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―二階:自室―
[受け取ったカップを両の手で包み込むと、人の肌とは異なる暖かさが手のひらに伝わる。薄っすらと立ち上る湯気に、少年はまなこを細めた]
……うん。
[その柔らかさも、相槌を打つときには溶けて消えてしまう]
ライヒアルトさんは、僕が、殺した。
[己で、確認するよう、ゆっくりと音を紡ぐ。
器を満たす紅茶へと落としていた視線を上げて、少女を見やった。
反応を、窺うように]
[そうして]
――ッ
[案の定言われた。
しかもよりにもよって叫ばれ、酷く動揺した。
何か言うべきだったのかも知れない。
けれど咄嗟に言葉は出ず、先よりも強く睨むのが精一杯だった]
[カップの直撃を食らうのも、もう当然だという目をしていた。
敬愛する心の神の裸を見たのだから、しかも余計な事を言ったのだから、それくらい当然である。
彼女のかわりといわんばかりの視線を向けている]
何が違うっていうんですか、変態。変態。
[二回も言った。
言いながら、ふと気づいて、首を傾げる]
修道士さんは、変態…じゃなくて、人間だったんですか?
─二階・フォルカーの部屋─
[気を落ち着けるよにカップに口をつける。幼馴染の相槌を聞き、次いで紡がれた言葉を聞くと、何とも言えない、複雑な表情になった]
……本当は、フォルが、ライさんを突き落とすところを、見てたの。
びっくりした……何が起きたのか、分からなかった……。
[こちらを見る視線を見返すことが出来ず、今度はイレーネが紅茶へと視線を落とした]
―広間―
[見たの見てないの、変態だのと騒ぐのを時々茶々入れながら楽しげに見ていた。
きっと、隣にはローザがいて…そこに何よりも安堵を感じていた]
あのな、ローザ…
[やがて、食事をとり終えた頃、ふと、何かを言いかけて黙る。
一度、自分の気持ちの整理をしてから、と思ったのだ。
だから、なに、なに、と言わても明日な、と言って席を立つ]
お先に、部屋に上がらせてもらうよ。
[広間の面々に声をかけて、2階へと]
[如何程の人がそれを耳にしていたのか、女は知らない。
それ以降の会話は殆ど耳に入らなかった。
心配気に見上げてくる猫の視線にも気がつかず。
きちんと食事は取ったけれど、いつ部屋に戻ったのかは覚えていない]
悪いな気を使わせて。
[出来るだけ平時を装い、もう一つ持ってきた椅子に座った。
ウェンデルがちょっぴり怖い。
ダーヴィッドに心の中で合掌しながら]
まぁ、どっちにせよ見たダーヴィッドが悪いよな。
事故だとしても…。
[呟くようにそう言った。]
そっか。
[驚きはしたものの、表面に出るまではいかなかった。
視線を正面へと戻し、カップに口をつけて紅茶を啜る。味はよく、わからない。ただ、あたたかさだけが口内に広がっていく]
……しなくちゃいけない、って思ったんだ。
早く――早く、人狼を、って。
[こく、と小さく喉を鳴らす]
誰でもよかった。
別に見たくて見たわけじゃな――――。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
[ウェンデルに反論するように言いかけて、流石にそれは言いすぎというか、見たくない体って失礼だろうと思い至れたのでヘルミーネに謝った。とっても謝った。
当の本人の反応は――怖くて見てなかったが。
変態がふたつ、さくさくっと刺さったところで、虚を突いたように問いかけられて。]
へ?ああ。グラーツ殿は狼じゃな――――
[素直、と言わんばかりにこっくり頷いたら―――もう一個カップが後頭部に飛んできて、意識は数瞬*飛んでいった。*]
─二階・フォルカーの部屋─
[視線を落したまま、もう一度カップに口をつけた。渇きそうになる喉を湿らせる]
…人狼を捜しての、行動、だったんだね。
実際は、どうだったのかな───。
[そう紡ぐ声は、少し硬かった。誰でも良かった、と聞くと視線はフォルカーへと戻って。机にカップを置くとフォルカーの傍へと寄った]
───喩え、ライさんが人狼では無かったとしても。
ボクは、フォルを責めないよ。
やらなきゃいけないことを、人狼を捜そうとしたんでしょ?
捜さなきゃ、みんな食べられちゃうから……。
[ベッドに座るフォルカーの隣に座り、近い方の相手の手を両手で包もうと手を伸ばす]
誰なのか分からないなら、取れる手段は限られるもの。
[ぎこちなく孔雀色を向けた先、ヘルミーネは心此処に在らずの様子。彼女は花宿す者の役割を知っているということだろうか]
ああ…。
[深い溜息が毀れる。
もう笑みを失わずにいようと思ったのに。
あまり成功できている気が*しなかった*]
―2階・自室―
[部屋に戻るとまっすぐ机に向かう。
大き目の封筒を、持ってきた資料の束の中から抜き出し、恩師の名を宛先として記した。
それから自分が書いた報告書を取り出して、化石の欠片の入った小瓶と一緒に封筒へ。
『もし、俺に何かあったら、これを投函して欲しい。
この村の、廃坑調査についての報告書だ』
レポート用の紙を破いたものに書いたのは、誰かへ向けての伝言だった]
俺も、いつやられちまうかわかったものじゃないからな。
[呟きながらも、死ぬわけにはいかないと強く思っていた。
今迄ならば人狼に食われてしまったとしても、死ぬことで空の向こうで
待っている人に会えるならと受け入れてしまうのだろうが、今は違う。
その笑顔を護りたいと思う人がいたから。
だから、死ぬわけにはいかない、と]
―二階:自室―
たぶん、違ったんじゃないか、とは、思ってる。
夜が更けて、明けて、朝になったら――分かるかな。
[爪先でカップの表面を擦る。かり、と微かに音がした。
片手が、自らの体の上に滑り落ちる。
分かるとすれば、それは、人狼による襲撃の有無によって。]
……レーネ、
[落ちた手を取られて、視線が少女の方を向いた。
頭は上下ではなく左右に振られた]
そう、そう――……だけど、そう、じゃない。
みんなの中に、人狼なんていなければいいと、思っている。
でも、否定しようとすると、苦しくなる。人狼を捜そうと思うと、気分が落ち着く。
ううん、むしろ、
[高揚するのだとは、言えなかった。声は途切れる]
早く、終われば、いい。
[誤魔化すよう、別の言葉を継いだ。手にしていたカップの中身を飲み干して、傍らに置き、少女の手に自分の手を重ねる]
エルザ…お前は許してくれるだろうか。
いや、許して欲しい。
[机の上に両の肘をつき、祈るような姿勢で呟いた。
あの時失われてしまった命は、二つ。恋人と、そして、恋人に宿った、新たな命。
それからずっと、心の奥底では罪の意識に苛まれ、誰をも受け入れることが出来ぬまま、
好意を持ってくれた女性を傷つけてしまうこともあった]
あの子は、傷つけたくないんだ。
[その想いは、偽りのない強いもの。
明日、すべてを話して、それでも頷いてくれたなら…]
嫁に行く日になるかもしれんな。
[誰もいないのに冗談ぽくなるのは気恥ずかしかったからか。
その晩はまるで遠足を前にした時のような高揚感を覚えながら、*眠りについた*]
─二階・フォルカーの部屋─
分かる…のかな。
[言葉は曖昧に落ちた]
否定しようとすると、苦しくなる───?
[似ていると思った。自分の内なるものに。けれどそれは口に出さないようにして]
フォルは、捜す使命を負ってる、のかな……。
[代わりに零れたのはそんな呟きだった。少し考え込んでいると、包み込んだ手に相手のもう片方の手が重なった]
…うん、早く終われば、良い。
もう、こんな悲しみばかりの状態は、嫌だ。
[それはまごうこと無き本心。きゅ、と握っていた手に力を込めた]
―広間―
[暫く、談笑をしたりしながら、体が程よく暖まったところで]
今日はそろそろ寝る。
皆、おやすみ。
[手をひらひらと振りながら、広間を出て自室へと戻っていった]
―二階:自室―
[曖昧ないらえには、少年は何も返さなかった。
ただ、少女と同じよう、手を握る力が篭る]
捜す――……のは、どう、だろう。
僕は、……………ただ、長の子だから。
[否定も肯定も、しきれなかった。
己の力を他者に明かすことは、禁じられていることだから]
悲しくても、どんなに、失っても。
イレーネの、“絶対”だけは、ぜったいに。
[昨晩の遣り取りを思い出してか、言葉の終わりに、少女の目を見つめた。常のよう、寄せた眉の下にある蘇芳色の双眸には、意志の光がある。ただ、そのいろは何処か、暗かったが]
……………何か食べて、休もうか。
レーネは、どうする?
[長く沈黙を置いたあと、話題を変えて問いかける。
何をするにも、*少女の望むままに*]
―自室―
[夢を見ていた、小さい頃の夢。
夢の中の自分は足枷を付けられていて、粗末な服に身を包み、
主人である商人の荷物を荷車に載せて何人かで引いている。
本当は馬を使えば効率的なのだが、
自分のいた地方では奴隷を以下に多く持ち、それをみせつけるかが権力の象徴みたいにもなっていた。]
はぁ…はぁ……。
[文句を言う事も許されず、目的地につけば僅かな水と一切れの硬くなったパンだけをもらい、
それを口にしながら、主人が商談を進めている様子を眺めている。
商談が終わればまた荷車を押し…、日が落ちる頃に屋敷に戻ると、狭い部屋に押し込められる。
硬い石の上に同じような境遇の子供達と横になり……]
―自室―
むなくそ悪い…。ウェンに話したせいか…。
[呟き目を覚ます。気分は最悪だった。
窓の外はまだ暗く、気分転換をと思い部屋から出る。
勝手口から外にでて西側の方は、渓谷に面していてローザの姿をみかけた]
どうしたんだ?こんな夜遅くに出歩いたりして。無用心だな。
俺?俺は寝付けなくて散歩だ。
[向こうから同じ趣旨の返答が返る。向けたのは猜疑的な目だったかしれない。]
ローザ?お前が人狼なのか?
[唐突の質問、その名前は呼び捨てだった。
向こうは笑いながら何言ってるのというようにいつもの調子で話しかけてくる。
今はその態度に、感情の抑えが効かなくなった。]
[ナイフを懐から取り出しつきつける。]
答えろよ?どっちなんだよ?
[こちらの様子と、ナイフを突きつけられてることから、向こうは恐怖で声がでないだけなのかもしれない。]
なんで答えられないんだ?なぁ?
[ローザが後ずさり、柵にぶつかるとそれ以上後ろには下がれなく、こちらはお構い無しにそちらに近寄っていく。
何かを言っていたかもしれないが、もうその声は聞こえていない]
いいよもう、死ねよ…。
[冷たく言い放ち、ナイフを胸に突き刺す。
後ろによろめいたローザはそのまま柵を越えて渓谷の下に、少し時間を置いてどさりと音が聞こえる]
─二階・フォルカーの部屋─
長の子……そうだね、次期村長、だもんね。
[それを口にした時の表情は、どこか寂しげなもの。離れて行ってしまうような、そんな感じがした]
ボクの、”絶対”…。
ありがとう、フォル。
そう思ってもらえるだけで、嬉しいよ。
[そう言って微笑む。握り返してくれる手が温かい。見つめてくれる意思の光を宿した瞳が愛おしい。けれど、見つめ返す縹色には僅かに悲しみが見え隠れした]
あ、クッキーなら少し持って来たけど……。
[変えられた話題に机に置いたトレイに視線を向けた。小皿に盛りつけたクッキーを持って来て、それを摘みながら再び紅茶を傾けたりした。足りないようならパンか何かを持って来て、それを食してからそれぞれ休息を取ることに。イレーネはティーセットを乗せたトレイを手に、隣の自室へと戻って*行った*]
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