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―桜の大樹の木の上―
[...は幹にもたれ掛かり、空を見つめる。
光を浴びて、髪は亜麻色に透き通り]
[花もひらひらひらりと舞う。
彼の周りをわふわひらり]
[人がいたら、彼が風を操って桜の花びらを
蝶のように躍らせているように見えることだろう]
─教会・自室─
[宵闇に染まる頃、ナターリエは自室で昨日のことを回想しつつ、推理に没頭する
今回の騒動、少なくとも実行犯は一人。そして共犯がいるとしたら、それは果たして何人か]
イレーネ。
[こんばんわ、と声をかけようとして、もう一つの視線に気が附きます。ぐるり、眼を巡らせると、薄闇にも映える金の髪が見えました。]
ミハエルも、こんばんわ。
[立ち上がって、ぱたぱたとスカートを払います。]
−→西の桜の大樹−
[アマンダはぼんやりしたまま、泉付近の一団に気付かず通り過ぎる。
夕刻の人込みに、目立たぬ容姿は紛れていただろうか。けれど精霊の気配は名残を残していたかもしれない。
夕日を浴びた満開の桜は、その色を濃くして美しかった。
その枝にある気配を、ほんの瞬く間とはいえ、気付かせぬほどに]
……ユリアン?
[アマンダは、樹の真下から上を見上げ、迷うことなく声を掛ける。
そう、ここへは彼の気配を辿って――話をする為に来たのだから]
[ふと外を見ると、金髪の少女と少年、そして少し離れた場所に銀髪の女性がいるのを確認すると]
……ちょうどいい
[そう呟き、階下に下り、外の広場へ向かう]
―広場―
嗚呼…イレーネも居たのか。
[視線を巡らせた。アマンダが通り抜けて行った。鐘の音が学校の終業の合図だったのだろうか、子供たちの一団が笑い合いながら走り抜けて行った。]
[人波の向こうにナターリエの姿を見掛けたが一瞥するのみで]
[再び少女の膝へ視線を落とした。
転んですりむきでもしたのだろうか。そういえば昨日も転んでいた奴が居た、と思い出す。]
ベアトリーチェ、それは?
[一瞬誰が何を言っているのかがわからなかった。
今までその声が彼の名を呼んだことはなかったから]
[だけど、現実には彼女が彼の名を口にしていて]
…アマンダ、さん?
[彼は桜の木の真下にいる、彼女の名を呟く]
[その言葉を口に出した瞬間、突風が西通りを通り過ぎた。桜の木と彼と彼女をめがけて]
[教会の扉を開け、広場に出ると]
こんばんわ。ベアトリーチェ、ミハエル。それにイレーネ
[にっこりと笑顔。そこで、ベアの足に巻かれたほんのり赤く染まったハンカチーフに気付くと]
あら? ベアトリーチェ、その怪我どうしたの?
[アマンダが過て行ったのは知らず、イレーネに今度こそ「こんばんわ」とご挨拶。こどもたちの一団からも眼を背けていました。]
駈けた拍子に、転んでしまったんだ。
手をついたから、顔は大丈夫だったのだけれど。
[ミハエルへと答えます。てのひらのほうには、大した傷はないようでした。]
イレーネも、ミハエルも、お散歩?
―西の桜の大樹―
[風は平等に皆に吹き荒れた。
――勿論、不安定な枝の上に座っていた彼にも]
うわっ!…っ!
[枝から落とされ地面へ落下しそうになりながらも、
彼は条件反射的に枝につかまり、重力を振り切り。
風が収まるまでぶら下がる]
[そっと枝から手を離し、アマンダの隣に着地した]
珍しいね。アマンダさんが僕を呼ぶなんて。
[桜舞い散る中、不思議そうに首をかしげた]
[いきなり駆け抜けた突風。
心穏やかで居られぬ対立属性のそれに、とっさに左腕で千花を庇う。包帯の下、直されぬままだった亀裂が深くなる]
[蝶のように舞う花弁は既に無い。
けれど、人影のまばらに残るその場所で、言葉を選びつつ口を開く]
聞きたい事が、あるの。
君は、鍵を持って……ないよね…?
[否定的な聞き方をしたのは、否定をして欲しかったからだろうか。
覆された、穏やかな日々。
何処か違って見えたイレーネ。
そして――疑わずにはいられない自分。
これ以上、アマンダの知ってる平穏のピースの欠片が壊れる事を厭うように、茶色の目は鋭かった。強く疑っていると、誤解されるかもしれない程に]
─Kirschbaum・3階─
[唐突に吹き抜けた風に、ふと我に返る]
今のは……。
[しばし、訝るものの、何となくそれを引き起こしたものは理解できた]
……俺も、籠ってても仕方ない、な。
外に出るか、契機良く。
[軽い口調で言って、周囲を見回す。
辺りに人通りがない、と確かめると、そのまま、窓から飛び出した。
ばさり、と。
翼が羽ばたくが如き音が、風に乗って響いたやも知れず]
[隣に降りた姿に、千花は円らな目を向ける。
夕日の名残を受けて、その瞳は赤みを帯びて見えただろうか]
…ん、まあ…ね。
[珍しいと言う言の葉には、小さな苦笑。
きっと、この件が無ければ、呼ぶ事などなかった気がした]
[彼女の問いに目をしばしば。きょとん]
「鍵」って「鍵の書」のこと?
そんなの僕が持ってるわけないじゃないか。
びっくりした。アマンダさんがそんなことを言い出すなんて.。いきなり呼ばれたから、愛の告白でもされるのかと思っていたよ。
[笑いながらそう答える彼はどこにでもいる普通の少年の姿]
調べ物。
[その言葉を繰り返して、こくんと肯きました。]
昨日も遺跡に行っていたものね。
……遺跡とはどんなところなのだろう。
暗くて、迷路みたいで、複雑なのかな。
[その場所を想像しながら、訊ねるのでした。]
ベアトリーチェはお散歩しながら探してみたけれど、
見つかりはしなかったよ。
[店の前に着地すれば、咎めるような声が聞こえた。
ほんの少しだが、力を使ったのを察知されたらしい]
……はは、まあそう硬い事を言わず。
息抜きですよ、軽い息抜き。
[店から出てきて呆れたようにこちらを見る碧の瞳に、悪戯っぽい笑みで返して。
その姿が再び店内に消えると、遅れてやって来た相棒と共にぐるり周囲を見回す]
さて……どこへ行きますか。
「……考えておらなんだか」
まあな。
[さくっと肯定]
見付からなかったか。
…遺跡は暗くは無い。
もしかしたら、何処かに迷路のようなものが存在することもあるだろうが、私はそれを見たことがない。
お前はこの街へ住んでいるのだろう。
遺跡へ行ったことは無いのか。自警団の話によると、時折子供が遊びに来ている事もあるそうだったが。
[触れる手に、きょときょとと緑の眼をまたたかせます。強い癒しの力もベアトリーチェのからだは不思議と受け附けないようでしたが、血だけはぴたりと止まったのでした。]
……ありがとう、イレーネ。
[にっこりと微笑って、ぺこりと頭を下げました。]
でも、ベアトリーチェは人より怪我の治りが早いんだ。
だから、心配せずとも、大丈夫だよ。
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