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……向こうはかなり均衡が崩れてきているよね。
[白梟の頭を撫でながら、低い声で答える。
先程見てしまった光景を思いしながら。
自分もこちらに来てしまったせいで、安定を完全に崩してしまった女性のことを思って]
このままだと……
[しかしこちらからではどうしようもない。
オトフリートが取り込まれたということは、まだ鍵の書は向こう側にあるのだろうから。
そしてここから出るためには、書が必要なはずだから]
…………。
[少しだけ泣きたくなってきた]
[輪となった鎖はターゲットを消滅させるとまた元の形を取り戻す。
同時に感じる、微かな目眩]
……っと……ちょいと、飛ばしすぎたか……。
[いや、ちょっとどころじゃないのだが。
それでも、最深部近くで気絶するのが危険なのは分かっているので。
呆然から立ち直るなり、ハイテンションで喋り始めた自衛団長に頭痛が更に増すのを感じつつも]
……と、り、あ、え、ず。
単独行動は危険に過ぎるので、他の皆と合流したいんですが。
……文 句 は な い で す ね?
[問いかけの形は取っていても、有無を言わせぬ低い声に。
団長はぴたり、と喋るのをやめて、頷いた]
お前を助けたのであろうと、それは過干渉だ。
赦されざることだ。
この世に在る筈でない者がこの世にあり、この世にあるべきものを損なうのであれば………消えるが良い!
[力を、地へ向けて叩き付ける。
地中の水分が凍り、霜柱のように立ちあがる。
霜柱と呼ぶにはその先端は鋭利で、明らかにひとを傷付ける事を目的としていたのだが。]
[白い翼を得たベアトリーチェは、いつものようにお辞儀をして、闇の彼方へ消えた。]
[アマンダは、動けない。
夜空へ羽ばたくベアトリーチェを、見上げるだけ。
やがて、その姿が消えた後。
零れ落ちてきた月の雫の最後の一つを受け止めれば、指先に鈍く残る痛みは消えてゆく。心の痛みは消えないけれど]
…「また、明日。」か…
ベア…明日になれば、君は………
[続く言葉は音にはならず。
紅の痕残る指先は『千花』を*静かに撫でるのみ*]
[深刻な様子の皆に、白梟はばさり、と一つ羽ばたいて]
「……相方が、迷子の御方を保護したようです。ほどなく、こちらへ合流するかと」
[伝えたのは、ある意味、朗報なのかもしれない]
[呆然とベアトリーチェの宙を舞う姿を眺めていた
もしかしたら見ほれていたのかもしれない]
――今日は、帰るよ。
――また、明日。
[その言葉がリフレインして]
に、しても……。
[団長を半ば引き摺るようにしつつ来た道を引き返しながら]
『……最深部で、何してやがんだか』
[一瞬だけ感じた魔の気配に、心の奥でこんな呟きを]
……一休みしたら、行ってみるか。
う、うん。
オトフリートさんなら、何か良い方法を教えてくれるかもしれないね。
[それはあくまでも希望でしかないのだけれど。
そんなことはわかっているのだけれど。
羽ばたく白梟に再び手を伸ばし、ぎゅむと抱きしめてその場に座り込んだ]
待ってる。
[そのまま無意識のうちに、もう一人こちらに送られてしまったはずの対の気配を探り始めた]
[気配の分割を感じた場所まで戻り。
相棒の気配をたどりつつ、そちらへ歩みを進める。
団長は完全に引き摺り状態。
やがてたどり着いた先に、皆の姿を見つければ、ひとまず安堵の息がもれる]
……どうやら、全員ご無事のようで。
[最初に投げる言葉がそれというのもどうかと思いつつ、声をかける。
久しぶりにあった面々は、銀の紋章の浮かぶ赤紫に変化した右の瞳に、違和感を覚えるやも知れず]
[どこまで力を使うと危ないのかは、昨日の一件で身体の方がいくらか覚えていて。
限界に達する前にその力は本能によって押さえ込まれた。
半ば強制的な眠りという形で]
もう少し、むこうのほ、う……
[ふっつりと沈黙が降りる。
もちろん白梟はしっかりと*抱きしめたまま*]
[取りあえず、引き摺ってきた団長は確か知り合いと聞いた気もするハインリヒに押し付けて。
ブリジットに抱きしめられたままの相棒に、苦笑する。
横たえられたイレーネの様子はやや、気にかかったものの、今は自分も休むべきかと、*小さく息を吐き*]
[コエ送ろうとして、愕然とする。
ずっとベアトリーチェに注意していたから
気がつかなかった]
…ティル?どこへ行った?
[振り返っても、休ませた場所には翠樹の気配は無く
返ってくるコエもどこにも無く]
[ただ三つ花の蝶が*ひらりひら*]
やぁ、久しぶり。
そちらも無事で何より。
[ここに放り込まれた時点で無事ってのも変かも知んないなぁ、などと脳裏を掠めつ]
ってか、相変わらず……うん、ご苦労様。
[ちら、と自衛団長の方を見つつ、オトフリートの肩ぽむり。]
―昨夜/森の中―
[歩くに力が足りぬと言うは、苗床にとって思った以上につかれたことだった。
森は目と鼻の先だというのに遠く、たどり着くのは困難。
何が起きているのか見ることなく、ただそこを目指す。
蔦や茎を使い(というよりそれらに手伝われ)、ようやくたどり着いた森の端。
花が戻りて、額に咲いた。]
『僕を呼べ』
[自らと一番縁の深い子に呼び掛ける]
―昨夜/森の中―
[知らぬ者が見たのなら、苗床の体に森が襲いかかったように見えたろか。
樹にまとわりつく蔓が、緑色の葉が、土の下の根が、……森のすべてが、苗床に従う。
コエが届いた気もしたけれど、ほんのり冷たい根に引かれて、返すこともできずに。
知らぬ者が見たのなら、森が苗床を食らったように見えたろか。
苗床の体は押しつぶされたよに、それらが静まったあとは何もなかった。
ただ土が、そこだけ茶色に変わってもりあがり、
ただ葉が、あおい葉が、なぜかたくさん散っているだけ]
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