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あ、・・・ニーナ?
[見えた蒼髪に一度猫を撫でる手を止め、そのまま上げて挨拶の意を示す。]
矢張り。
今度は如何なものを?
[返された言葉は予想通りだったらしく、そう続ける。]
[ラッセルの口にした名に、自分もそちらに目をむける。
やあ、と言いつつ軽く手を振れば、あわせるように黒猫も一声鳴いた]
魔除けの短剣……だとか何とか。
まあ、確かに見た目はそう言った曰くのある物と良く似てるんだがね。
[言いつつ、視線は一瞬だけ、それをしまった鞄へと]
[くるくる、回るアンブレラ、
止んだ雨粒は弾かずに、
きらきら、煌くエナメル靴、
降注ぐ陽光を弾いてく。
赤と白の色彩は、
茶色の熊と一緒に、
傘の作る影の中。
たくさんの人の行き交う道なのに、
まるで少女だけ違う世界にいるように、
紅の睛はどこか遠くを見ていたけれど、
壁に張られたポスターに、
視線が留まって、足も止まった。]
…あ。こんにちは。
[ひらりと上げられた手に、振り返そうとして。
両腕が塞がっていることを思い出して、咄嗟に頭を下げ
──…て、袋から、キッチンペーパーが落ちた。]
あ。
[べろべろと転がっていくペーパーを何とか食い止めて
巻き戻し回収しながら、そちらへと歩み寄った]
…えと、二人とも、買い物ですか?
……じゃ、ないね。
[ラッセルの膨れ上がった鞄を見やって、小さく苦笑を零し]
や、こちらもこんにちは。
[キッチンペーパーを回収しつつやってくるニーナにくつり、と笑いつつ挨拶をして]
まあ、俺は見ての通り、買い物だけどね。
そちらも、かな?
[やや、首を傾げて問いかける。
視線を向けられた黒猫はゆぅらり、尾を振って]
魔除け――ですか。
まあ、それならまだ良いじゃないですか。
魔物を呼ぶ、とか不吉なモノじゃなくて。
[視線を追うように、何気なく相手の鞄を見遣る。]
うん。
僕は何時もの所。で、今帰り。
[落ちるキッチンペーパーを追う姿を見、愉快だったか小さく目を細める。続く言葉はそれだけだが、苦笑を浮かべた相手には通じるだろうか。]
[ころころ、ころころ、
遠くで転がる白が目に入ったのは、
近くで広がる色を見ていたから?
ゆるゆる、首が傾いで、
ぱちぱち、睛が瞬いた。
白は青の中へと消えてゆく。
その先には赤と茶の色彩、
少女より年上のひとたちが、
集まって、なにごとか、話してる。
高いところから、低いところへ、視線は移る。
黒い猫がいた。]
はい。
おうちに帰る前に、買い物していこうと思ったんですけど。
[何買うか、2つ思い出せなくて。
問い掛けに青年へと視線を向けると、
苦笑を浮かべたまま、小さく首を傾ぐ。青の髪が僅かに揺れた。
ふと、視界の端で揺れる黒のしっぽに、ちらりと再び視線を向ける。
…なでたい。でもなでるには荷物が多大な障害に。
うずうずと葛藤と戦いながら、困ったように眉を寄せて。]
確かにそうなんだけど。
前にもそんな触れ込みで、安物の玩具を掴まされたからなあ……。
[あの時は酷かった、と。
自身の給料日まで豆のスープだけで暮らした日々を思い返して苦い顔。
足元の猫は自身を見つめるもう一つの視線に気づいてか。
なぁ、と鳴いて、紅の少女の方へ、そう、と足を踏み出して]
買う物が思い出せない、か。
それ、家に着いた途端、思い出すんだよなあ……。
[ニーナの言葉に妙にしみじみと呟くのは、自身にも経験があるが故か。
黒猫は少女の葛藤に気づいているのかいないのか、悠然と、でもどこか慎重に歩みを進めていく]
なるほど。
だからそんなに、鞄がパンパンなんだ。
[赤い髪の青年の言葉に、小さく頷き納得する。
少しだけ、その内鞄が壊れてしまわないかと考えたけれど
…黙っておいた。そのときはそのときだ。
転がって、少し汚れたキッチンペーパーを払いながら紙袋へと再び
(今度は落ちないようにしっかりと奥に)入れる。
ふと、自分より、後ろへ視線を向けた黒猫に気付いて
その先を辿るように、振り返る。]
?
おんなのこだ。
[あんな子、いたっけな。
あまり見覚えが無いなぁ、と不思議そうに首を緩く傾げ]
[ゆらり、巻き髪が揺れる。
踏み出す猫に合わせるように、
少女も足を一歩二歩と踏み出して、
青の視線をすり抜けて、
黒の前まで辿り着く。
ぺたんとしゃがむと、
ふわりと裾が広がった。
赤のスカートから白のフリルが覗く。
少女の紅の睛と、熊の黒の眼が、猫を見る。
他のものは、まるで、目に入っていないようで。]
…そうなんです。あともう少しで、思い出せそうなんですけど…
諦めて、でも家に帰った瞬間に思い出すと、何か悔しいのでっ!
[ちょっと粘ってぶらぶらしてるんです。
青年からしみじみと同意を得られた事がちょっと嬉しかったのか
力説するように少し紙袋を持った手に力が籠もった。
と、黒猫を見やる少女に、向けていた視線がゆるりと瞬く。
ちょっと羨ましい、なんて…少しだけ考えたりしたかもしれない。]
[ふわふわ、ふわり。白いスカートのすそがゆれて]
集まる人々に首をかしげる。
何かしらね?シャロ。
行きたいの?
[左の空間に向かってほほ笑むと、
足をニーナたちのほうへと向けて]
……ウィッシュ?
[歩き出した愛猫の動きを追い、鮮やかな赤を目に留める。
黒猫は、自身を見つめる紅と黒を首を傾げつつ見上げて、また、鳴いた]
……?
[町では見かけない子だな、と。
ふと、そんな事を思いながら、首を傾げて]
一番確実なのは、メモを持って出る事なんだけどね。
思い出せる事を、俺も祈ろう。
[力説するニーナの言葉には、楽しげにこう返し]
嗚呼、お金の問題が。
なかなか、――苦労しますね。
[いつも如何程の金が費やされるのか、恐らく分かってはいないが。]
ん。
今日は少なめにしたつもり、なんだけど。
[傍目から見れば十分に膨らんだ鞄に視線を落とす。]
そういう事。
[ラッセルの言葉に浮かぶのは苦笑]
ま、店そのものがじいちゃんの楽しみのためにやってるようなもんだし、良いといえばいいんだが……。
俺が実家の親父や姉貴に怒られるんでなぁ……。
[それがやりきれんかな、と肩を竦める。
黒猫はふいと逸らされた視線にやや、首を傾げ。
それから、新たに近づくものに気づき、そちらを向いてゆらりと尾を振った]
ですよねー…初めは、帰ってきてから買い物しようと思って
メモ、ちゃんと机の上においてあったんですけど。
[結局帰り道に買い物にくるのなら、持ってこればよかったな。
楽しげな言葉に、苦笑を滲ませて小さく溜息を零す]
……いつもは、もっと多いんだ。
…えっと。カバン、壊れない?
[一度は言うのをやめた言葉を、うっかり零しながら
思わず、青を大きく見開いた。
続く言葉には、やっぱり見たこと、ないよね。と首を傾げながら
紅の少女へとそぅと歩み寄ろうとして。
ふと、やって来た女性に気付き視線を上げる]
[視線は、ゆらゆら、定まらない。
彷徨ってからようやっと、
他の色彩をみとめたように、
年上のひとたちを見て、
テディベアを抱えたままお辞儀した。]
……。
[唇は微かに動いたけれど、
音にまではならなくて。
それも茶の毛並みに隠れていたから、
気づかれることもなかったかもしれない。]
[近付いて来る女性と、その“娘”にも向けてか、会釈をする。]
好きなことを仕事に出来るって、羨ましいですね。
・・・とばっちりが来るのは御免ですけど。
[視線を戻し、肩を竦める様子に微かに笑う。]
こんにちは、あら…。
[目の前でお辞儀をする少女に目を向けて、
邪魔にならないように一歩下がる]
こんにちは、すてきなくまさんね?
こんにちは、お嬢さんがた?
[帽子のつばを、ほんのすこし持ち上げて。
ヘンリエッタと、ラッセルたちににっこりと挨拶を]
嗚呼。
これ、三代目なんだよね。実は。
でも今度は結構長く保ってる。
[見開かれる青い瞳に、笑みを苦笑に変えながら、鞄を示した。]
・・・・・今日和?
[クマに隠れた赤い少女の口唇までは読み取れなくとも、お辞儀するのは見えたよう。]
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