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[返された暢気な笑み>>47に、何となく気が抜けるような、そんな心地を味わいつつ]
……ま、そう予測している以上、ここでぼーっとしていても、というのもあるわけだが。
[は、とため息混じりに呟く。
気だるさと、頭痛。
眠る前と変わらぬものは、目覚めの鈍さとも相まって、思考をいつになく鈍らせる]
……しかし、これだけ派手な事になっているのに、誰も来ないというのは、腑に落ちんな。
何かしら、トラブルがあった、と考えるのが、妥当……なの、か?
───。
[手が、探る]
[ない───すっかり忘れてた]
[溜息]
[箱舟のようなそれから、床へと足を延ばす。
自分と同じように起きている幾つかの意識を余所に]
[足の裏に、痛み]
[ゆっくりとした動作で摘みあげる]
───ッ
[ほんの少しの力も入れていない]
[砕けて、落ちる]
[高く砕ける音]
[生まれたばかりの赤ん坊の手のような形をしていた]
[床には、断末の悲鳴に似た白い破片の放射]
わたくしめのことならば、どうぞ"ツヴァイ"とお呼びくださいと。
そう告げて…ありゃ、告げてなかったか…?
[かりかりと、目尻を掻いて記憶を辿るも永い眠りの後、
小さな会話まではまだ思い出せそうになかった。
けれども、向けた視線の先に居たのは眠る前から知る姿。]
おはようございます、ブリジットお嬢さん。
あまりよろしくない目覚めです、が。
12人目、学生 リディ がやってきました。
[──夢。夢を見ていた。]
[否。それは夢というよりは想起。]
[記憶に録画された過去の出来事の再生。]
[私は小さい時から何でも出来た。
勉強も出来た。運動も出来た。
──そして、人の考えを読み取ることにも長けていた。
親が私に過剰で利己的な期待を掛けている事も。
周りの大人が私を奇異な目で見ていることも。
片手で数えられる位の時に気付いてしまった。]
[だからだろう。私が人を正視しようとしない。
汚いものをまじまじと見る趣味は私にはないのだから。]
[陶器の割れるような音。
振り向いて、飛び散った破片に息を呑む。]
…ゃ、そんな……
おかしいよ!絶対おかしいよ!
ちゃんと様子見にくる人がいたら、こんなのほっとかないもの!
……――相変わらずね、貴方。
私はツヴァイという響きより
ハインリヒと謂う響きのほうが好きなの。
そう謂ったはずだわ。
ええ、…最悪の目覚め。
――御機嫌よう?
[それはハインリヒに向けて。
あえての、眠りに着く前と同じ挨拶。
意識が急速にはっきりしていくけれど、
身体は砂のように重いまま。
冷凍睡眠の影響か、それとも病魔の。]
[errorと表示された、赤いランプが点滅する装置の中が目に入り、目を閉じて首を振った。蒼い目が閉じられると、キツい顔が少し優しい印象になるね、と、言ってくれたのは誰だったか。
今がいつか、問う声に目を開けて周囲を見回す。生い茂るいばら。]
一日二日ではなさそう。
[呟いて。
苦笑とともにかけられた声>>49に目を閉じて頷いた。]
重々、承知してる。
[浮かび、消える、仮説。
一つの論から発展したそれが横道にそれて暴走するのはいつもの事。
その繰り返しを破ったのは、響いた甲高い音>>51]
……やれ、騒がしい、な。
[呟いて、振り返った先。
そこにある姿には、覚えがあるようにも思えて。
中々霞の消えない視界に苛立つよに、数度*瞬いた*]
[装置の中の石化した姿に、かつての恋人の姿を重ね、やがてはそうなるだろう自分を重ねた。]
……厭だ。あたしは、死ねない。………の分まで生きなきゃ。
[そう言って*追憶に浸った*]
───。
[若い女の声]
───でも、いない。
[掠れた声]
[青灰簾石。瞬く青]
誰も、来ない。
[喉が呟く]
[誰も言わないけれど]
[それが答えだ]
[幾つかのやり取り]
[見知った者同士もあるのか]
[白い粉が残った指先を見る]
[瞑目]
[カプセルの中にあるはずのものを手探りで探す。指に当たる懐かしい感触に、口元だけ笑みを作った]
あった。
それで。どうやらお薬が出来たわけじゃないみたい。
それに、ここは嫌なにおいがする。――石の匂い。
[右手に拾い上げた杖を持って、カプセルから外へと]
眠った時と、空気だって違うのね。
話し声がするってことは、私の他にも起きた人がいるんってこと。
……でも、嬉しそうな声じゃない。やっぱり……。
[それでも、汚いものに囲まれた生活に耐え切れなかったのだろう。
両手で数えられる位の歳で私は家を出た。]
[当初はぎゃあぎゃあとわけのわからない言葉で鳴いていた親も、私が自立した生活をしていることを誇りにしているのか今では殆ど何も言ってこない。
ちなみに親の顔など、既に忘却の彼方だ。思い出す気も無い。]
[だが、外へ出てもあの地獄とはマシとはいえ、やはり汚いものも見えてしまう。
それから目を背けるためもあって、私は勉学に没頭していく。
……それが、さらに自身の孤独を深めることは百も承知だった。]
[騒がしい]
[砕けた悲鳴に返ってきた声]
[聞いたことがあるような、ないような]
[でも、覚えがある]
[記憶の破片]
[何処だったか、大きなガーデンで]
俺の、じゃ、ない。
[大丈夫かともう一つの声]
[頷いた]
[自分の体が砕けて落ちたわけではない]
[両の手をゆっくり持ち上げる]
[まるで投降しているみたいに]
[握った手をいたわるように擦って、辺りを見回す。]
そうだね、通信手段。
内線とか…無かったかな?
[辺りを見回して、壁に据え付けてある電話機に気がつく。]
あれ、使えそう?
[指を指して聞いてみる。]
[そうして、両手一回りと何本かの指を折る位の時には、私は大学の研究室にいた。]
[そこにいた教授は、まあ幾分かマシな類だった。
偏見も持たず、出来る出来ないでばっさりと斬る彼には幾分か共感が持てたこともあり、卒業後もここに残って研究に没頭するのもいいかなと思っていた頃。
──私はメデューサに感染した。]
[他のカプセルを見ることもなく、声のするほうへと歩く]
人が、たくさんいる。
だれ? 同じように眠ってた人たち?
ねぇ。誰か応えて。
どうして目が覚めたのかしら。
[赤いランプが目に入るはずもなく、アラーム音だけが耳に入る。
起きたばかりの体は、少し歩くだけで足が痛んだ。休憩とばかりにカプセルの一つに腰掛ける。
ついた場所に、ぽろぽろと崩れ落ちる乾いた小石。
―― 人であったもの]
と、思ったら大丈夫なようです?
[自分の身体ではないと示した青年に、
ほっと安堵の表情を向けた。]
電話ですか、使えますかね。
試してみてくださいますか?
僕はあちらを覗いてみます。
[冷えた手には感覚があまりなくて。
視線を移した時、さすってくれていたのが分かり、
少し眸を丸めた後、細めた。
そして緩慢な動きで大広間の方へと身体を向けた。]
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