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[相手より齎された言葉に、伝う雰囲気は柔らかなものへと変わる]
『…感謝する。
これで寄り代も安堵することだろう』
[その言葉は『霊亀』自身も喜ぶ雰囲気が含まれ。礼を言うように亀の頭が深々と垂れた]
……あれ? 何でうちこないなってんの?
[キョウヤの指摘で、気付きました。今更]
威厳なんかないわ、まだ15やで。黄龍は完全に寝とるし。
しっかし、しまったなー。白虎と並んでお説教くらうんか。ややなー。
[一人食らうよりマシですが]
…て、おケイはんも来てたんや。具合どないー?
あ、土行誘唱で呼び込む?
神宮司先輩のでも疲れたってことだよね、それ。
[まさか目の前の二人が問答無用起こしたなんて知りませんから。
土気を貯めたいというリカに向かって尋ねた]
へ?
ああ、会長のお説教まだ食らってないな、私は。
[思い出してちょっと遠い目になりつつ。
こちらの変化はそれこそ意識繋ぐのも危ない場面でしたから、記憶に残っていないのです]
随分と楽にはなったよ。完全復活、とはいかないけどね。
[肩を竦めた]
いや、抑えるたってなぁ。いや、その姿で厳かに喋ったらいいらしいぞ。五神の頭なんだし。
まあとりあえず…久鷹。ご老公ぼこるために頭数必要だからとりあえず待ってみれ
[理由は知らんがとりあえず共通の目的そうなものを出汁にしていってみつつ啓子に]
それはよかったです。……って。幸貴に何が?
[キョウヤへの返事からケイコは大丈夫と判断する。
が、告げられた言葉に瞼が上下に一度閉じて開いた]
土行誘唱…ああ、なるほどやね。お願いできるかなあ?
サッキーに根こそぎ渡したんやけど、まだまだ足らへんねん。
[鎌首を傾げる巨大髭トカゲもどき。可愛いって言えたらマニアです]
[デコかと思ったが、ギリギrで地面に直撃してしまい、チ……と舌を打った。
尻尾を地面で撫でている黄龍をジト目で眺めていると、リカから、なにやら苦言らしき言葉が]
……何も考えずに本能だけで行動するデボチンには、肉体的教育が一番効果的。
[どうやら、天界の力を何だかんだと自分の目的のために、事態収拾を行ったことを、認める気はないらしい。もう一発マリーの分を仕返ししようかと思っていたところに、ケイコがやってきた。
片手を挙げて挨拶をした]
……今回の作戦では、生徒会長の従兄弟ではなくて、生徒会長に人間爆弾をお見舞いする事。弾は今確保した。
[指差した先には、リカが座っていたりする]
[まだあのお小言の威力を知らんケイコをちょっとだけ羨ましく思いました。が、教えるより実地体験やし、それどころやないしでスルー]
したら、遠慮のう頼むわ。
せめて人の姿に戻れんと屋内入られへんもん。
[ケイコに手を貸してもらうよう頼み、キョウヤに瞳孔を細める]
……まあ、そこらへんの忠告は後でな。
サッキーは…マリりんに手酷くやられて、昏睡中やから。
…マリィがさ、どうもまだ捕らわれてるみたいで。
詳しいことは私も分からないんだけど。
[チラリと見るのはヒサタカの方]
……神宮司先輩、そのマリィを抑えようとして。
怪我してきちゃってて、ね。
[フゥ、と息を吐く。
トカゲモドキの微妙な仕草には苦笑しつつ頷いて。
流石に可愛いと心から言えるものではなかったようです]
一声、祈願。
[独特の響きを伴った声は土を盛り上がらせ、小さな土山を築きあげる。…近くに居たヒト、巻き込まれる前に逃げてね?]
ゲームオーバーにも、中途半端な感じだけどな。
[ 右手でタマキの手首を掴みながら、右膝を立てる。
体重を其方へと傾けて、身を僅か浮かせた ]
まあ。
無理してみたい御年頃?
――足りないんでね、
[ 言葉を言い切ったか否かの瞬間。
掴んだ手を己から見て左側へと引き寄せると同時、
左は相手の胸を目掛け掌底を放つ ]
[やから璃佳が黄龍に変わってるんですが。使い魔使えないよ五神]
わかった、後で教育的指導でボコったるから今はちょう待て。
ってか、さり気にナニおっそろしーコト言っとんねん!
うち完全に相克やしそれ以前の問題やから関係ないどー!
[巨大トカゲもどき、思いっきりヒサタカから身を引きました。
触らぬなんとかに祟りなしっぽく]
『そうだな…まずは回復に努めるとしよう。
汝が補助を命じられておるのに、いつまでも休んでは居られない。
汝が倒れる前には目覚めるよう、寄り代の回復を援けてくる』
[亀の頭が上下に揺れ]
『一番大変な状況にあろうが、頑張っておくれ。
麒麟の寄り代が心配する故、無理無謀は避けて欲しいが』
[そんな言葉を残し、亀は遅々とした歩みを始めた。長い時間をかけて、ようやく一つ目の角を曲がるのが、鳳凰には見えたこと*だろう*]
…まだ昏睡したまま、か。
[館の方を一瞬振り返るが]
は?
生徒会長に手を出すゥ!?
[お小言の威力は知らなくても。
それなりに色々交友幅があると危険は教えられてるようです。
信じられない、というようにヒサタカを、そしてリカを見た]
………そか……ってことは璃佳は幸貴に力渡してたんか。あんがと。
[啓子と璃佳から幸貴のことを聞いてひっそりと眉をひそめ]
久鷹。俺抜けてもここに二人居るしいいよな。ちといってくる。
[なんていって、啓子が作る土山に巻き込まれないようにしつつも、*家屋のほうへ向かった*]
そんなに簡単にラスボスまで辿り着いたら
――つまらないでしょう。どんなゲームでも。
[掴まれた手首に、ちらりと視線を向けて。
しかし気にした様子すら見せずに、くつりと笑う。]
随分と、物好きですね。
――後悔しないで下さいよ?
[引き込まれる腕に、身体が引っ張られる。
顔色を変えることも無く、――むしろ、僅かに笑みを浮かべ。
繰り出される掌底に腕を宛がえて、受け止めた。
グ、と押し返すようにして相手の腕をそのまま弾き上げると、
そのまま、相手の手首を捉えようと腕を伸ばした。
――敵えば、そのまま捻り上げようとするか。]
[リカとケイコの反応に首を傾げ]
……悪い事をしたのなら、罰を受ける。少なくとも、サキと違い力のみで、己らの思い通りにしようとした手先であれば、その義務は発生している。
……ちなみに、これも同罪。
[と、再び指差されたのはリカ。
どうやら、今回の件で、よっぽど腹に据えかねたらしい。……やってることは子供だが。
その時、初めて、サキがマリーによって負傷し、昏睡である事を知った]
……どういうことだ? 何があった?
[ケイコの視線に短い前足の間接曲げた=肩を竦めたトカゲもどき。
が、キョウヤの言葉に、鎌首もげそうなほど髭面向けました]
ちょっと待て、ヒサタんも連れてけー… って、無理か。
怪我人の側に金行連れてかれへんもんな。
まあ、アンタも色々言いたいことあるやろけど、マリりんのコト思うんやったら今は大人しゅうしとき。
…特に生徒会長辺りはな、うん。
[髭をそよがせるほど重い息を吐き、家屋に向かう背を見送って。
不満そうなヒサタカに(キョウヤの忠告に従い)厳かっぽく注げる。
そうして、今度こそ急ぎ土気を蓄えるべく、ケイコの築きあげた小さな土山に巻きつくように身を寄せ、*瞼を上下に閉じた*]
ちっげぇーよ、
[ 否定の言葉の後は続かない。
現状では続けられない、というべきか。
受け止められたその時に、右手は離して。
弾かれるのに合わせ自ら左腕を退くと、
右足で敷布を蹴り、身体を横へと倒れ込ませて、
寝台の上を滑るようにして逃れた。
右肘を突き、体勢を立て直すのは間に合うか ]
…ああ、そこが一番問題だったのね、ヒサタカクンには。
[マリーとリカがぶつかってた時にはその場に居たわけで。
それをヒサタカが知ればどうなるかは推して知るべしだったわけで]
まあ、力づくで片付けようとしたのは私もだったけど。
そこは悪かったと思ってるけどね。
でもそれじゃ聞くよ。ヒサタカクン…鵬谷は、その黒いのが力持ったままの状態で。絶対にマリィを傷つけなかったと言えるのかな?
[じっとヒサタカの目を見る]
勿論、普段だったら絶対にしないと信じられる。
マリィの近くでアンタを見てたんだから、その位はね。
でもあの暴走した状態では信じられないね。
そんな状況を長引かせるわけ行かなかった、そしてある程度予測を立てていた彼らを、一概に弾劾できるのか、キミは。
――おや、違いましたか。
[…では、何がでしょう?
指先を掠め、しかし逃れた腕に小さく舌打ちを零しながらも
投げた問いと共に、ゆるりと首を傾ぐ。
開いた距離。それを詰めようと、寝台の横に突っ立ったままだった姿勢から、
行儀悪くも寝台にそのまま足を掛ける。ぎし、と耳につく音がした。]
暇つぶしのお相手をしても宜しいのですが。
…此処で暴れられると、僕が怒られるんですよねぇ。
文句言うなとも言わない。
私だって恩が無きゃ絶対に殴る。
[対象は生徒会長じゃないですけどね]
マリィは多分、キミのことを思いすぎて無理してる。
真相は知らないよ。
ただ、話し合いで済めば、ってご老公は出る前に言ってた。
つまりは神宮司先輩にもそのつもりがあったってこと。
でも戻って来た神宮司先輩は、酷い怪我してた。
リカちゃんが全力で力分けようとしても、まだ昏睡してる程にね。
そんなこと、あの子がするなんて。
どういうことか、分かるでしょう!?
[語気が若干強くなる。
ルームメイトが心配で。手も声も届かないのが悔しくて。
でもきっとそれは、目の前の相手の方がずっと強い]
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