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そんな冷たいツッコミするオジサマに食べさせるオススメはないよ。ふんだっ!
[拗ねながらもハインリヒにオムライスを渡した]
[巧みに張られた結界に隠されて「誰も気付かない」場所。
そこで何が起こりかけていたのか、アマンダは気付かない]
…ん? どかした、ブリジ…オト!?
[気付いたのは、目の前の二人の変化。
とっさに膝を突いて、大地に手の平をつけて、気配を探り――]
[紫煙は突然乱れて揺らめき、]
<<若!気づきました!?北です!>>
>>…あぁ、今行く!<<
[その大きな力を感じた方向へ走りだす。]
ー閉ざされた石室ー
[残ったのは、砕け散った銀のロザリオと、水晶の欠片。腰を抜かし、声も無くそこに座り込んでいたギュンターの姿も消えている]
[夜空に煌めいて浮かぶ、無限鎖。
それを右手にしかりと握り。
輪を飛ばした先を睨む異眸、その紫の表には、銀の紋章が浮かぶ]
時、移ろうか……。
[低い呟きが零れ落ちる]
……誰かが。
[シスターの言の葉に返そうとした時、ようやく感じ取ったそれ。
もう、遅い。]
気をつけていたのに。
[ただ、力に気を配っていた苗床は、直接触れようがしなかったためにそれを封じることが出来ず。
望んでいたことも、出来ず。]
……作られた意味があったとして。
この状況になってしまうこともありえると、きっと、考えていたはずだよ。
存在意義よりも、人の欲の方が強いのだね。
あぁ、厭なものだ。
作らなければよかったものを。
封印が破られる恐れがあるのなら――
……誰かが。
今の所、誰かはわからんが。
……彼の力を、動かした。
[静かな声は誰かに答えるものか、それとも彼自身が確かめるためのものか。
それは定かではないものの、しかし。
眠れる力が目覚めた事、それだけははっきりと感じられた]
んー、ゃ……会わずとも、ね。
感じ取れる訳で。
[頭をぽりと掻きつつ。]
その、チカラそのものってのを。
わざわざ探らずとも、同じ精霊、そして対だから、ね。
や、やだ。
それは駄目なのにっ!
[ようやく感じ取れた波動。
けれどそれはまた揺れるように霞んでゆき、力の大きさの実感だけがその場に残り]
やだやだやだやだ!
[軽いパニックを引き起こしていた]
[落ちてしまったそれを拾いあげようと、頬が落ちてしまわないか心配しながらも手を離して、ベアトリーチェは椅子からぴょんと降りました。しゃがみ込んで手を延ばしますと、果てのない鎖の輪に、小さな指が触れます。
どこからか、鐘の音が聞えて来ました。
いつもとおんなじように、いつもとは少し違って。]
してやられたか!
[北門から、遺跡の方を見る。
荒ぶる力の番人として、この封印の無事を確認するのが、彼らの使命であり、目的だった。]
…………?!
[奇妙な気配を感じ、ユリアンの頭を撫でていた手が止まる。
今までに感じた事のない、力の流れ。]
何だ、これは……?
[その時、さらに北のほうから大きな力のうねりを感じ取る]
……とうとう御出座しですか
[ポツリと洩らした言葉はティルの耳に届くか届かないかの小さな声]
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