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―外―
[喧騒を余所に外にでた]
ったく・・・お前が人狼見つけないでどうすんだ
[それでも出るのは悪態で、冬の寒さが心を少し落ち着けてくれて、這ってこちらへと来るイレーネに目が移り]
待て、手を貸してやるから動くな
[そういって傍による]
[男は、ダガーをユリアンの喉元から引き、血で薄く汚れた刃を、乱暴に服の袖で拭うと、腰の後ろに差した鞘に戻した。そのまま青年の上から立ち上がる]
俺は猟犬じゃねえ。
くだらねえ茶番の役者にされるのもまっぴらだ。
[紡ぎ出される言葉はひどく空しかった]
[刃が引かれる。ヒュ、と喉が鳴った]
[身を起こした直後、今度は胸倉を掴まれる。
金色。
一瞬、エーリッヒかと見紛えた。けれど、違った。
それは、そうだ。
――だって、彼は、僕が、「殺した」のだから]
[ミハエルが何を言っているかは、聞こえなかった。
聞こえているのに、届かなかった。
ただ、……ああ、僕は、泣いているのか。そう思った]
[その時になって、もう一つベルトに挟んだままになっていたエーリッヒの銃の存在を思い出す]
ああ…
[沸き上がる思いは苦い血の味がした]
結局、お前を殺したのは、俺か…エーリッヒ。
[朱に染まった金髪の青年の傍に跪き、その手に銃を握らせる]
…これも、組み込まれた事なのでしょうか。
人が人を殺す…
こんな事が。
[ぽつり、と零す]
[少し考える]
……わからない、わたくしには。
では何故わたくしはここに居るのでしょうね?
[誰かに、ではなく自分に問う]
[やはり答えはわからない]
人殺し。まっか…。
[血塗れたエーリッヒが、マテウスに運ばれてゆくのを見送りながら。]
[ミハエルの怒声。][ユリアンの泣き声。][それらがどれも遠い。]
本当に怖いのは、何?
ここからは、どうすれば帰れるんでしょう…?
簡単で、難しくて。
人殺しまで…。
[言いかけて、ぁぁ、と。][彼女にも、ようやく理解が出来たようなきがした。]
ああ…そうか。
そう、なんだ。
人殺しをしなければ、ここからは出られないんですね…。
[それは不正解でもあり。正解でもあって。]
[大きな影が近寄ってくる。
ピクリと緊張したけれど、諦めてコクリと頷いた]
あの。
むこうは…。
[歪んだ視界では、しっかりと見ることができなかったから]
組み込まれたことなのか、違うのか。
なんのために、とか。
……そんな答え。
自分で出すしかないんじゃないですか?
[ナターリエの言葉に、素っ気ない呟きを]
[向こうは?という問いに軽く嘆息を返した後に、しゃがんで]
ああ…見に行ったけど手遅れだった
今戻ってもあまり落ち着けたもんじゃないぜ
[男は置いた銃の代わりに、エーリッヒの手帳を取る。傍にいるマテウスやイレーネには声もかけずに、そのまま建物の中に戻り、二階へと姿を消した]
[集会場の広間に咲いて散るは大輪の紅い花]
綺麗・・・
[遠目からもその鮮やかな色合いに見惚れる]
[月を見上げて歌を歌う][かつて歌った鎮魂歌]
[壊れていくものを][失われるものを]
[惜しむでもなく][悲しむのでもなく]
[ただ静かに想いを込めて][想いはどこを漂うのだろう]
[ユリアンの表情は、...にはどこか能面のように見えた。
今は何を言っても無駄かもしれない。
尤も事情を知らないのだから、彼の心に響く言葉など口に出来るはずもない。しかも...は『余所者』でしかないのだから。
ならこの状況下でどうしたらよいか?
これ以上人死にを出さないように。
可能であれば人狼の説得でも良い。少なくても疎外感はあれど、普通の村よりも温かく自分を迎え入れてくれた人達だ。なるべく死なないように事態を収拾したかった]
とにかく、私はもう誰も人死にを見たくない。
アーベルさん、ユリアンさんが落ち着くまでついててもらえますか?
神父様とシスターは、お手数ですが3人にお祈りをお願いします。
私とブリジットさんは室内の片付けをしましょう。
如何ですか?
[そう言って、...は室内のメンバーをぐるりと見渡した]
…赤い……
[ただぼんやりと、思いを言葉にする。
それが声になることは無く。
何処からか聞こえる歌。]
……赤くて…、何も見えねぇ……
[肉体を離れてなお、血に染まったままの視界。]
なっ。おいっ
[何事か呟いた後、エーリッヒに銃を返し、手帳を持っていくハインリヒ。
ただ建物に戻って言ったハインリヒには届かなかったのか。
剣呑な眼差しを送るだけとなった]
―二階―
[アマンダの手帳、エーリッヒの手帳、自分の書き付け、スクラップブック。これまでに起きたことの、これからも起きるであろうことの記録。男は自分の手帳からは、これまでに書いた分だけをナイフで切り取って、ひとまとめに紐で括り、他の手帳と一緒にナップザックに入れる]
人狼を見つけなければ終わらない。
人狼を殺さなければ終わらない。
だけど死ぬのは人間だけ……。
[溜息。怒りでも悲しみでもなく]
[運び出されるエーリッヒと、それを追うように出て行くハインリヒを目で追う]
[あぁ、また祈りを捧げなくては、と思う]
[心のどこかが凍ったように動かない]
[ミハエルの手を、払う。
力のないそれは、大した効果はなかっただろう。
けれど、彼の力も抜けていたのか、或いは、(どのような意味であれ)もういいと判断したのか、その手は離れた]
[立ち上がるのも億劫で、相変わらず視界は赤くて、床に座りこんだ]
手遅れ…。
だれ…。
[マテウスに助けられながらそう言った時。
丁度影が一つ立ち上がって消えていった。
その向こうに見えたのは、金髪長身の]
…え。
なんで…。
[事態そのものは予想がついていたけれど。
まさかエーリッヒがとは露とも思わず]
そうでしょうね、答えを見つけられるのは自分だけ。
ならば…わたくしも考えなければなりませんね。
……殺さなければ終わらないなら。
[ぽつり、落とす言葉は自分には禁忌]
……それは、構わんが。
風邪引きのお姫様が一人、いる。
……マテウスの旦那が、連れてきてくれるとは、思うけど、な。
[ミハエルの提案にぽつり、返して。
見上げるユリアンに、やれやれ、という感じで息を吐く]
……なんで、ちゃんと全部吐きださねぇんだ、ばかやろ。
一人で抱え込むから、ややこしくなるんだろうに……。
[投げかける声は、疲れたような、呆れたような響きを帯びて]
なんで…か。さあな
[イレーネを、エーリッヒを持ちながら、イレーネを持つなどできなくて。
そっと助け起こし、そして告げるかどうか迷う、が、どうせ後でわかるだろうと諦め]
何か理由があったんだろうが…ユリアンに聞いてくれ
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