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[切り上げる剣を、スウェーバックしてかわす]
[危うい体勢だが、仮面の下、表情は見えない]
[体勢を整えることなくバク転の要領で後ろに跳び、着地の寸前にワイヤーを放つ]
[狙いは総帥の首、そしてそれを防御するであろう剣。巻きつけて動きを封じる狙い]
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ふむ、身軽な事だ。
[一閃をかわされても、表情に変化はなく。
追撃を仕掛けるでなく、一度剣を引く。
自身から積極的に攻め立てぬのは余裕か、それとも他の意図故か。
緩く弧を描く口元、そこからは読み取る事は叶わない]
……ふむ、そう来るか。
[放たれたワイヤーの軌道に小さく呟き、剣を上げる。
が、切り払うに僅かに先んじて、飛来したそれは真紅の刀身に絡みついた。
剣が不満げに唸りを上げるが、その主の余裕は崩れず]
……容易く、捕えられるとは思わぬ方がよいぞ!
[ワイヤーの絡みついたままの剣、それを上へと振り上げようと力を込める]
―回想/食堂―
それでしたら先にこちらをどうぞ。
[エルザの求めに応じてカップを渡すと、同じように食堂まで来ていた青年から「俺にも」と短く声が掛った]
はい、すぐにお持ちします。
[追加分を用意して戻る。
渡す時にまたじっと見られて小首を傾げた。瞳に紫黒が混じる。
何かを探られている気がして、内心では警戒を高めていた]
─回想/中央ビル四階・食堂─
[先に食堂に居た者には微笑みと共に軽い会釈を。ユーディットにより用意された珈琲に礼を言うと、優雅な手つきでそれを口にした]
……ん、機械で淹れたものよりは格段に美味しいですわね。
[満足げに口許の朱が弧を描く。どこか捻くれたような感想は、「夢見る魚」のマスターの珈琲を知るが故。珈琲の消費はゆっくりと。食事を摂ることはせずに、ただその一杯だけを口にする。その間、他の者から何かを訊ねられたなら、答えられる範囲で返答したことだろう]
御馳走様でしたわ。
お先に失礼致しますわね。
[珈琲を飲み終えると、歓談の輪から外れ食堂を後にする。会釈をするとイヤリングが揺れ、チリリ、と音を奏でた]
─現在/中央ビル一階・モニタールーム─
[次いで現れたのはビルの一階にあるモニタールーム。全てのエリアを移動して見て回るのは疲れるだけと判断し、映し出されるモニターで様子を見ることにした]
────あら。
愚かな方がいらっしゃるようね。
[目に留めたのは中央エリアの一角が移されたモニター。交差する者達がそこに在った]
お邪魔するは無粋、ですわね。
折角楽しまれているのですもの。
[クスリと笑みが掠める。様子を見詰めながら右手の指がイヤリングへと伸びる。指がチリン、と澄んだ音色を生み出した]
[剣を振り上げようとするのを、力づくで押さえつける]
[ワイヤーを直接握っているこちらと、長得物に巻きつかれている相手、単純な力学的関係は悪くない]
[一拍の膠着]
[ワイヤーを握る右手に力を込め、一瞬ナイフを握る左手を自由に。最小の予備動作で投擲]
(これはかわせる体勢ではない)
(先刻と同じやり方で弾くにせよ、一瞬でも剣の方の力が抜ければ剣を奪う)
(少なくとも、見極める!)
─中央ビル・二階個室─
[二階に用意された個室、その一つに落ち着いて、は、と一つ息を吐く]
……ってと。
どこから動いて行きますか、ね、と。
[呟きながら、確認するのは端末のデータ]
……ま、結果的にとは言え、『漆黒』には世話んなった訳だし。
お楽しみに付き合うのは、かまやしねぇんだけどな。
[呟く刹那、常磐緑の異眸は冥い。
しかし、その色はすぐに、失せて。
傍目、無機質ともいえる色を瞳に織り成すと、端末のデータを入念にチェックして行った]
[振り上げを阻もうとするかのようにかかる、力。
僅かな空白に放たれる刃。
それに対し、向けたのは、微かな笑み。
す、と、自由な左の手が上がり、飛来する刃へと翳される。
右手の剣は未だ膠着を続けたまま、しかし、ぶれた様子もなく。
翳した左の掌を貫く、という形で、投げつけられたナイフを受け止めた]
……それで、終いか?
[紅い色を零しつつも、動じた様子などは微塵もなく。
右の手に、より一層の力を込めて、ワイヤーを振り払おうと試みた]
――中央ビル・4階食堂――
[先客――エルザと挨拶を交わし食堂の内部へ。
自分たちから少し遅れて、青い髪の青年も食堂内へと入って来る。
珈琲を一杯飲み干していなくなった彼の事は、その場ではほとんど記憶に留めぬまま]
いっただっきまーす!
[自分の前に運ばれてきたココアに口を付ける]
お、美味しいだよ!
[一口飲めば、瞳を輝かせてそんな感想を。
コクのあるカカオの香り、ミルクや砂糖の配分。
どれも申し分ないもので、思わず表情も笑顔になった]
ぷは、ご馳走さ――まっ!?
[息を吐きカップを置こうとしたその時、何気なく窓越しに外の景色を見て。
一瞬瞳に映った光景に我が目を疑った。
見間違いではないか、と、思わず周囲の表情を伺う]
(今の……ビルから人が……?)
[がた、と音を立て立ち上がった娘を、他の者はどのような視線で見たか。
しかし娘は彼女らのことなど、ほとんど視界に収めぬまま]
あ、ありがとなユーディットさ!
じゃあ、また後でな!
[慌てたように食堂を出、ビルの階段を駆け下りて行く。
肩にはしっかりと鉄槌を担いで。
向かうは、今し方人が飛び降りたと思われる方向]
[モニタールームに向かえば一瞬でその場の様子を見られる事は、残念ながら娘の思考回路にはなかった]
――中央エリア・屋外へ――
チッ…
[戦闘に入って初めてこぼした声は、舌打ち]
(半端な攻撃は意味が無いか)
(なら!)
[ワイヤーに込めた力を急に抜き、再び一気に肉薄する]
[構え直す暇は与えない、しかしこちらも先ほど回収したナイフを抜く暇がない]
[狙うは超至近の肉弾戦]
(剣は左手でいなす、右手で、素肌の部分を掴めば…!)
[『世話になった』と言っても、それは文字通りの結果論。
自分を捕え、好き勝手に実験と改造を施していた組織の研究施設を崩壊させ、自由を得るに至った切欠が、『漆黒』の工作員の活動だった、という程度のものではあるが]
……ん、ま、基礎は抑えた。
後は、と……。
[小さな声で呟きつつ、個室に用意されていたシリアルバーを一口齧る]
俺向きのフィールドを、見つけとくのがベスト、かね。
[呟いて、もう一口。半分まで食べたところで、残りはポケットに押し込み]
んじゃ、ま。
散歩にでも行きますか。
[何気ない口調で言いつつ、窓を開け。
そこからふわり、下へと飛び降りた]
─ →中央エリア・屋外─
―中央ビル4階食堂―
ありがとうございます。
[美味しいと言われれば嬉しそうに微笑んだ。
店で出すものには到底及ばないのだが、ここではそれでいいのだろう。喫茶室の要員として来たわけではないのだから。
あの青年が無言のまま去るのは視線で追いかけたが、その場で後を追うことはしなかった]
あら…。
[オクタヴィアを見送ってそうしないうちに、ロミの声が上がった。視線を追いかけ、宙を降りてゆく人影に少し驚いた顔にはなったが、ロミのそれとは理由が違う]
まさか、こんな最初から出てこられるとは。
噂というのも本当にアテにはならないものですね。
勝ち残れば手が届くとか、そんな話を聞いてたのに。
[ローザやエルザはどんな反応をしていただろうか。
慌てず残された食器を片付けてから、食堂を後にした]
[不意に崩される均衡。
真紅の刃は、微かに揺らめく]
……ほう。
[一気に距離を詰めてくる様子に、上がるのは感心したような声]
飛び込んで、勝負をかける、という所か……!
[楽しげな様子は崩さぬまま。
飛び込んでくる所へ向けて、真紅の刃を振り下ろした]
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