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─集会場・広間─
そう、ね。
…どうかしら。
ノブくん、そういうの無頓着そうだったし。
[4人になった、というレッグに、小さく頷く。
顔色が悪いのは、仕方がないことだろうか。
手伝いを受け入れられれば、共にノブを運ぼうと。
彼の冗談には、自分もわざと冗談めかして応えた]
─集会場・広間─
[『選ぶのは自分』。
レッグの残した言葉に、苦く、笑む。
迷いながらなのだろうけれど、先に進もうとする青年は眩く思え、目を細めて広間を離れる背を見送った]
……。
[は、と短く息を吐き、視線を向けるのは傍らのメイド。
ほがらかな様子は、いつもの見慣れたそれだった]
おかしな事を、聞くようですが。
……今、望むもの、望んでいるものは、ありますか?
─集会場・広間→個室─
そう、ね。
アヤメさんと一緒の部屋が、いいかも、ね。
[彼女が最期に銃口を向けたのが誰かは知らなかったから。
覚えているのは、ノブがジョエルに撃たれた傷を必死に止めようとしていた彼女の姿で。
目を伏せて涙を堪えると、柔らかく微笑んだ]
…さ、行きましょうか。
いつまでも冷たい床は、可哀想だわ。
[そういって、レッグと共にノブを運び出した。
マイルズとエリカには、小さく頭を下げて。]
─集会場・広間─
私は食事を取る必要はありませんから、あとで皆さんでお分けください。
[レッグにはそう言い返し。]
望んでいるもの、ですか?
[主の唐突な問いかけに、きょとんとした眼差しを向けて。
望みと、反芻するように小さく呟き、考えるように目を伏せた。]
[少し、間が開いて。唇から零れたのは、訥々とした囁き声だった。]
私は――――――私として、生きたい。
私はズューネ、罪を償う為他者に傅き使われる物。
だけど旦那様にお連れ頂いて、貴方にお仕えしたこの10年。
罪人でも贖罪者でなく、『エリカ』として生きていられた。
…人のように、生きていけたんです。
それが何より尊くて、有り難くて、嬉しくて…。
[向けるほがらかな笑みは、どこか儚かった。]
私の証は…ぼっちゃま、貴方です。
貴方が居るから、私は私で居られる。
だから貴方を、私はお守りしたいんです。
今も。…適うならば、この先も。
[過去を思い出した今なら言える。局のアラートなどに邪魔されずに。この方がサイキッカーではないのは、自分が一番よく知っているから。]
─集会場・個室─
[結局、アヤメの居る部屋へとノブを運び。
すぐ戻る気にはなれず、そこでしばらく二人を見ているとレッグに告げる。
レッグも一緒に居るのなら、頷いて椅子を譲り。
先に戻るというなら、その背を見送るだろう。]
…私、ね。
昨日、エネルギー切れだったの、知ってたの。
…わざと、銃に補充しなかったの。
─…もう、誰も…殺したくなかったの。
[レッグが居ても居なくても、静かな部屋の中、誰に話すでもなく一人小さな声で話し。]
─…でも。それでもアヤメさんは死んで。
ノブくんも、殺されちゃった。
私のしたことは、ただ、自分の手を汚したくなかっただけの…卑怯な真似だっただけ。
─集会場・広間─
……バカね。
もう、私、人を殺したのに。
─…ほんとに、バカね。
…私がサイキッカーだったら、良かったのに。
[涙が零れそうで、でも泣くことは許しを得ようとしているようで。
なんとか堪えようと目を閉じてそらを仰ぐ。
最後の呟きは、本当に小さく、誰の耳にも届くことは難しかっただろう。]
─集会場・広間─
[問いへの答えが返るまでの間、瞳は静かにエリカを見つめていた。
ただ、そこには未だ揺らぎの影もある]
……自分として、生きる。
[返された言葉を小さく繰り返し、しばし、目を閉じる]
私にとって、あなたは最初から、あなた、でしたから。
そう接するのが、当たり前、だったんですよね。
……ズューネがどういうものかは、聞かされていたし、認識もしていましたけれど。
何か、違うとは、思っていなかった。
[それは、自身を異端と認識するが故かも知れないが]
……守ると言ってくれるのは、嬉しいですよ。
でも。
もし、そのために手段を選ばない……と、あなたが言うなら。
私は、私の事だけを考えて生きる、というのが苦手な性分なので。
……迷ってしまうのですよ、ね。
[迷いなく告げられる言葉。
それへの応えは、酷く、迷いを帯びたもの]
[状況と、先にレッグと交わした言葉。
それらを合わせると、眼鏡の青年をあそこまで正確に撃ちぬける者は限られる。
そして、彼を殺める動機を持つ者も、また。
それらから、導き出される結論。
理性と感情が、揺れた]
―集会所・広間→個室―
まあ、先輩に甲斐性は期待しちゃダメだろうな。
[こんな時でも冗談が言えるのは悪いことではないはずだ。
司書を見る表情も少し緩む]
そだね。
話したいこととか、あったかもしれないし。
[昨日先輩を撃ったのが誰だったかに、司書とは違い気付いていた。けれどだからこそ答えはそうなった。感傷とか今更とか言われるものだろうが、そうしていけない理由も無い]
…あの二人も何か話がありそうだったし。
時間まではまだあるから、いいよね。
[運び込んだ部屋で作家の隣に先輩も寝かせる。
二人をじっと見ながら言って、静かに黙祷を捧げた。
そのまま動かないでいると独り言とも聞けるような告白が聞こえてきた]
─集会場・個室─
…そう思うのを分からないとは言わない。
それが絶対にいけないとも、言えない。
ただ、ナターシャさんがラッシュを殺したようには見えなかった。本気で人の死に怯えてるように見えたんだ。
…昔の俺みたいに。
自分のせいで死んでしまった人がいるなら、その人の分も生きろ。俺はそう教わったんだ。
だからナターシャさんもそうしてくれたらいいなって思った。
人殺しは俺も一緒だよ。
カルロスも殺した。アヤメさんも狙った。
この後でも、生き残るために俺は、撃つ。
─集会場・個室─
バカな奴が生きちゃいけないって法律はないさ。
あったら、俺も生きられなくなっちまう。
[バカだというのを否定はせずに。
ただ冗談めかしたようで真摯な声の響きでそう言った]
…………。
[この星の大多数より幾分か良い耳は、小さな呟きも全部ではないが少し拾ってしまった。だが聞こえない振りをした。
そのまま受け取ったら、きっとまた怒鳴るとかキツイことを言ってしまう気がしたから]
……そろそろ戻ろっか。
[短くない沈黙が流れた後、静かにそれだけを言った]
―集会場・広間―
[身体が運ばれていく。
それには一瞬だけ目をやって、すぐに興味を失くしたように逸らされた。
だからその行き先も、道中話されたことも知らない]
うーん……と。
[立ち上がり爪先で立つ]
どこ、いけばいいのかな。
[探すように視線を巡らせた]
─集会場・個室─
[レッグの言葉を、黙って聞いて。
涙を堪えるために目を押さえ、顔を上げると困ったように微笑んだ]
…やっぱりダメね。
私の方がお姉さんなのに、レッグくんの方がよっぽどしっかりしてる。
[そう言って、小さく頭を振り。
もう一度目を閉じてから、レッグの瞳を見つめて]
…私も、レッグくんがパトラッシュさんやノブくんを殺すようには見えないわ。
生き残る為に撃つとしても、誰も見ていないところで殺すようなことはしないって、思う。
…マイルズさんも、そんな事はしないんじゃないかって、思うの。
[公園でよく話した彼は、思えば自分と似た所があったように思えて。
彼がサイキッカーだったとして、他人の命を奪ってまで生きたいと望むだろうかと、そう感じていた]
『まもなく一斉射撃の時間となります。
市民の皆さんは集会場内広間に集まり、義務を果たしてください』
広間に響くのは機会音声による無機質な放送
─集会場・広間─
そう言って下さる方は貴重なんですよ。
…ズューネで私のような仕事を出来るものは極僅か。
本来であれば、作業ロボットが徘徊する悪辣な環境下で動かなくなるまで働かされたり。
奴隷以下の存在として使い捨てられたり。
最後は四肢を捥がれ脳を生かされたまま何かの実験に使われる…それがズューネの末路です。
……それは、仕方のない事なんですけれども。
ズューネにされた物は、大抵がそうされても仕方のない罪を背負っているから。
忘れたからと言って、罪が消える事はない。
魂が消えるその時まで。
[そうして、自分の為に生きる事が苦手だという主を見やり。迷う主に、酷く優しく。]
でしたら私は………ぼっちゃまが何の懸念なく生きられるよう。
………ぼっちゃまの分まで、罪を背負いますね。
[その言葉が意味する所は何か。
そして主から視線を外し、入り口の方へと向き。
刻限にやってくるだろう二人を―――入る瞬間を待った。]
─集会場・個室─
あら、そこは違うって否定するところよ?
もう、ひどいわね。
…でも、そうね。
バカはバカなりに、一生懸命生きなきゃね。
[悪戯っぽく微笑んで首を傾げた後、す、と表情を柔らかな笑みに変えて。
彼に呟きが届いたとは気付かずに、小さく頭を振った。
暫しの沈黙の後、戻ろうといわれ、頷き]
…えぇ、そうね。
─…補充も、しなきゃいけないし。
[それは、生きる為の意志の証でもあった。]
─集会場・個室→広間─
[そこに響いた無機質な声。
知らず表情を硬くしながらも、レッグへと視線を向けて]
…時間、ね。
行きましょう。
[ちらり、アヤメとノブに視線を走らせ、彼女は、彼は、どんな思いで銃を握っていたのかしら、とそんなことを脳裏に過ぎらせて部屋を後にした。]
─集会場・広間─
ズューネの最後の事は、一応は知っています、よ。
だから、あまり心を傾けるなと、父上にも注意されていました。
……最終的には、辛くなるのだから、と。
[言われた時は、その意を完全に理解できなかった言葉。
今なら理解できる気がした。
勿論、それを喜ぶ事はできない、けれど]
……エリカ。
[優しげに、告げられる言葉。
重い息を吐いて、名を呼んだ]
私は……何を、望んでいると。
思います、か?
そして、何を厭っていると。
[視線を外すエリカに向けて、投げかけるのは、小さな問い]
―集会所・個室―
しっかりなんてしてないよ。
ただ、そうでも考えないと立ってられなくて。
そうすると怒るだろう顔が浮かんじまうだけ。
[過去を思い出す事で縦に切れていた虹彩を覗き込まれる。
何度か瞬き、普段と同じような瞳になるとそう答えた]
なら今日は。
同じ人を狙うことになりそうかな。
[そして時間が迫ってきて]
ああ、補充もしていこう。
[その生きる意志を確認すると、頷き返して広間へと戻った]
[広間に集まる人々の様子を眺めながら無情に響くのはここ何回も聞いている機械音声]
これだけはいつまでも変わらずか…。
義務果たせとはいいようだな。
[吐き捨てるようにそうつぶやいて]
いっそ殺しあえとでも言えばいいのだがな。
―集会場・広間―
おむかえがくるとか、きいたけどなぁ。
ちがうのかな。
[何度かの背伸びの後に、また首を捻る。
無機質な放送が流れ、生きた人が再び集い始めても、そちら側にはまるで関心を向けない]
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