46 銀月夜─妖精の宴─
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[――其れは、金色に包まれる前の事。
少女はくるりとした青の瞳と真っ直ぐに
優しく指先で撫ぜながら向かいあっていた(>>2:79)。
主へ視線を送れば傾ぐ首に合わせて傾いで見る。
暫くそうして二人と一羽の時間を楽しんで居たが、
"皆が心配する"、という声に現実へ還る。]
あ
[同じ様に視線を周囲に巡らせれば
やがて騎士と医師の姿が見える(>>81)。
騎士と詩手の間に在る物には気付けない。
だけれど、]
?
[何か、騎士に対し違和を覚えた。]
(51) 2009/09/17(Thu) 01:50:34
[瞬間の感覚であったから然程気にはしない。
"妖精の輪"と聞いて]
えっ、ホント?!
[ぱぁ、と笑顔になったのは言うまでも無く。
>>2:116)ウインクに、ぎこちないウインクを返し
>>2:100)行こう、と促されるまま立ち上がる。
何処かはしゃいで見えるのは歳相応の反応で、
エリーゼが肩にふぅわり止まれば]
ん
[ほんの少しだけ、擽ったそうな笑みを浮かべて
頭を微かにエリーゼの方へ寄せた。
>>2:125)ルイに手を差し伸べられると、
少しだけ迷った素振りを見せて、恥ずかしそうに
小さな手をそっと重ねる。]
……どう? 居心地、悪くない?
(52) 2009/09/17(Thu) 01:51:06
[そして、肩のエリーゼに小さく問い掛けるも。
くるりとした青の眼は少女を捉えるだけで、
言葉を発する事は無かった。]
――?
[あれ?と不思議に思ったけれど。
"秘密、な"と零した主の顔を思い出し、
あぁ、そういうことなのだ、と一人納得。]
…えへへ
[その秘密が。
何か、凄く素敵な宝物の様に感じられて、
ゆーっくり、頭部でエリーゼに添う様に、
こてりと首を倒した。]
(53) 2009/09/17(Thu) 01:52:02
やがて、待っていた物達の姿が見え始める。
>>2:181)おぉーい、と呼びかける声に対し、
不意にゲルハルトへ視線を遣ったが、]
……あ、…れ?
[視界を覆う、金の色彩。
傍に居た少女はその分早く、世界に溶け出す。
包まれてしまう前、最後に見たのは、
未だ微かに零れる銀色の粒子(>>2:197)。]
……!
!!
(54) 2009/09/17(Thu) 01:52:23
[何かを瞬間、叫んだ気がした。
けれど、何を叫んだかは少女自身にも解らなかった。
視界が馴染んだ世界を映す頃、
最初に名を呼んだのは、頼れる騎士の声(>>2)
(>>14)手を伝う温もりに安心できたのか、]
大丈夫!!
[大きな声で、返答する
次いで聴こえた声にも(>>3)同じ様に返したか。
そして無意識に視線をきょろきょろと動かして、
(>>6)マリオンの姿が見えれば]
……
[何か、安堵の様な息を漏らしたりもして。
だが、ドロテアやヒルダが、と口々に言う様子には
何が何だか状況を飲み込めず]
(55) 2009/09/17(Thu) 01:52:48
え?…え?
[きょろきょろと再び惑う視線。
話の内容も良く飲み込めては居なかったけれど、
周囲の声を聴き、そーっと。
ゲルハルトへ視線を移せば。
何か、知った騎士とは思えない唸り声と
それと
背中の 翅。]
(56) 2009/09/17(Thu) 01:52:55
少女 アナは、メモを貼った。
2009/09/17(Thu) 01:53:50
少女 アナは、騎士 ゲルハルトをじぃと見つめ時折、イゾルテらへ視線を逃す。
2009/09/17(Thu) 01:55:38
[威厳たっぷりの様子を、見守りながら
イゾルデの笑い声に、なんとなく]
き
騎士サンかわいーのです よ!
[仕草のフォローとして、言った]
ステキ!
[逆効果かもしれなかった
そっと視線をそらしたかもしれない
アナと目があったなら、つい、誤魔化し笑い]
(57) 2009/09/17(Thu) 01:59:05
確か、騎士様はホラント君を追って、戻って来られたのですよね。
反 対 方 向 に 。
[一音でも漏らさぬよう、はっきりと力強く。]
[反応を見るように、一拍の間を置いて]
……ホラント君、本当は何処へ行っちゃったんでしょうね?
[ランタンの照らす表情は、*にっこりと。*]
(58) 2009/09/17(Thu) 02:00:22
[アナに視線を向けられると、傍に寄って目線を合わせるようにしゃがむ]
[何となく、アナの頭をぽむぽむと撫でておいた]
(59) 2009/09/17(Thu) 02:01:16
医者 ヴェルナーは、メモを貼った。
2009/09/17(Thu) 02:02:23
…
[言葉を失っていた
一切の感情が見えない顔色で]
お、……おじさ、
[ぽつりと唇が動いて
不意に逃げた視線がツィンカとぶつかると
真似るようにぎこちなく笑って]
ステキ…?
[上ずった声で続いた]
(60) 2009/09/17(Thu) 02:05:28
旅芸人 ツィンカは、少女 アナに、ナイス!というような表情を送った。
2009/09/17(Thu) 02:06:32
[イゾルテの目線が落ちてきた
ゆーっくりぶつかって、]
……だいじょ、ぶ
ウチのパパもね、
ママのね
下着をね、
悪戯で履こうとしてるところみつかってね…
[色々とショックだったようだ。
聞かれても居ない、家庭の珍事を語りだした。
視線はちょっと合ってない。
子供なりに、ぽむぽむ、が慰めだと解った様子。
声のトーンが段々落ちていき、微かに俯き加減。]
(61) 2009/09/17(Thu) 02:11:51
はっはっはっは。
[ツィンカのフォロー>>57には乾いた笑いしか出なかった。]
そ、そうだなぁ、気が動転してしまっていたのだな。
私とあろうものが…
[ヴェルナーに痛い所を指摘>>58されるも、なんとか取り繕ってみる。]
う…うぅ…
[医師の笑顔に何も言い返せなかった。]
(62) 2009/09/17(Thu) 02:12:14
少女 アナは、下唇を噛んで黙り込んだ。
2009/09/17(Thu) 02:12:44
ぴょこん ぴょこん ぴょこん ぴょこん
[騎士の背中に4枚の翅が生えた。]
(63) 2009/09/17(Thu) 02:13:26
いや、それとはまた、違うと思うけど。
[ゲルハルトに生えた翅はアナにとって父親の奇行と同等に見えたらしいと悟り。
一応の否定はしておいた]
……あの翅さ、妖精の翅なんだよ。
妖精ってのは悪戯好きな奴も居てさ。
一番似合わない人の背中に生えたように見せて、僕らの反応を楽しんでるんじゃないかな。
[黙り込んでしまうアナの頭を優しく撫でながら、紡ぎ出すのは精一杯のフォロー。
勿論ゲルハルトのためと言うよりは、アナに可笑しなトラウマを植え付けないため]
(64) 2009/09/17(Thu) 02:19:55
[アナの家庭の事情は、
残念ながらこちらにまで届かなかった。残念ながら
イゾルデが彼女を慰めている様子に、
なんとなく、うんうんと頷いた後
そっとゲルハルトに視線を戻す]
!
わ、
[そしてはえる4枚の羽>>63
その様子に、目を見張る]
(65) 2009/09/17(Thu) 02:21:44
『あぁーもうっ!!
こーさん、こーさんだよ!』
[言いながら、騎士の顔の横に、だいぶ小ぶりな金髪頭を現した。
ほっぺたをぱんぱんに膨らまして、空と同じ色の瞳でツィンカをじっと見つめる。
両手を騎士の首に巻きつけて、ふよりふよりと浮いている。]
『かくれんぼの鬼さんは…踊りのおねーさんだったんだね。』
(66) 2009/09/17(Thu) 02:22:00
そう、動転して。
[にこにこと笑みを浮かべていたが]
そうです……か……!?
[突然現れた4枚の翅に驚く。
先程見たとはいえ、ある種異様な光景に呆気に取られた。]
……
……
(67) 2009/09/17(Thu) 02:22:20
医者 ヴェルナーは、騎士 ゲルハルトをじっと見つめた。
2009/09/17(Thu) 02:23:41
[優しく撫ぜながらも
イゾルデの声は続いた。]
……え?
妖精の、翅?
[見て、初めに、結び付く筈も無く。
言葉にされて、ようやく、其れと疑う。
そして、騎士の様子を窺って]
は、ね…
[ぴょこぴょこした4枚を見て、納得せざるを得ず。]
(68) 2009/09/17(Thu) 02:23:53
[魂の抜けたゲルハルトの身体を近くの木にもたせかけると、
アナの傍までふよ、ふより。]
『びっくりさせちゃったね。
ごめんね、お姫様。』
[パチン、と手を鳴らすと、アナの髪に白い花冠が現れた。]
(69) 2009/09/17(Thu) 02:25:32
あ、観念した。
[アナの頭を撫でながら、ゲルハルトに視線をやると妖精が姿を現していた]
にしても、おっさんにくっついてたとは…。
(70) 2009/09/17(Thu) 02:27:20
[>>65>>66>>67
そしてぴょっこり現れた金髪頭に吃驚。
思わず、ひ、と小さな声を漏らした。
作り物では無い、確かな蒼い瞳がツィンカを捉えている]
ぁ……ぁ……
[ふよふよと浮き、喋る様子を茫然と見つめ]
(71) 2009/09/17(Thu) 02:28:01
仕立て屋 イゾルデは、花冠が現れると、「おっと」と言ってアナの頭から手を離す。
2009/09/17(Thu) 02:28:17
まさか、皆の中に隠れるしてる、思わなかった!
ごめんなのでした
[膨らんだ頬に、
ストールで口元を隠す]
ヨウセイすること、
お手伝いしたいつもりだったのに、失敗なのよ
でも、かくれんぼの鬼だから、
みーつけた って 言うべきですかしら!
[けれど、>>69ぐったりとしたゲルハルトの身体を見て、
金色の妖精と見比べた]
ア、アラッ
姿をかえてたとかじゃない の ですの?
(72) 2009/09/17(Thu) 02:32:06
『ふんだ。ふーーーーーんだ。』
[キッとイゾルデ>>70をにらんで]
『よその人にくっつかないと、僕がいるのバレちゃうじゃんか!
…よその人でもバレたけど。』
[空中であぐらをかいて、ぷいっと横を向く。]
(73) 2009/09/17(Thu) 02:34:21
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