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あっぶなー…、足のつく所で良かった。
もうちょい深いところだったら、オレ溺れてたってゆーか
──…。
[左頬をぺちぺちと叩いて確認。絆創膏はちゃんとある。うんオッケ。
ぼたぼたと落ちる水に、服をぎゅっと捻りながら、漸く周囲を見回した。
あー思い出せオレ。ついさっきまで何やってたっけ。
そうだ、人里のお祭りにちょっと忍び込んで、遊んでた──筈なんだけど。
先ほど上がった幅広の川を背後に、見渡す限り]
…どこ、ここ。
[草原。
……つーか。何でオレ川に落ちてるんだろ?]
[困った。場所もそうだけど何が何だかさっぱり判らない。
多分二人に聞いても知らぬ存じぬな応えが返ってくるんだろう。
…「あっち」に至っては、きっと笑ったままだ。
何だよ。知ってたら、教えてくれるぐらいしてくれたって良いのに。
遭難時の対処とか、そんな事なら教えてもらったけれど──]
「…漸く見つけたぞ、”ノイ”」
[ふと、声が降って来る。聞覚えのある声。
上空を舞う黒の影に気付いて目を凝らした。]
──アル。お前もいたんだ?
[すいと、頭の上に留まる黒の鴉を見上げてほぅと安堵の息を零す。
ただの鳥なら如何と言うわけでもないが、見慣れた相手だ。
見知らぬ所で一人途方に暮れるより、幾分もマシ──]
「其れは俺の名前では無い──何度言えば理解る。
お前の様な餓鬼に、「お前」と気安く呼ばれる筋合いはない」
…。ガキじゃない。
それに、んなこと言ったって本当の名前、オレには教えてくれないし。
[でもなかった。出会い頭にコレだ。 …思わず眉を寄せる。
知ってたところで、オレがその名前で呼んだら怒るだろ。と
ぶつぶつと文句を零したところで、否定の言葉は返ってこない。
つまりはその通りなんだろうけれど。
見知った顔を見つけたと、ホッとしただけ何か損したじゃないか。]
< それは猫だったエーリッヒに近づいてきました。猫のすがただったら、まちがいなく唸っていたことでしょう。
じりじりと後ろにさがって、そのわっかの行方を見ます。ふよ、ふよ、ふよ。空をとぶのは、なんででしょうか。とうぜん、羽根の生えた猫でしかないエーリッヒの知るところではありません。
けいかい、けいかい、けいかい。
しかしその、へんなものは、けっしてある一定のきょりから、近づいてきませんでした。 >
……?
どう、しろと、いうんだろう?
[―それは少し前の山間の村での風景。
時は僅かに流れて今。
顔に大きく傷がある青年は、ぽかんと口を開けて巨大な吹き抜けの空間を*眺めている*]
[呼びかける声に、一つ、瞬く。
何か、記憶に引っかかるものがあるような。
そんな事を考えつつも、声の方へと近づいて]
まあ、いなければ、声はしない訳で。
[言葉をかけつつ見やった姿に、異眸は僅かに険しさを帯びる]
……君……は。
< うずうずするのは、しかたないんです。だって、猫だもの。それでも今は、ひとのすがた。さすがに飛びかかりは、しませんでした。
……ほんとうは したかった っていうことも、ないですよ?
ふわふわふわ。ゆらゆらゆら。ゆれるわっかにさそわれて、猫の目のかれは動きました。
ラフレシアとべつの方向だったのは、とっても幸運なことだったでしょう。 >
[じゃらり]
[床に触れた鎖が微か音を立てる]
……、
それも、そうだ。
[見返す右の青は揺らぎもせずに]
[現れた青年と少年へと視線を返す、]
< ふわふわ、ぴたり。 てくてく、ぴたり。
“滑稽”な だしものを見ているよう。
ほら、よくみてみると、木のうしろ、草のかげ、なんだかちいさな生きものたちが、遠まきに ながめています。
それでも猫は猫ですから、きづいていても、きにしません。
とことこ、ぴたり。
くさりの動きにあわせて、とまったり、すすんだり。
あらあら、ここは さっきの食虫花の場所。
わかっていても、そのままとおりすぎました。 >
< やがて どこにたどりつくのか。
ここは どこなのか。
猫のエーリッヒが知るのは、もうすこしあとの * お は な し * >
―機鋼界・外周通路ジャンクション―
[鉄の雄牛のようなビークルから降り立ち、下層からの迎えの機精にその荷を渡す。
運んできたのは最も清らかな、無垢の焔。
新たに生まれる命のための、動力炉の種火として使われるもの。
社交事例の挨拶を終えて、中枢へと運ばれる焔を見送る。]
ふーん、もういいよーだ。
…呼ばなければいいんだろ、呼ばなければー。
[八つ当たりに、ぶつぶつと文句を零す。
…尤もいじけてみた所で、頭上の相手が謝罪を述べることは、
きっと、恐らく。絶対。…無いんだけれど。あーあぁ。
もがもがと上の服を脱ぐ。
水分を吸い過ぎてる所為で脱ぎにくいけど、このままじゃ絞れないし。
何処か知らないけど、とりあえず寒くは無いみたいだから。
……多分脱いでも大丈夫だろ。多分。]
[べしゃ、と重い音のする服を脱いでぎゅっと絞る。
びたびたと大量の水が落ちた。]
ま、それはそれとして……。
[呟いて、瞬き一つ]
こんな所で、何をしておいでですか、と。
[投げる問いは、ごく軽い口調に乗せられて。
それでも、声音の帯びる微かな緊張は伝わるか]
…さーて、どうすっかなー?
[とりあえず、用事の一つを終えて、ようやく一息。
軽く伸びをしてから、通路の隅で煙草に火をつける。]
[触れた指先を伝い、時空の力が私へと影響を及ぼす。
それは小さな波紋。水の一滴。なれど、いずれ呼び水とならん]
…これは私を縛る鎖ではない。
恐れずとも、良い。
[私は己へ言い聞かせるように、輪を指先で緩く摘む。
なれど輪はむずかるように小さく揺れて、私の指先から逃げてゆく]
……何を導く?
[近づいては離れる輪に問うも、答えが返る訳もなく。
私は衣に隠した脚を引き摺り、導かれる先へと*歩みを進めた*]
[じゃらり]
[踏み出すのに合わせて、また、立つ音]
何を? ……、
[ザ、ザ――]
[問いかけに対して、一瞬、混じる何か]
さあ。
気付いたら。此処に、居た。
[無機質な声も警戒の薄い様子も]
[過去の魔とはまるで異なるもので]
[無造作に枷の嵌められた左腕を持ち上げ、]
職人見習い ユリアン が参加しました。
ー北東エリア:山岳地帯ー
[雷光閃く鈍色の空]
[その空を貫くがごとき岩山の麓に、一際大きな雷鳴が轟く]
[雲を切り裂く紫電の稲妻]
[聳え立つ岩山を抉るかとすら思われた、その雷光が、地に届いた瞬間、稲妻は一匹の獣の姿を紫の光の中に浮かび上がらせた]
[金の鬣、三股に別れた黄金の尾を持つ稲妻の化身…人はそれを雷獣、と呼ぶ]
[だが、その姿が見えたのは、雷光の閃く刹那のこと]
[次の瞬間、そこに立っていたのは、人の姿の青年だった]
えーと…
[きょろりと辺りを見渡す]
降りる場所、間違えたかな?機鋼界には間違いないみたいだけど。
[雷撃の力を持つ者故か、その空間の基幹に満ちる機鋼の精霊力は、はっきりと感じられた。そして幾つかの、異なる力の気配も]
ありゃまあ…
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