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―二階廊下―
[自分の存在が大事な弟を苦しめているのだと女は未だ知らない。
大丈夫と告げるライヒアルト。
彼の身を案じる気持ちはその言葉だけでは消えない。
けれどそれ以上言われたくはないかも知れない、と
納得しきれぬ様子のまま、小さく頷く]
――…ん。
無理はしないでね。
[言い添えて共に階下へと向かう]
―広間―
[階段を下りればアーベルとフォルカーの姿が見えた。
一方は血に濡れて、一方は怪我を負った風。
其れは何かが起きたのだと知らせるには十分なもの。
アーベルの説明>>38を聞けば菫は驚愕に見開かれる。
名を紡がれずとも誰のことかは知れて]
……そうでしたか。
[未だ少女であるフォルカーに傷を負わせた当人が其処にいれば
大人気ないと責めたであろうがその人は居ない。
人狼でないと知るその人は命を絶たれた。
一瞬過ぎるくらい面持ち。
怪我をした彼女と手当てするゼルギウスに何か手伝えることはと
歩み寄ろうとするが傍で心配するエーファの姿も見えたから
結局、彼女らに任せることにした]
[牙を持たぬ者が命を絶たれた。
それは惨劇は終わらず再び犠牲者が出る事を意味する。
朱花である義兄が襲われ、次は――。
そう思えば義兄の対である存在が案じられた。
エルゼリートからの知らせ>>45は厨房に届き
ブリジットやゲルダの姿は広間から見ることが出来ただろうか。
ゲルダの無事を確認すれば、微かに安堵の色を眸に滲ませる]
――……。
[告げるべき言葉があるのにその時は口を噤んだまま。
特に引き止められる事が無ければ黒衣を手にし一度リネン室へと向かった]
─厨房 カウンター側─
[広間の人物をじっと見詰めていた翡翠は、驚きのものから徐々に通常へと戻り、一度姿を隠してからまた瞼から覗いた。
表情に感情は籠らず、どこか呆とした態。
ようやく紡ぎ出した声も、いつもとあまり変わらなかった]
──…オレ、ヴィリーどうにか、してくる。
[そのままカウンターから広間に出て、オレはリネン室からシーツとタオルを取ってこようと進路を向ける。
誰がヴィリーを殺ったのか理解したのに、激情なんてものは湧いて来ず、凪いだような心持ちだった]
─ →納屋─
[リネン室には先にナターリエが居たかも知れないけど、オレは何も言わずシーツとタオルを手にする。
動きは緩かったけど、心許ないとまでは行かず。
きちんと持ちやすいように纏めてから外へと向かった。
納屋へと戻って来て再びヴィリーを目にする。
外傷は首の後ろだけみたいだけど、出血量が尋常じゃあなかった]
………んっとに。
ナニやってんだよ、お前は。
[コイツが死ぬとは思ってなかった。
こんな状況でもしぶとく生き残ると思ってたのに。
オレは血溜まりからヴィリーを引っ張り出して、何枚か重ねたシーツに転がした。
一人だから扱いが手荒になっちまうのは許せ。
転がしたヴィリーをシーツで包む中で、オレはコイツの顎に痣がまだ残ってることに気付いた]
……悪かったな。
[ぽつりと言いながら、オレは痣の部分を指で弾く。
後で具合を聞こうと思ったのに聞けず仕舞いになったな。
その時にちゃんと謝れたかは怪しいところだけど。
シーツに包み終えたら、オレは汚れた手をタオルで拭いて。
厨房から入るのは気が引けたから、一旦玄関口まで回って中に入る。
広間の方には目もくれず、オレは二階へと上がって行った。
アイツの部屋って*どこだったかな*]
―リネン室→井戸近く―
[リネン室で毛布やシーツ他に衣服等の洗濯すべきものはあるか探す。
エルゼリートがシーツやタオルを取りにくる気配>>55に
一度顔を上げるものの声を掛けられる空気でなく口を挟まずに。
勝手口から外へと出る彼に遅れて続き、井戸で水を汲んで洗濯をする。
彼の居る納屋にその時は足を運ぼうとは思わなかった。
先ずは白いままの毛布、シーツ、それから着替えの類。
盥に張られた水が濁ればその都度、水を汲みなおして――。
最後に洗うのは血の染みたその黒衣。
暫く水に浸していれば水面には赤がじわりと滲んだ。
赤は徐々に色濃くなり生々しい血の匂いが鼻につく]
――…う、……ッ。
[気持ちが悪い。濡れていない腕の方で一度鼻と口許を覆い眉を寄せた。
血の濁りが消えるまで、その匂いが消えるまで――
洗い終わる頃には手はかじかみ感覚が薄れていたけれど
それをさして気にせず苦とも思わず物干し用のロープに
水気を絞った洗いたてのそれを干してゆく]
―納屋の前―
[ふと納屋に足を向ける。
エルゼリートは既に屋内に戻っていたらしい>>56。
シーツに包まれた人のかたちをした其れを入り口から見詰める。
女は自分に祈る資格がないことを知っていながら
胸元で十字を切り聖句を紡いだ]
私の祈りなど届かぬでしょうけど……。
[祈りを紡ぐに相応しい義兄はもういないから。
自分が何も言わずに居たから命を絶たれたかもしれぬ人。
もっと罪悪感を感じるだろうと思われたのに
義兄を失った時ほどの罪悪感もなく感情は何処か薄い。
女はくるりと踵を返して屋内へと姿を消した]
―広間―
[勝手口から宿の中に戻るとおとうとの姿を探して広間に向かう。
ライヒアルトを見つけることが出来れば傍に寄り]
色々あって少し疲れてしまったみたい。
今日はもう部屋に戻って休むことにするね。
[そう告げてから何も無ければ部屋に戻り
言葉通り休むことになる**]
―早朝―
[義兄の死がよほど堪えていたのかその夜の眠りは深かった。
目覚めるのは常と同じ時間。身支度をして祈りを捧げ――力を行使しようと意識を集中させる。
結果は直ぐに知れた。見出せた時のあの悦びは無い。
けれど昨日見たそれとも何処か違っていた。否な予感がして部屋を出る。
エーファの姿を求めて廊下を歩めば彼女らの部屋に行く途中、異臭を感じて足が止まる。半ば開けられた扉を恐る恐る覗けば其処は噎せ返るような血の匂いに満たされていた]
――…え、
[二つ重なる姿が赤の中にある。エーファとフォルカー。
どちらがどちらか直ぐに知れたのは見極めた後だったからか]
エーファさんが、襲われた……?
フォルカーさん……。
[近しい者を失った悲しみは知れて労わるような控え目な声が
何時からそうしていたのか知れぬ彼女へと向けられる]
―早朝―
人を呼んできます、ね。
[双子である彼女らをこのままにもしておけない。
けれど女に出来ることは少なくて小さく紡いでから
人が居るであろう二階の客室の扉を一つ一つ叩いてゆく。
何があったか問われる事があればエーリッヒの部屋を指し示し]
エーファさんが襲われました。
[と、沈痛な面持ちで応えることとなるだろう**]
― 広間 ―
[驚いたようにこちらを見るエルザに、殴られるかな?とちらと思った。
だが予想は外れ、エルザはリネン室へと行く事に。
掴みかかってくる事を期待していたのに、拍子抜けした。それとも後で仇と殺しにくるかな?
そんなことを胸中で思った。
近づいたなら、蒼い花の事でも伝えようかな、と気まぐれに思っていたが。
今はまだ胸中にあるままに。]
― 二階・自室 ―
[広間で色々とあった後、もしくは合間にでも、こちらは服を着替えにと一度二階へ上がる。
自室に入り、血濡れた上衣とシャツを脱ぎ、ついでにそれで顔を拭う。
部屋に置いてあった古い鏡を覗き込むと、唇の端にまだ血が残っていたので其を舌で舐め取った。]
……不味いねぇ。
[そう呟き口の端を上げる。
歪んだ笑みを浮かべた自分が、鏡には映っていた。]
― 井戸 ―
[それから汚れの酷い服を手に、一階へ降り井戸へと向かう。
エルザはもう去って、ナターリエは選択を干していただろうか。]
おっと、シスター洗濯かい?お疲れサン。
…大丈夫?大分参ってるみたいだけど。
[顔色が悪く見えた彼女に声をかけた。言いながら、自身は血濡れた服を水桶につけて色を落とした。水はみるまに赤くなってゆく。
ナターリエはまた血に反応しただろうか。気分を悪くしたなら、案じるように声をかけ、吐き気が見えれば背中でも撫でるだろう。
もしそうでなくても、世間話をするように。]
こんな状況だしね。参るのはしかたないサ。
みんな苦しいよ?
大事な人が狼かもしれない、大事な人が誰かを殺すかもしれない、大事な人が――一人で何かを抱え込んで、苦しんでいるかもしれない。
そんな状況だしネ。
[言って労るように、彼女を見た。
表情におかしな所は見当たらないはずだが、相手がどう受けとるかはまた別で。]
―昨夜/広間―
[ナータと一緒に広間へ降りて。
血に塗れたアーベルとフォルカーの姿に眉を寄せる。
血の匂いに深い場所がざわめく。
けれどここですぐに立ち去るのは不自然だと我慢をした]
正当防衛が成立するような状況だったということですね。
悲しいことですが。
[説明を聞き、フォルカーが手当てを受けるのを見ればそう感想を述べた。
ゼルギウスは忙しかっただろうし、エーファはフォルカーが心配で離れ難かっただろう。厨房からゲルダやブリジットが戻ってきた時、アーベルがいなかったなら伝聞でヴィリーの死を伝える役をするつもりで広間に残っていた]
人間がまた一人。
[ゼルギウスは残っていただろうか。フォルカーとエーファは問い返す余裕があっただろうか。
それが視えたのかと問われると頷いて返した]
―昨夜/広間→自室―
[血肉を求める衝動は、残り香ならばどうにか抑えておけた。
けれど実際に目の前で多く流されたらどうなるか、かなり不安だった。そういう意味でも分の悪い賭けをしようとしてると、自分でも思う。人間と人狼と、どちらかを滅ぼさずに終わった事例など、見た覚えがないのに]
うん。ありがとう。
休める時に休んでおかないとね。
[もう休むというナータを送りながら、自分も部屋まで戻った。
触れる機会を逸してしまっていた飴色を、ケースから取り出す。
普段弾く讃美歌の類はもう弾けなくて。暫く悩んでから弓を弦の上に置いた]
―Himmelsgewölbe―
[孤児院にある壊れかけのオルゴールから覚えた、少し哀しげな曲。聞き取れなかった一部は想像で補って。
一節分だけ、何もかも忘れようとするかのように弾いた]
―回想/井戸―
[最後の一枚を干し終えた頃、アーベル>>64の声が聞こえた。
労いの言葉に小さく頭を下げる。
大丈夫かと問われると曖昧な笑みが浮かんだ]
お気遣いありがとう御座います。
色々あって少し疲れているのでしょう。
でも、それは他の方々も同じでしょうし……。
[消え去ったはずの血の匂いが水桶から漂う。
そういえば彼もまた血に濡れていたのだと思いだした。
口許に手の甲を宛がい柳眉を寄せれば、背に感じるのは男の手。
一瞬、緊張するかのようにピクと肩が震えた]
――…ごめんなさい、もう、大丈夫、です。
[す、と身を離し距離を取る]
―回想/井戸―
――…ええ、確かにそのように思い悩む方もいらっしゃるでしょう。
私も、考えることがありますから。
[ゆる、と肯定するように頷く。
けれどアーベルは大事な者がという仮定ばかりで
自らが襲われる恐怖や殺される恐怖は語らなかった。
労るような眼差しを向けるアーベル。
けれど労られているのか見透かされているのか女にはわからない。
何処かずれたように感じる言の葉に少しだけ困ったような表情。
別れ際の言葉>>65にはことりと首を傾げ]
……私には、わかりません。
[聞けば教えてくれるだろうか。
過る考えは表には出ぬまま、そこで声は途切れた]
―回想/了―
─昨日/二階─
[ヴィリーの部屋を探しに二階へと上がる。
オレはゲルダの部屋くらいしか知らなかったから、廊下の真ん中辺りまで来てどこから手を付けるか悩んだ。
うーん、荷物入れ見れば多分分かると思うんだけど…。
ちょろっと覗いて違ったら直ぐ出れば良いか。
そんな風に考えて、まず最初に自分の部屋の隣…もちろんゲルダの部屋じゃない方だぞ。
そっちの扉に手をかけた]
……あ、あれだ。
[運が良かったと言うか何と言うか、見たことのあるヴィリーの荷物入れがそこにあった。
何だよ、アイツ隣だったのか。
まぁ他の部屋覗くことにならなくて良かった。
そんじゃあ頑張ってアイツを運ぶか…]
─昨日─
[納屋に戻ったのはナターリエが宿屋の中に戻った後だった。
オレはシーツに包んだヴィリーを背に担ぎ、納屋から運び出す。
身長の関係でアイツの足を引き摺る形になったのは、致し方ないこと。
誰かが手を貸すと言うなら頼んだろうけど、一人だったとしても時間をかけて二階へと運んだ。
玄関口から運ぶことになったから、結構な距離を移動することになったけど。
お陰で広間の話とかはほとんど聞かずに終わることになる]
[その後、ゲルダ達が料理を継続するなら手伝ったろうけど、食べるまでは至らなかった。
今になって血の匂いに参って、誰も使っていない時に浴室で長風呂をする。
風呂から上がってもやっぱり食欲は出なくて、オレは結局そのまま部屋に戻ることにした。
呆としてる事が多かったから、広間に居る間に周りでされた会話もあんまり覚えてない。
部屋に戻ってベットに入ったけど、ちゃんと眠れたのか良く解らなかった]
─翌朝/自室─
[浅い眠りには落ちていたらしく、いつもは気付かないだろう部屋のノックの音>>61に気付いて目が覚めた]
ふぁい……朝早くから何…?
[寝ぼけ眼で返事をして、オレは扉へと近付いた。
まだ朝早くね…?
欠伸しながら扉を開けると、そこにはナターリエの姿]
……………え?
[沈痛な面持ちで伝えられた内容は直ぐには頭に入らず。
理解するまでに時間がかかった。
理解して、ようやく声が零れる]
クレメンスの次は、エーファ?
てことは、エーファが花持ってた、ってことなのかな…。
[口にしたのはゼルギウスから聞いた双花の話をオレの頭の中で繋げたもの。
どう言う意味かと問われたりしたなら、双花が真っ先に襲われるものだと聞かされた、と答えることだろう。
オレには花がどこにあるかなんて知らないから、想像するしか出来なかったんだ]
[ひとまず上着を羽織ると、オレは示されたエーリッヒの部屋へと向かうことになる。
噎せ返る匂いに左手の袖で鼻の辺りを押さえながら、光景を目の当たりにした。
エーファが襲われたと聞いていたはずなのに、そこには二人居たから、まさか、と驚いた。
近付いて外傷が無さそうな方を確認すると、ひとまず息はある。
なんだ、気絶してるだけか…。
でもこのままってのは、流石に拙いかな]
[他の人、特にアーベルが来たならそっちを見て動きは一旦止まるけど、フォルカーの事をアイツに任せることになるかな。
ゲルダやブリジットが来るようだったら、部屋には入らせないようにするつもりだ。
またシーツ持って来て隠さないとな、傷とか、血とか。
ゼルギウスやライヒアルトも来るなら、その作業を手伝って貰ったかも知れない。
シーツを取りに行こうかと部屋を出ようとした時、不意に向けた部屋の片隅に白い小さな塊を見つけた。
人狼の手掛かりでもあったかと思ったけど、それは丸くなって震えているミーレだった。
そっか、エーファと一緒に居たっけ、お前…。
そこでそのままにしておくのも忍びなかったから、オレはミーレを両手で拾い上げる。
ミーレはまだ震えていた]
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