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― →書斎 ―
[>>68ねー、と、同意には同意を楽しそうに返す。
食堂でとの返事を賜ると、それではまた、とその足で早速館の主の元へ行く。
伝言を伝えると、何時でも良いとの返事を受け取り、これも何時も通りだなと思いながら、くるりと回れば娘を探そうとして、一度主人に呼び止められた。]
はい?何でしょう。
[もう一度、くるっと回るとみつあみが縄のように横に跳ねる。
嵐が来るので、館の中の明かりを増やしておくようにとの用件と、珍しく日頃の労いを受け取った。こりゃ珍しい、と緑の瞳をまあるくした後、にこりといつもの笑みを浮かべて。]
いえいえ、こちらこそ、
奥様のつてでこちらに働かせて頂いて、ずいぶん助かりましたから。
[お陰で追われずにすみましたしねー、とは胸中のみ。
持つべきものは友達だ、とも、これまた胸にしまったまま。
ふふふと明るい笑みのまま、深く腰折り退出した。]
─ 食堂 ─
[しばらくして先程の使用人が戻って来て、ヘンリエッタに済まなそうな表情をした]
む〜〜〜〜
[駄目だったらしいと知り、ヘンリエッタは分かりやすくむくれる]
メイド長のいしあたまーーー!
[癇癪に任せてそう言い放ち、ヘンリエッタは食堂を飛び出した。
二つに結った赤と、胸元の銀と赤が走る勢いによって大きく揺れる。
取り残された使用人は客人へヘンリエッタの非礼を侘び、気にせず食事を進めて欲しい旨を伝えて食堂を去った]
― 廊下 ―
ねーお嬢様知らない?食堂?
ああ…そりゃメイド長がまた溜息ついてるわ。
別にいいんじゃない?とは思うんだけどねー。
お客と一緒に食事ってのも、たしなみになるでしょ。
[食堂と調理場を往復していた使用人を捕まえると、そんな事を聞きだして笑う。実際はお堅いメイド長に断わられていたのだが、それもまた予想の範囲内。]
オードリーさんと顔あわせてたら言伝聞いたかしら?
まいっか。じゃこっちを手伝いますか。
そうそう、お客様が一人増えたのよ、オードリーさん。
なんで食器もう1つ増やしといてって伝えてー。
[配膳の方に手を貸す事に決めると、食堂と調理場を往復し始めた。
その間に料理長にまで、来客が一人増えた事は伝わり、赤毛の淑女が訪れるまでテーブルにはひとつ空席が出来るだろう。]
― →食堂 ―
早く回復してくれるといいですが。
[滞在を決めているとはいえ、天気が悪いのはあまりいい気はしない。
それに、早く戻りたい物もいるだろう、そんな願いを口にして。
案内された席について、食卓を眺め、一つ瞬いてから真顔になって]
……今の時期は、季節ではないはずですけど……
温室物、でしょうか……
[じー、っと見つめるのはサラダ……の中のある一つの野菜。
視線をちらちら動かして、先の緑の髪の使用人が目に入ったなら
にーっこりと、とてもいい笑顔を向けるだろう……目が笑っているかは置いといて]
[部屋を出たのは化粧直しが済んでからだった為、食堂に入るのは来客中でも後の方だったろう。
先に席に着いている方々に会釈をしてから自分も勧められた席に着き。
見知った相手が居ても声をかけるのは食事が済んだ後にしようと、微笑みを向けるだけに留めた。
屋敷の主への挨拶も後にするつもり**]
─ 広間 ─
[食堂を飛び出して向かった先は、広間の片隅にひっそりと置かれたピアノの傍。
今はもう弾く者も居らず、置かれるだけとなっているそれ。
それは幼いヘンリエッタにとって想い出を紡ぎ出す一つ]
…せっかくみんながいるのにぃ…。
[こうも賑やかな食卓を囲める機会はそうそうない。
だからこそ、一緒に食事をしたかったのだが、メイド長はそれを良く思っていないらしい。
カバーがかかったままのピアノの傍、椅子に腰掛けて浮いた足をゆらゆら揺らす。
以前は母が弾く音を同じように椅子に腰掛けて聞いたものだが、今はその音が紡がれることは無い]
[しばらくして広間にメイド長が現れた。
それを見るや否や、ヘンリエッタは頬を膨らませてむくれる。
その様子にメイド長は大きく溜息をつき、駄目な理由を訥々と話した]
だってぇ……みんなといっしょの方が、楽しいじゃない。
[理由を聞かされても納得し得ない子供の感情。
お作法をきちんと身に付けてからです、と言い聞かせた後、メイド長は自室での食事を促した。
下へと落としたヘンリエッタの視線の先で、銀と赤が淡く煌いた]
[しばらく黙っていると、メイド長が夕食を食べるかどうかを問うて来た]
……おなかすいたから、たべる。
[流石に空腹には勝てず、自室での食事を受け入れる。
椅子から飛び降りると、自室へ戻るために階段へと向かった]
― →食堂 ―
[ハーヴェイがこちらを見る>>76のに気が付いて、僅かに表情を緩めて]
このような場所なのに新鮮だな、と思いまして……
いただきましょうか。
[にっこりと、ある意味意を決したようにテーブルに向き直る。
緑の髪の使用人がこちらに向けて言葉を掛ける>>78のには、やはりにっこりと]
なるほど、そうでしたか。
ありがたくいただきますね……「神からの賜り物」ですし。
[彼女が内心何を思うかまでは知らぬまま、それを教えたのは自分だからと思えばそれ以上は言えず]
……主よ、我に本日の糧を与え賜うこと、感謝いたします。
[そう言って、力いっぱい胸元で十字を切ってフォークを手に取った]
─ →自室 ─
[メイド長は自室までついてきた。
逃げやしない、と言うか逃げようがないのだが、その辺りはきちんとしている。
自室へと戻るとメイド長は辞し、階下へと降りていった。
一人になると、外の風と雨が窓を叩く音が耳に届いて、ヘンリエッタの視線も自然、そちらへと向かう]
…すごい音。
しばらくは、あれたままなのかな。
[これでは外に出るのは難しいだろう。
ラッセルとハーヴェイも泊まっていくことになりそうだった]
[しばらく後、扉がノックされ食事が部屋へと運ばれた]
ありがとう。
おわったら呼ぶね。
[運んでくれた使用人に礼を言い、部屋を辞すのを見届けてから椅子へと座る]
……………
[じっと見詰める視線の先。
苦手な色とりどりの野菜たち。
ここに居るのはヘンリエッタだけなので残すことも可能なのだが]
……ぅー
[残せば後が怖いため、涙目になりながらそれらを咀嚼して*いった*]
― 食堂 ―
[食事を始めようとしたその視界に、先の少女とは違う赤い髪>>75。
客人、との声>>83に、少女との縁者ではないと気付き会釈だけを返して]
………うむ
[小さく、自分に気合を入れるかに声を零してサラダを、それも件のそれを一口。
ヒューバートの視線>>82を感じて、それを飲み込んで]
新鮮な物は、くせが少ない、ですね。
[と、言って、何とか笑顔をつくって見せて。
サラダを攻略しつつ、スープで追い討ちを受けるけれど、
幸い全てに「それ」が入っているわけではなかったから
何か声を掛けられたとき以外は、無表情で黙々と、
それでも何とか、セロリは攻略できるだろう**]
─ 自室 ─
[あれからどれだけ経ったか。
苦手な野菜は涙目になりながらもどうにか食べ切った。
これ以上何か言われないための意地だったかもしれない。
ともあれ夕食を終え、食器を下げてもらってヘンリエッタは一息つく]
……お天気、よくならないね。
[語りかけるのは窓際の鳥篭に居る白いカナリア。
相変わらず、鳴く気配は見せず、沈黙し続けている]
おと、こわい?
[窓の外では風が荒れ狂い、雨粒が窓を強く叩く。
それに怯えているのだろうかと問うも、カナリアからの反応は無かった]
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