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─ 落ちた橋の前→リンゴの樹傍 ─
[天候は良好。
あの日の嵐が嘘のよう。
しかし屋敷の敷地内は、嵐の爪痕が残ったままとなっていて。
敷地内の片隅にあるリンゴの樹も葉が散らされ、枝もいくらか折れているようだった。
樹の根元には赤くなりきっていないリンゴが数個、転がっている]
……もったいない。
もうすぐ、赤くなったのに。
[傍にしゃがみこんで転がるリンゴに手を伸ばした。
落ちて数日も経っていないため傷みは酷くないが、食すには流石に適さないだろう]
― 2階・ラッセルの部屋 ―
ヒューバートさんは、旦那様とお嬢様とは既知っぽいですが、
私とは1回しか顔あわせて無いんですよね。
あ、今回で2回目か。
そうそう、ユージーンさんとはつい初めてお会いしたばかりですし。
だから、ね。
[信用するに値しないと言いはしなかったが、心から信じられるほど心は澄み切っていない。]
まぁそれなりに?
[>>42守りきる自信については、そう濁し。太腿のそれに視線を寄越しながらも、困った様子で問いかけたユージーンには笑って言った。]
ムッツリさん、女性の過去を、無闇に詮索するもんじゃありませんよ。
刺されますよ?
[軽く片目を閉じながら。]
それはとても幸せなことですね。
[>>53護りたい人は人狼でも護ると、意思を込めて言った人にもまた笑った。]
お嬢様が…そうであったら良かったなぁ。
でも使用人なんて、こんなもんですよ。
じゃなきゃ今こんな事になってませんし。
[とは、言外に自分以外の使用人が、逃げ出して橋まで落としてしまった事を指して言った。あっさりしているのには、そういう理由もある。
もしもヒューバートから、判定した人間の話を聞かなければ、彼女を護りもしたかもしれなかったが。そんな無駄な可能性について、口にするつもりはなかった。
二人が会話する分については、少し笑みの形を浮かべたまま、様子を見守っていた。]
― 二階/ラッセルの客室 ―
まあ……そうでしょうね
私も、実の所、ヒューバートさんから聞かなければネリーさんを疑ってましたし。
って、むっつりってなんですか!
それと、刺さないでください。
[さらりと聞き流すつもりで、耳にはいった言葉>>56に動揺しつつ。
こんなもん>>57、と言うのは逃げた使用人たちを指しているのだろうかと]
そう言えば…逃げた人たち……どうなったでしょうね。
本人たちが疑われてないといいんですけど。
でもまあ、そうなってても、主置いて逃げた罰、でしょうけど、ねぇ…
[猜疑心に駆られた人間がどういうものか、過去の自分が知っている、から。
だけど、それは口には出さない]
[ネリーの言う躊躇の理由>>49にはまた零れる苦笑]
確かに、君の立場からならそうも取れるだろうね。
生憎私はそれほどに器用ではないのだけれど。
[理由を知らぬ身からすれば、ネリーの取った行動は始め奇妙に見えた。
ひらりと舞う布地。
一時随分と高い位置まで上がった影から滑り出すのは鈍色>>51。
彼女の掌に収まる其れに、思わず瞬く]
……君は、……いや。
そうだね……。言葉の責任は、取らないといけないね。
[差し出される手の先へ、受け取る為の手を伸ばす。
反対の手は自身の胸元へと差し入れ]
お言葉に甘えて、借りさせて貰うよ。
――此方は、返しておくね。
[胸元から引き出した手には、銀色のカトラリー]
……ユージーン、私はね。
人狼が『呪われた人間』であるという説を信じているんだよ。
[滔々と紡がれる言葉>>53に、返すのは鈍色から目を逸らさぬまま。
零す音は随分と低く紡がれるだろうか]
人狼だからと言って、思考が人間から逸脱している訳では無い。
我々が生きたいと願うのは、彼らとて同じ事。
彼らが人間を殺すのは、衝動であり、食の為であり。
……そうして、生きる為であるのだと。
[ゆるり、目蓋を伏せて]
私が今から行おうとしているのは、彼らと何も変わらない。
生きる為に障害を排除する。自己主義的行為だ。
……まあ、勝手な想像なんだけどね。
[続けた言葉で漸く顔を上げて、苦笑を零した*]
……呪い、ねぇ。ほんとのとこは、どーなんだか。
[画家の論>>61に、ぽつ、と呟く]
ま、全く違うモンじゃねーのは確かだろうけど。
……少なくとも、あいの子はできるんだし。
[己が生まれと照らし合わせれば、そこははきと言い切れる]
…………。
[続いた言葉に、黒狼は僅かに目を細めた。
生きるために喰らい殺す、というのは、自分の在り方に合致している。
だが、ひとである彼が、そこへの理解を示したのは正直意外だった。
大抵のひとは、そこを容認せずにただ拒むばかり、と思っていたから]
……まあ。
俺の親父とか、主殿とか見れば、全然ないとは言い切れんか。
[そのどちらもが、己が子に喰らわれている、というのは、皮肉といえば皮肉だが]
……とにかく、ここでこうしていても仕方がないですね。
ヘンリエッタ嬢が何処にいるかわかりますか?
探さなくては。
[そう言って、二人を見た]
― 2階・ラッセルの客室 ―
あらそうだったんですか。
嫌だわ、か弱い女性相手に。
[>>58疑っていたとの言葉に、悲しそうな顔をする。無論作り物のそれはすぐに剥がしてしまうのだが。動揺を見ればあははと声を出して笑った。]
図星つかれてムキになる所がですよー。
ま、刺すのは冗談ですけど。
(今のところはね)
[反応を十分楽しんでいる様子で。逃げた元同僚達についての言葉には、少し首を傾げて。]
そのうち徒党組んで様子見には来ると思いますけど。
疑われてるかどうかは、みんなの口の上手と切羽詰ったさ次第ですかね。
[そういえばあの無口な料理長は自己弁護出来てるのかしらねと、一瞬思ったがすぐに忘れた。]
─ リンゴの樹傍 ─
[伸ばした手は熟しきっていないリンゴを突く。
拾うことは無く、ただ暇を持て余すが如く。
その頭上には落ちずに留まった実がいくつか成っていた。
根元に転がるものとは違う、ほんのりと色付いた熟しかけの実]
……折角、成ったのに。
[あの嵐が無く、順調に熟せば絵にも描かれ、誰かの口に入ったであろうリンゴ。
貰いに来た人は既に赤く染まり、魔法の担い手もまた赤く染まるのかもしれない]
……好きで落ちたんじゃ、ないよね。
[呟いて、土がこびり付いたリンゴを少しだけ撫でた]
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