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[篠つく雨がフユの視界を隠す。
玄関のぬかるみに足を取られて転んだ。
その際、腕を伸ばして、フルートのケースだけは
器用に玄関の日除けの下に滑り込ませた。]
…………どうも。
[ヒサタカの手を払い除け、雨で顔に落ちかかる髪の
隙間から不機嫌な目を向けた。
相当恥ずかしかったらしい。]
運動音痴なもので。
それ、取ってもらえますか。
[フルートのケースを指差し]
[泥だらけだろうフユの様子には僅かに息を呑んだか。腕を払いのけられたのは気にしない様子で]
………とにかく、早く、中へ……
[言いかけて、指差されたフルートのケースに気付いて、拾い上げた]
これだけ濡れてしまったら
もう手遅れというか。
どうでもよくなりました。
雨は嫌いではありませんし。
[立って、空を見上げた]
……聞こえてましたか。
―昼ごろ:食堂―
約束やぶるのは酷いです!
[マコトにはぷうとむくれたままに、やがて食べ終わるはショウとほぼ同時]
ショウちゃんせんぱい、はやーい…
[小食じゃないもんと口を尖らせ]
そんなにいっぱい食べられませんー!
おなかいっぱいです、ごちそうさまでした!
[元気100%]
あ、片付けるー
[食べおわった食器をもって洗い場に。
すこしお話しながらお手伝い。
一段落したら部屋に戻ったのだった]
―夕方:自室―
[ごろごろと、うなり声のような、遠い音が届いた瞬間、シャーペンの音が止まった]
………………!
[反射的に立ち上がり、ばぁん!と窓を閉じる。
すこし届いたフルートの音など気にすることもなかった]
……………………かみなり?
[顔は青い。空は暗い]
ああ、綺麗な音色だった。
……俺には音楽は、良く判らないが。
フルートも大事だろうが……あの曲を奏でられる自分も大事だと思うよ。
[だから、どうでも良くはないだろう、と言外に。それからタオルを貰いに寮の中へ*先に立って入るだろう*]
[音がなるたびにびくぅと身をすくめ、たどり着いた部屋の前。息をきらせながら扉をあけて]
わたる!!
[しかし部屋はもぬけの空。
空が悲鳴をあげた]
…………。
[濡れた服がぴたりとへばりついて気持ちが悪い。
身体のラインが浮き彫りになっていた。
上着を摘んで身体から剥がした。]
[ヒサタカが寮内へ入ると
騒々しいまでの雨音が聴覚を覆い尽くして
全ての音が聞こえなくなる。
フユは再び目を閉じて、ヒサタカが戻るまで
その静寂を楽しんだ。]
[ヒサタカが戻るとフユは、少し残念そうな顔をして
日除けの下に入ってタオルを受け取り、服の上から身体を拭いた。腕から先を念入りに拭い、水気を取ってからフルートを受け取る。]
……夏に
風邪ひく事も、無いでしょうに。
[まわりをしっかり見ることもなく走りまわっていたら、
自分を呼ぶこえがしっかり聞こえた]
…………せんぱい!!
[ぬれてるのも気にせず、目がけてタックル!
もとい抱きつこうと]
−校外−
んっげー。降って来たっ!
[雨粒が頬を濡らしていく。
ビニール袋を傘代わりに頭の上に翳そうとして、止めた。
逆に抱えるようにして、ダッシュで雨の中を駆け抜ける。
天から落ちる雫も、地に溜まる滴も、一緒くたに跳ね上げて]
どうせ降るなら、買い物中に降れってーの!
[雨音は文句すら掻き消す。
閉まっている店の軒先に走り込んで、その場にしゃがんだ。
雨宿りには、ちょうどいいだろう]
……?!
[びちゃ]
[長身のフユの、腰あたりに綺麗にマイコの腕が巻き付き
助走の勢いもつけた見事なタックルが決まった。
フユは、壁にしたたか背中を打った。
腕の中にしっかりとマイコを抱きとめ、たんだか
飛び込まれたんだか]
っ……どした。
[錯乱した様子のマイコを抱きしめたまま。
空が光り、雷鳴が轟いた。]
雷?
[ざぁああああぁぁぁ………
夕立だろうから、待っていれば降り止むだろうか。
そんな事を考えながら、眼差しはぼんやりと、遥かな空に。
何時もはあちこちに伸びている髪は、
元気のなさそうに、額に張りついていた。
半袖のシャツも、すっかり濡れて、肌に纏わる。
気持ち悪かった。]
…早く、止まねぇかな―――
[*呟きは、天には届かない*]
[ぎゅうと抱きついてどうやらすこしふるえている]
[その音がする瞬間にびくうと身をすくませるのだから…なにが悪いかは当然よくわかるだろう]
─図書館─
……よっし、大体おっけ。
[ぱたむ、と音を立ててテキストを閉じる。
静寂に沈んだ空間で課題に勤しんでいる間に、幼馴染たちの間で何があったのか、などは知る由もなく]
ん……雨、降ってきたか……。
[資料を返すために立ち上がり、ふと見やった窓の外。
空から落ちる雨と、閃く雷光。
それらをしばし、ぼんやりと見つめた後、資料を片付ける]
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