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[エリカから、続けて紡ぎだされる言葉。
思考は嫌に冷静に働くのに、感情の捌け口は見当たらない]
まっ、て…、待ってくれ……。
それは、ケイジが……アイツが封じられたって、事…か?
[声が、震える]
な、んで…堕天尸でもない、のに。
……捕えられたのでなければ。
けれど、感覚と……時刻から言えば、
封じられたとみるのが正しいように思う。
彼は、何かを知っているようだったから。
それに、今までにだって、
堕天尸ではないものも、封じられてきた。
[己の紡いだことばに、
違和感を覚える。
――何かを、知っている]
……、……報せたのは、彼だった?
[結界樹の傍、会話していたふたりが浮かんだ]
[きつく、きつく、眼を閉じる。
心臓の音が、やけに大きくて、煩わしかった。
多くの言葉や悲鳴を飲み込んで、唇を噛む。
昨夜治ったばかりの其処は、いとも容易く、またぷつりと切れた]
………。広場に、行ってくる。
[くるり、後ろを振り返って。エリカに背を向ける]
…ケイジは、少なくともラスの事を、知っていたよ。
[その言葉だけを投げ、羽根を広げたまま向かう先は*広場*]
[ 閉じていた目が開かれる。]
嗚呼、静かですね…。
[ また、1つ気配が消えたか。
光の波動がここまで届いた。]
――――――…。
誰でしょうか、今日は。
家には戻れませんね…。
ケイジ様に匿って頂けるなら有り難いですが。
[ 自分を捕らえていたあの部屋に戻れない現状に嗤いが零れる。]
くすくす……あの部屋に戻れないのは残念ですね。
幻視する必要もないでしょうか。
[ 羽根は漆黒の姿を晒している。]
[ それでも体力の低下は否めない。]
とりあえず、今日はここにいるしかありませんね。
[ 結界樹に封印されていないことが分かれば。
疑いは自分に自然に向く。
だからこそ、早急に対処しなければならない。]
力が戻れば――――――。
[ また新しい者を封じる。
守護天将の力を持つ者を優先すべきだろう。
その左目は完全に光を失い、闇を映す。
けれど、今はその闇に安堵できるのか。
その場でそっと*目を閉じた。*]
……そう。
[向けられる背、
儚くも映る羽根を見る]
必要なものが失われたのなら、
貴方はまた考える?
新たな答えを、見つけようとする……?
[呟く自身の答えは何処か。
己の翼は内へと、ひかりの鳥は羽根へと還して、
ゆっくりと歩み始める。
* 金糸雀色の双瞳に、いろはみえない *]
[歩みだすカルロスとエリカの向こう。水鏡の中の夜の空にそっと手を触れる。わずかな波紋]
……ああ、飛びたいな。
[ネロの、鏡の中の紫紺と陽光の翼にした動作には気がつくことが出来ないまま。そんな事を*呟いた*]
[狐を探す鷹の目の男の後を追う。しばらく飛ぶうち体内に蓄積した虚に蝕まれた肺が悲鳴を上げ、速度を落とす。慌てて前を見ると、紫紺の男の視線を受けて、息を飲んだ]
『足手纏いだ。』
え……?
[その獰猛な鷹の目で示されたのは近くの施療院。一言のみを告げ、振り向いて飛び去る男の背中を、追うのは止め、ただ]
……あの……っ
服……とベッド……ありがと
[かけた言葉は届いたのか、鼻を鳴らす音が風に乗り聞こえたような気がした。聖殿から封印の光が溢れ出る、ほんの少し前の事]
外ねェ。
たしかに広いが――
[おかしそうに嗤う。
と、視線をとらえて、ラスを。それから言葉を聞いて、カレンを見た。]
やァ。
さてはて、何がしたかったといわれてもな。
[肩を竦める。]
愉しめれば良い、それだけだ。
[一瞬の躊躇の後、施療院の扉を叩く。しばらく間を置いて]
『もう診療時間は終わってるんだけどねえ。ま、お入りよ』
[返ってきた年輪を経た声は、心なしか沈んでいるように感じた。促されるまま中に入り、ラウルに見られながら簡単な診療を受けた。そこには以前の自分と変わりなく接する姿。無関心か悪感情に満ちた視線に慣れた身には少し不思議]
あの……っ
[口を開きかけ、つぐむ。怪訝そうな視線に]
……ううん、何でも……
診察、ありがと……ね……
[診療代、支払える物がないと告げれば、出世払いでいいさと笑われ。本当は他の誰かの分の食事だった、野菜と木の実のスープを馳走になる。身体を気遣う言葉と共に、診療所から送り出される。その不思議な魅力の持ち主を、カレンの姿と重ねた]
……カレンさん……いなかったね。広場、かな?
[少し元気が出た身体を、ラウルと共に聖殿へと向ける。向かった先では、すでに狐が封じられたと*聞くのだった*]
―森の奥・親の墓―
[たどり着いたその場は静かで。
当たり前だが、他者の気配はない]
……当然、か。
ここを知ってるのは、旦那とせんせ以外はみんなあっちに行っちまってンだしね。
[小さく呟き、座り込んで木にもたれ掛かる]
なんかもう、ホントに……嫌になる。
[零れ落ちたのは、小さな呟き]
[『天将の血筋』。そんな短い言葉だけで変わる、周囲の態度。
両親が出身を隠していたのは、これもあったのかと、今更ながらに感じていた]
……楽になりたいから、何かにすがる……か。
……でも、アタシも人の事は言えないね。
苦しくて逃げたくて、それで甘い言葉に引っ張られ……挙げ句、何にもなくなった。
[言葉とともに、浮かぶのは自嘲の笑み]
ホント……バカだ。
存分に。
[くつり、嗤って、ラスを見る。]
なかなか良い退屈しのぎだったな。
あァ……あんまりお前にとっては良い気分ではないか?
[水鏡のほうへと視線を投じる。]
……一番欲しいものが、一番怖いんだから……。
ホント、情けないったら。
[相棒もいない、完全な一人きりの状況は、いつもは表に出す事のない心情を溢させて。
小さくため息をついた後、瞑目する]
ゆうらゆら 風吹く空には何が舞う
ゆうらゆら 風乗り舞うのは旅する羽根よ
行き着く先などだぁれも知らぬ
そら行く道には果てなどないよ
ゆうらゆら 彷徨う羽根は何探す
ゆうらゆら ひとりの羽は、誰探す?
振り子はゆれる あおのそら
いずれもただしく いずれもあやまり
ゆうらゆら ゆうらゆら
そら行く羽は 何さがす?
アヤメ嬢は、とても苦しそうだったからな。
[それも愉しいというように、嗤って。
ふたたび狐はラスを見る。]
――さすが巫女殿、というべきか。
[アヤメが苦しそう、と言われれば目一杯の渋面を作り、肩を落とした。]
そんなきつく、首絞めてない筈なんだけどなぁ。
それは…謝るよ、うん。
巫女さん、あそこでずっと祈ってる。
なんつーか、遣り切れないなぁ。
[頭の後ろで手を組んで、ゴロリと横になった。]
[狐は一つ得心した。]
お前も莫迦だな。
すくいようもない、大莫迦者だ。
[おかしそうに嗤う。]
いいんじゃないか、アレはアレが好きでやっているんだろう。
[視線を投げるは、巫女と、その付き人。]
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