]
[アマンダは銀貨を手渡して、イレーネの言葉を反芻する。
焔。千花。…生命の、力]
…ああ。命の?
[納得して、頷く。
アマンダは、少し困った顔で口を開く。友情は、壊れるだろうか]
…ん、そうなの。ごめんね?
[謝罪は、黙っていた事か、命が無い事か]
…そう。
[アマンダの返事に、納得して少し安堵じみた表情をもらした。
自分の感じた事は、間違っていなかった、という安心。]
…生命を、入れる事は大変だから…
生み出す事、は。
[じっと千花を見て、手を伸ばす。そっと頭を撫でながら、思い出したように首を傾けてアマンダに視線を戻す。]
…何故、謝るの?
「ジッ!」
[千花が目の前で弾けた生命の気に、目を丸くして鳴く。
毛が逆立っているのは、驚いたためか、静電気かはわからない]
ね、イレーネ。
平気に…なった、の?
[この町でほぼ同時期にやってきて、3年。
あまり生命の気を好んでいなかった風な気がして、尋ねる。
ありのままの自分を受け入れる事は、安定に繋がる。
悪い変化ではないはずなのに、微かな違和感]
[千花は撫でられて落ち着いたのか、毛並みも落ち着いていく。
単に静電気が逃げただけではない、とアマンダは思う]
入れる…生み出す? …ああ。
[僅かな感嘆。
空っぽの器に命をと、思ってくれたのだろうか]
ん、千花は…大丈夫。だから、心配しないで?
[首を傾けられての言葉には、首を振る。きっと、大丈夫]
ううん、なんでもない。
気にしないなら。そのままに。
[アマンダは、嬉しそうに笑う]
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