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結界樹の中、ってこうなってたんだ。
[ごろ、と転がると背中の薄金と黒の斑になった羽根がくしゃと背中に潰される。
ひらりと、黒の羽根が千切れて舞った。
天井を見上げると、細く編まれたような木はどこまで上に続いているのか分からなかった。
軽く握った手を上げて、開いてみた。
指の間から、零れる光が眩しかった。
首だけ上げて視線を流すと、幼馴染や施療院の娘、荷物扱いされた少年と、巫女が、見えるだろうか?
決まりが悪かったのでこんな目立つところに寝転んでいたくなかったが、体がだるくて動けなかった。]
[そんな様子のラスに、ちょこちょこと近寄り、傍らにペタンとしゃがみこんで、...はじぃ〜っと彼の顔を覗き込んでいた]
―聖殿―
[飛ぶどころか、歩くのも億劫な状態でたどり着いた聖殿。
そこにいた少年の姿に、目の前で消された銀との約束が過る]
……く。
[崩れそうになる。
が、ぎりぎりで押さえた。
少年の力の行使と、その後の封印の儀式と。
その双方から、目を反らさずに見つめて]
おかしく変わってたりしたら……また、引っ叩いてやる……。
[微かに捉えたオーフェンの呟きには、低く、呟いた]
Σ?!
リディア?
[覗き込まれて、驚いた顔をしてリディアを見上げる。
ちょっぴり、顔には恐怖なんかも刻まれてるかもしれない。]
[結界樹を見てくる、というスティーヴ。
任せる、との言葉に頷いた矢先に、当の少年は側を離れて飛び去り]
ちょいと、お待ち……。
[後を追おうとするも、引き止められた。
『虚』を弾き、『堕天尸』を捕らえた力。
それがなんであるか、の問いが投げられる]
……ま、これ以上隠してても、ねぇ……。
[ため息一つ。
周囲を見回し、告げる。
自身の血脈と、そして、力の事を]
……水鏡で見てたんだけれど、ラスさんって堕天尸なの?
[別段恐怖があるとか、そういう感情は何もなしに、ただ疑問として聞いてみた]
[細い目でゆると彼女の目を見返す。
それから、糸のように細めて人懐こい笑みを浮かべると]
うん、そう。
[軽い口調。
背でくしゃりと潰されている、薄金と黒の斑になった翼がざわと揺れた。]
……?
[きょとりと、目をぱちぱちと瞬いて。
笑んだリディアの顔と、差し出された手を交互に見る。]
…えっと…何?
何か、俺返すものとかあったっけ?
[ざわめきは大きかった。
向けられるのは畏敬と……それから、期待。
出自の知れぬ余所者の遺され子、と。
陰で謗っていた者からも向けられるそれに。
微か、募ったのは苛立ちか]
……。
[何か言いかけて、止めて。
疲れているから、と短く告げて、広場を立ち去る。
家に帰る気にはなれず。
向かったのは、森の奥にひそりと築いた両親の眠る場所]
[手の意味を理解できていないらしいラスの言葉に、頬を膨らませつつ、それでも苦言を言葉にせずに、強引に彼の手を掴んだ]
クロちゃんから堕天尸の話出た時、私がなんて言ったか覚えてる?
[あれ? いなかったっけ? とあまり覚えていないので首を傾げつつ]
ま、いいや!
[手を強引につかまれれば、驚いてその手を見ながら、頬を膨らませて怒る様には思わず、ごめん、と謝ってしまった。]
…俺堕天尸だぞ?
ほら、見ての通りまだ俺の中の「虚」は抜けてない。
近寄らないほうが良いんじゃないか?移ったらどうする。
…まぁ、この場所じゃ移ったところですぐ消える、のかな…。
[苦笑を漏らして、リディアを見返す。
それから、顔を横向けると、自嘲気味に口の端だけ吊り上げた]
うん! 覚えてないなら改めて!
私ね! 堕天尸の話出た時に、こう言ったの。
『お友達になればいい』
って!
だから、堕天尸だってわかったラスさんと改めてね?
[そこには相手が誰であろうと気にしないという気持ちの表れがあった]
…お友達?
[言われた言葉に、ぽかんと思わず口を開けて。
体の痛みも忘れて、地面に逆の手をついて半身を起した。]
……うーん、でも俺、浄化されたら戻る、んじゃないのかなあ?
だから、希望には添えないかもしれないぞ。
[ぐしゃと曲がった、薄金と黒の斑の翼を揺らして見せた。
…話しの筋がズレているかもしれないけど良くわからなかった。]
そんなの関係ないじゃない?
浄化されて、仮に全員の記憶が消えるとするじゃない? それでもこうやって繋いだ手の感触は忘れないと思うんだ!
だから戻るなら戻るでいいじゃない!
必要なのはこうやってどんな人とでも手を繋げるって事なんだから!
そうしたらこれから同じように堕天尸になっちゃった人でもお話したり、お友達になったりしながらちゃんとできるでしょ?
[少なくとも、長老のような無理強いを強いることは微塵も考えていない]
…記憶、って消えるのか?
そりゃ消えるなら俺は楽だけど…表の人たちの記憶は消えないだろうな。
そしたら俺は、「虚」に染められて居た事を外から知るわけだ。
[自嘲気味に笑みを作り]
手を繋ぐ、か。
リディアは…強い、な。
とても…羨ましいよ。
[撫でる手を避けられなければそのまま撫でる手で髪を梳き、ぽたりとその手を自分のあぐらをかいた膝へと落とした。
目はどこか、遠くを見る。]
[リディアに立てと手をひかれても、その手はするりと抜けて落ちた。
困ったような眉をして、あぐらをかいたままふるふると頭を横にふった]
何言ってるの! 人間、生きている人はみんな強いんだよ! だからラスさんも強いの!
んーん!
堕天尸ってことで苦しんでいた分、そこらへんの人よりよっぽど強いかもね!
……大体見た目がどーとか、堕天尸がどーとかってみんな気にしすぎなのよね! その人がどんな思いでそれまで生きてきたかって考えたら、そんなのどうでもいいのに!
[だから、カルロスも白い目で見る事はなかった]
…俺は、弱いよ。
弱いから「虚」にとりこまれたんだ。
[翼を揺らして、あぐらをかいたまま困ったような顔でリディアを見上げる。]
どんな思いで生きてきたか、か。
なんだろうな、俺何考えて生きてきたかとか、もうわかんなくなってきた。
[自分の手を離し、どこか『弱い』という殻に閉じこもった印象を受けるラスに、しばし...は思案した後、ニヤリと久しぶりに悪魔の笑みを浮かべた]
とりあえず、グタグタ言わないで、さっさと立つ!
[ちょっとだけせっつくようにポコンと軽く頭も叩いてみた]
大体ねー!
こういっちゃなんだけど、私なんて堕天尸に親殺されちゃったみたいだし、挙句の果てに堕天尸に背負われて一人助かったんだよ!
例え堕天尸になったときが弱っていても、今も弱いかなんてある訳ないじゃない! 少なくても……洞窟で私を支えてくれたときは……、カ、カッコ良かったんだから……
[さすがに恥ずかしかったらしい。頬に朱が走っていた]
…え?
親殺された、のか?それは――
[言わせて悪かった、とでも言うように申し訳無さそうな顔をした後、頭をポコンとやられればのろのろとその重い体を起して。
続く言葉と桃色に染まる頬には、ぽかんと驚いた顔で暫く口をだらしなく開けたまま、リディアを見下ろした。]
え、っと…あり、がと。
[驚いた顔のまま、なんと言って良いかも分からなかったので、ゆるとあげた右手で自分の首の後ろをさすった。]
殺されたというか、よくわかないんだよねー。
自分としては、力が暴走したって思っていたら、ジョエルん曰く、私の羽の色だと爆発するような力はないっていうし、それに思い出したんだけれど事故の後私を助けてくれた人の羽が普通と違ったんだ!
……だからって別に堕天尸に心惹かれるって訳じゃないんだけれど、別に堕天尸だからって自分を卑下することはないと思うよ!
私だって……そんなのあったから、オーフェンの事……きら……んーん、苦手だし……。
[そこで話を切り、一回自分の頬を叩いて調子を戻すと]
とりあえず! そんなだから気にしない!
それでも自分が弱いからとか許せないなら、代わりに私が許す! うん、決めた。そう決めた!
あは。
起きたんだ〜。起きたんだ〜。
[水鏡をぼーっと見ていた...は、声が聞こえて行き
ラスの翼を見て]
あは。まだ黒いね。黒い黒い〜
[落ちている黒い羽根をみてきゃっきゃと笑う]
…うーん、えっと…。
[リディアの勢いに押されるように、翼の色の斑は黒から薄金が強くなる。それでも、斑は未だ変わらなかったけれど]
…ありがと。
[沢山の言葉に、沢山返そうも言葉が思いつかなくて。一言しか、返せなかった。
ただひとつ気になって]
オーフェン?が、どうかしたのか?
[聞き返した]
[ネロが来たのに気がつき、よ、と手をひらり上げた。
背中のくしゃくしゃな薄金と黒の斑な羽根を、ぐ、と広げる。
根元の方が濃く黒く、先に行くほど薄金になっていて、中央は斑なグラデーション。]
うん、黒いよ。
[目を糸にした]
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