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[獣が狙うのは喉。声を封じるために。首を折り、気道を塞ぎ、動きを封じるために]
ぐ…っ…
[そのまま床に倒される、ナイフが手から零れるのを急いで取り戻そうと手を伸ばす。
視界が狭まってくる、息が出来ない、声の変わりに空気の漏れる音]
「ギルは、ひつじ…」
[ふと思い出す、ラッセルの言葉]
「おおかみを探さないと、食べられちゃう」
(おとなしく、くわれてたまるか…よ…!)
[約束したのだ、側にいると、居なくならないと。
手に触れたナイフを握る…だけど、もうそれ以上は動けない。
小さく口を動かす、なんて言おうとしたのかわからない]
[ゆらり、意識が戻る。
前にあるのは自分の抜け殻。そうしてそれを貪る獣]
あーあ…派手に食ってくれちゃって…
[不快感も何もなく、他人事のようにそう呟く。そういう感情はなくなってしまうのだろうか?
暫くして、獣が「食事」を終える。傷が隠れるようにしたのは一応の配慮だろうか]
ご丁寧なこって。なら、こんな所で食わなきゃいいのに。
[獣が、ラッセルを狙ったのか、最初から「ひつじ」を食いにきたのか、それとも間の悪い偶然か、そんな事はわからないけれど。
自分の抜け殻が転がるその場所。そこは確実にラッセルの目に触れるところで]
………拙いなぁ。
[これを見ればラッセルがどうなるか予想はついて]
まさか、それが狙いじゃねぇよな…?
[ぽつりと呟く。ぼんやりと佇んだままで]
[やがて、ラッセルがそれに気付く。
手を伸ばして宥めたくても、もう触れる事はできない]
約束…守れなくて、ごめんな?
[聞こえるはずのない謝罪をラッセルに。
そうして、誰かがやってくるまで、ラッセルの側で彼を*見守って*]
―庭―
[あの樹の下には驚くべき事に編み笠はちゃんとあった。奇跡的に、と言うべきであろうか。
ぐるぐると回して見たが、多少汚れているが壊れてもいない。ふと、その手が編み笠の縁に触れた。そこだけ、傷が付いて削れている。もっとも、それは今付いた傷ではない]
群集心理、とか申したであろうか・・・。
[忘れもしない。ある山村に宿を求めたときのことだ。
元々余所者を嫌う風潮があった上に、自分のこの奇異な風貌に衣装。村人が自分に不審の目を向けている事はありありと見て取れた。
そんな雰囲気の中、誰かがこう言った。
「アイツは人間ではないかも知れんぞ。俺は見た、あいつが生で魚を食っているところを!」
それは自分の国ではごく普通の食習慣だったのだが(とは言え醤油もわさびも無しではひどく味気ないものであったが)、それをきっかけに村人の自分を見る目が一変した。
自分は村人達に鎌や鍬を持って追い回され、ほうほうの態でその村を逃げ出した。被害が編み笠に付いた傷一つだけだったのは不幸中の幸いというべきであろうか。後で聞いた話だが、人間というものは群集になると緊張や恐怖などをきっかけに、そうなる事がままあるのだという。]
あの時、何があったのかは我には確かめ様が無い・・・。あの冷静沈着に見えたハーヴェイ殿やユージーン殿が、早々簡単におかしくなるとも思えぬ。
しかし・・・、あの時我に起きたことが、もしセシリア殿にも起きたのだとすれば、我はあの者達を誰も信用できない事になる・・・。
[きっかけとなった扇動者が、人狼かも知れぬのだ。
とにかく編み笠を被り、自室へと戻る事にする。夜が明けるまでは、自室でまんじりともしない夜を*過ごす事だろう*]
―客室→客室前廊下―
[ベッドの上に座り込み、朝までただ身じろぎ一つせず目を閉じている。
夜が白々と明けた頃、突如聞こえた悲鳴に弾かれたように部屋を飛び出す。声のした方へと辿り着けば、そこには血溜まりに沈むギルバートの亡骸と、それにすがりついて泣きじゃくるラッセルの姿。
昨夜のセシリアとは全く違う凄惨な現場に、それが人狼によるものだと確信する。]
人狼は…この屋敷に留っておったのか…!
誰が…一体誰が?
[呆然とその光景を眺める。もはやこの屋敷は安全ではない。むしろ、猛獣の棲む檻の中に等しい]
ラッセル殿。御気持ちは分かるが、今はそうしているときではござらぬ。
他の者も心配であるし、広間に行ってこの事を皆に伝えねばならぬ。
[他に駆けつけてくる者がいれば軽い会釈などをしつつ、泣きじゃくるラッセルには広間に行くよう促すが、その声は届いたかどうか。
ひとまず自分だけでも広間へと向かい、ギルバートが襲われたことを居る者達へと*伝える*]
―昨晩・広間―
[紅茶で身体と心を暖めて、シャーロットに二杯目を求め。
マンジローとトビーの会話は耳に入れた。
殺されるから殺す、そんな事を続けていてはきりがない。
だが、分かっていながらそれをするのも人間だと。
それも十分理解していた。
マンジローが出て行くのを見送り。
トビーが床で眠るのを見れば、毛布をかけてやるだろう。
茶器を片付けていたシャーロットをちらと見て。]
シャロ、俺は先に部屋に戻ってるけど…
[一人で大丈夫かい?と尋ねれば、ややあって彼女は小さく頷いた。
それに心配する気はあったが、まずは広間出て一旦外に出た。]
―回想・広間―
[広間に戻り紅茶を配り終り、ハーヴェイの傍で紅茶を飲んでいるとハーヴェイとマンジローが会話をしていた。
マンジローがハーヴェイの説明に納得がいかないというように怒っている。]
……(びくっ
[紅茶のカップを渡してるところで落としそうになり、そっちの方を見る。
ハーヴェイのことが心配だったから、不安を紛らわすようにきゅっとその服をつまんだ。
マンジローとのことがあるからかハーヴェイからの反応はなかったがこちらの思いは伝わっているだろう]
……(こくり
[キャロルがハーヴェイに助け舟を出し、自分も頷いて同意の意を示した。]
―回想・広間―
[トビーが目を覚ましたらしく、かけられた声に視線はそちらに向く。キャロルはヘンリエッタをつれて広間を出て行った。
説明を聞いた後のトビーの反応は、その子らしいものだった。
言いたいことがわからないわけではないのだが、他の皆が埋葬をという言葉の方に同意するように頷く。]
……
[ハーヴェイに紅茶のおかわりを淹れて、マンジローが広間をでていくのを見送る。
ハーヴェイが先に一人で部屋に戻ると告げる。
一人で大丈夫かと聞かれたので、やや考えた後に小さく頷いた。]
…(こくり
[不安などもあったが心配をかけたくない思いもあったから。
ハーヴェイを見送ってから自分も広間を一旦出てすぐに戻りトビーに毛布を手渡し、ぺこりと頭を下げると自分も広間を後にした。]
―昨晩・外―
[水を含んだ草は、踏めば小さな音を立てた。
時には花をも踏みわけ、向かうのは黒い墓標。
書かれた文字は消えていたが、その下に眠るものの事は聞いていた。
アーヴァインの妻子と会った事は1,2度と少ない。
シャーロットを預けてから暫くして、彼女らは死んだ。
原因は分からない。
病気だとも、殺されたとも噂では聞いたが。
唯一知りうるだろうアーヴァインは口を閉ざした。
アーヴァインが殺したと言う輩もいたなと。
思い出すと眉根が寄った。
殆ど尋ねた事のない、この墓の前に立ち、軽く目を伏せる。
祈りではない。それは感傷に近いなにかだった。
その後で、その奥にある石の前にも向かうと、こちらには先ほどより長く立ち目を伏せた。]
―回想・自室―
[部屋に戻るとりすさんの人形が床に転がってた。
ぶたさん置くときにちょっと寄せすぎちゃったみたい。りすさんは机の上に避難しちゃった。
ベッドの傍にはくまさん、ひつじさん、いぬさん、とりさん、うまさんにねずみさん。
皆でお話してるよ。うしさんとねこさんは二人でお話中。]
……
[ねこさんの人形をじっと見てから、ベッドにもぐった。]
―昨晩・外→キャロルの部屋の前―
[それから帰り道に、周囲に咲き誇る白い花を2.3摘んでから館内へと戻り、約束通りキャロルの部屋の前まで向かった。
少し遅かったが、もう眠ってしまっているだろうか。
軽く扉を叩き、彼女から声がかかるのを待った。]
―館内―
[皆が寝静まったころ、獣の本性を隠した者は目を覚ます。]
……
[ゆっくりと立ち上がり、身軽に動くためにカーディガンは羽織らない。
注意深く感覚を研ぎ澄ませてあたりを探り誰もいないことを確認しながら自室を出た。向かうのはラッセルの部屋。]
…
[程なくして部屋を出る時にも注意深く、部屋から出るときには仲間の姿も一緒だったかもしれない。
誰にも気づかれてないのを確認してから仲間の姿も一緒ならばそれぞれに別れて自分は自室に戻った。]
―自室―
[惨劇の夜が明けて誰かの悲鳴で目を覚ました、]
…!
[あたりを見回し、うしさんの人形が床に転がっている。
それを拾い、ねこさんの人形に視線を向ける。
うしさんはねこさんともう一緒にいられないんだって。
だから牛さんの人形は窓の傍、ひつじさんの隣に置いていた]
―自室→廊下―
[微かに震える体、部屋からでるのはどうしようかためらう気持ちが沸く。]
……
[できれば早くハーヴェイの傍にいて安心もしたかった。
カーディガンを羽織ると部屋をでることにした。
いくらかおびえた様子で廊下を歩く姿は誰かに*みつかるだろうか?*]
─2階・客間/昨夜─
[ヘンリエッタを休ませた後、自分の客間へ戻るものの眠る気にはなれず。
窓辺に佇み、晴れない空を見上げてたところに、扉を叩く音]
……開いてますわ。
[返す言葉は短い。来訪者の宛は、ひとつしかなかったから。
仮に異なっていたとしても、そしてそのものが害意を持っていたとしても、ただでやられるつもりはなかった]
ごめんなさいね、ハーヴ殿もお疲れでしょうに。
[軽く頭を下げながら言って。
彼の手にした花には、不思議そうな瞬きひとつ。
常ならば、誰へ贈るつもり? などとからかうところだが、やはり、そんな気分にはなれなかった]
……手短に、済ませますわね。
実は、エッタ様の事なのだけれど。
[紡がれた名に、相手は如何様な反応を返すか。
いずれにせよ、その様子を注視しつつ、女は厨房での出来事を語り始める]
……と、いう訳で。
エッタ様にも、何かしらの力があるらしいの。
先の、セシリア嬢の事もあるし……余り公にするのもどうかと思うのだけれど。
誰にも知らせぬままに、というわけにもいかないし……。
恐らく、この事態に対して一番詳しいのはあなただろうから伝えておくわ。
[は、とひとつ息を吐いて話を結ぶ。
他者に話すこと、それ自体は賭け。
今はこれが最善手と定めた女が切ったカードは、果たしてどう出るか**]
─自室前廊下─
[最初に駆けつけたのはマンジローだった。
泣いている場合ではないと言われても、大きく首を横に振るだけ。
ギルバートから離れようとはしない。
彼が立ち去った後も、駆けつける者は居ただろうか。
声をかけられれば顔を上げるも、今まで以上に他者を拒絶する様子を見せるだろう]
信じたら、死んじゃう……信じたら、死んじゃう……信じたら……。
[他者を見る眼は怯えの色。
自分が視て信じてしまったら、その度に喪ってしまうのではと考えてしまう。
視てはいけない、触れてはいけない。
けれどそれでは「おおかみ」を見つけられない、終わらせることが出来ない。
矛盾した意識がラッセルを苛む]
…僕は……どうすれば……。
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