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[不意に右手に走る激痛。意識の錯綜に囚われし今、その痛みを痛みとして感じたかどうかは定かではない。しかしそれは全身をも支配し、指の痙攣を生み出す。腕輪を握っていた指が、緩んだ]
[腕輪を奪われた後も剣の力の暴走は己に襲いかかって来ているような感覚に囚われ。意識の錯綜は尚も続く。結界内へ送り込まれたと言うことも認識していなかった]
─西殿・中庭─
[傍から見たそれは気絶しているように見えたか。ティルに揺らされ叫ばれても動く様子は無い。
意識下では相反する思いが鬩ぎ合う。抑える、抑えられぬ。心の底より誓いし決意と、植えつけられた呪を持つ言葉がいがみ合っているようだった]
──貴方には抑えられない
この命削られようとも、剣を護り抜く──
[己が精神力と植えつけられた言霊が幾度となくぶつかり合う]
──儂には止められぬのか?
──否、影竜王様にお誓い申し上げたではないか。
──喩え抑えが完全ではないにせよ、儂には剣を護る義務がある。
──抑えられぬのでは無い。
──抑えねばならぬのだ!
[意識下の奥底で、言霊がパチンと弾け飛んだ]
[そうして目を覚ましたのは結界に送られた幾許か後。そこは孫と教え子に運ばれた先の食堂だった。傍に二人が居ることで己が結界内に囚われたことを知る]
……してやられたか……。
[左手首にかかる重みが無い。腕輪が奪われたことは明白だった]
─西殿・中庭→食堂─
[噛まれた右手が疼く。痛みを増幅した影響もまだ残っているのか、持ち上げる手の動きはぎこちない。僅か眉を顰めた後に、小さな岩盤で傷を無理矢理コーティングした]
…取り戻さねば。
[ぽつり漏れたのは剣について。しかして結界内に居るためか、奪われた神斬剣の気配は感じられない。ひとまず傍に居る二人に、今のこちらの状況を*確認した*]
―回想:部屋―
[周りが騒がしかったが、外に出ることはない。
目を細めて。
完全に回復したとは程遠い己に、苦笑した。]
[その時、唐突に現れたクレメンス]
――っ、だから、いきなり抱きつくなと!
[変態と言いたくなる触られ方に、先日までの疲れの様子へ向けた心配など忘れ去り、蹴り飛ばす。]
何度言えばわかるんですかあなたは!!!
/*
ちょっくら離席。
>疾風・天聖
現在地は食堂。
西殿の様子を確認させてもらっとる。
その後は好きに動いてくれぃ。
居ない間の動きは自由にしてくれて構わん。
[慣れたが、もともとそんなものに慣れたくもなかった会話を繰り返し。
確かにストレス発散にはなったと後で思う。
余計なストレスがたまったが。]
[むしろその溜まったストレスが殺意となって、冷たい目でクレメンスを見る。]
[だからその時の、相手の状況にも気付けずに。]
ああ、うけとれましたか――
って
[告げられた言葉に、思わず聞き返そうとしたけれど。
その姿はすぐに消えた。]
……よくもまぁ。
[ため息をついたのは、少し後。
そうして、首飾りの形をした剣を、掴んだ。
拒絶は先に持ったときよりも強く感じる。眉を顰めた。]
私も普段どおりの調子ではないことぐらい、おわかりでしょうに。
それにここの方が危険だとは思いますけれど――仕方ない。
[己にはこの剣の力は使えない。
それはわかりきっていた。
今までは無理に使おうとしなかったけれども。]
ただ大きすぎるだけの力は、必要ないのに。
蘇るかもしれないのでなければ……
願いが叶うかもしれないのでなければ、持ちたくもないんですけどね。
エインシェントには、混血の力が比べられないと、気付いてもらいたいものです。
[後で戻ってきたらしっかりクレメンスに戻す心算ではあった。
それまでは――そう、この剣を使うことになっても――決して手放さない。]
[己の身に、どれほどの負荷がかかろうとも]
さて、ここよりも――行く場所はひとつですね。
地下、入れれば良いんですけど。
[闇の満ちる場所。]
[首飾りを身につけて、前のようにシャツとタイで隠す。
喉に描かれた刻印に触れた指は、少しそこを撫ぜた。]
[本性に無理に戻れば、声は暫く使えまい。それは人の世界の魔法が使えぬということ。
人の世界の魔法には、目くらましに丁度良いものも多々ある。
あちらに居たときに習ったそれを、今は一つ、唱えた。]
[回廊に出て、部屋の中を見る。
そこには、月闇の気配と――そしてかすかな流水の気配が残っていた。
生き物ではないが、アーベルの結界も残ったこの部屋に残されたそれは、ある程度の目くらましになってくれるには違いない。]
[そのまま、気配を探りながら向かうのは地下。
*暗闇の中でまどろみ、少しでも早く回復するために*]
─西殿・廊下─
呼ばれた気がするですだよ。
っと。……それはエーリッヒですか。
[それは唐突。エーリッヒを姫抱きしたダーヴィッドの前に彼女降臨。
ダーヴィッドから大まかな事情を聞き、顎に指を当てる。]
……なるほど、なのです。
ボクにも直截の手立てはないでありますが……
そこにエーリッヒを寝かせておくれやす。
[そうダーヴィッドに言うと、パチンパチンと腰のポーチの口を開く。
そこから飛び出したのは、トパーズ、クリスタル、アメジスト、そしてセレスタイト。
それらはセレスタイトを頂点として横たえられたエーリッヒを囲む三角錐を形作る。]
―東殿・回廊―
[さてオティーリエに聖魔剣を渡したのには理由が二つ。
一つはアーベルがそれを願ったこと。
二つは自身が持つには手に余る事。クレメンスには『守る力』が無い事と、それほど剣に執着していない為下手をすれば他の誰かに渡してしまいかねなかった事。
三つはオティーリエの部屋を去った場所、向かった先にある。
一つ増えたが気にしない。
アーベルの傍から少し離れた場所に、姿は現われた。]
…アーベル!
[倒れ伏せた竜に駆け寄り、身体に手を触れる。死んではいない、が。酷く消耗している。琥珀が集まり、回復を促すがどれほど効果があるだろうか。]
怪我、じゃねぇな。精神的な疲労か。
爺さまから剣を奪うのに難儀したようだな。
[ちらと、その手にしたものを見るだけで触れはしないが。
感じる頭痛は、腕輪に近づけばより酷くなるような感じがした。]
―東殿・回廊―
[ちらと、その手にしたものを見るだけで触れはしないが。
感じる頭痛は、腕輪に近づけばより酷くなった。]
…エーリッヒが言っていた影響ってのはこのことかね。
[軽く眉を潜める。
最後まで三対残り辛うじて安定を保っていた心命機の一つも崩れた。
自身への影響も少しずつだが出てくるだろうか。おもに内側に。]
[横たわったエーリッヒがギリギリ入る程度のサイズの三角錐。
感覚の鋭い者ならば、その内外の世界が隔絶されたことに気付くか。
ふうとひとつ息を吐くと、]
……とりあえず、隔離空間を敷いたですが、絶対安静には変わりないさー。
停滞の効果を維持するのは、ボクでもこのサイズが限界なんだな、これが。
[そういう彼女の額には*珠の汗*。]
―東殿/回廊―
[崩れ落ちてからどれ程の時間が経った頃か、青年の傍らに生命の竜が現れた。体に触れた手から回復を促す琥珀が生まれ、青年の赤に染まった手の内を癒していく]
………ぅ…
[微かに眉を顰めた青年は、それでも目を覚ます事はなかった。
体は癒されても精神の消耗は現在進行形で続いている]
[それが危うい均衡を保ち、やがてゆっくりと均されていくのは影に解け込んだ影輝の竜の影響だろう。
『神斬剣』が帯びる属性の精神と影輝、二つの竜の力は天秤のように揺れながら釣り合いを取り始めている。何かのきっかけがあればまた容易く安定が危うくなるとしても]
―東殿・回廊―
起きたか?…ん、まだか。
まぁ…ここじゃ回復するモンも回復しないかね。
[よいしょとアーベルの左手を引き、背中に乗せるようにひっぱりあげて、背に担ぐ。ついて来る影に違和感を覚えたが、今は放っておく。
少し離れた場所まで移動し、そこの部屋の寝台にアーベルを寝かせてから、自身は椅子に腰掛けテーブルに突っ伏した。
消耗してるのはこちらも同じだったり。疲れはだいぶ、溜まってきている。]
─西殿・食堂─
[エルザの手を借り、ザムエルを運び込んだ食堂。
目覚めた老竜のやや無茶とも見える手当てと、剣への拘りに言いたい事はあるものの、それは押さえ。
西殿の状況、感知からの推測を含む情報などを伝えた後]
……オレ、ちょっと、ギュンターの爺様んとこ、行ってくる。
[言い置き、足早に三階へと。
二人が共に来る、といっても、拒む理由はなかった]
─西殿・会議場前─
[やって来た会議場前には、相変わらず難しい顔つきの天竜の姿。
しかし、さすがにその様子には疲労の色が伺えた]
なー、爺様。
竜王もさぁ、さっきのは、感知してるよな、当然。
……このままなんにもしねぇで、竜郷吹っ飛ばすような事、ねぇよな……?
[恐る恐るの問い。返る言葉は]
「全ては、王の御心のまま」
……答えんなってねぇっ!
[突っ込みは超・高速でした]
―東殿/回廊―
[傷は治っても、固く腕輪を握り締めた掌には赤が残っている。無理に開いて拭くのは無理だから当然だが。左手を引っ張られ背に担がれて運ばれる間もその指が緩む事は無い]
………。
[寝台に寝かせれた時、微かに唇が動いたが音は結ばれなかった]
大体、竜郷吹っ飛ぶってさ、こういう比較したかぁねぇけど、人間界が一個吹っ飛ぶのとは違って、連鎖で全部吹っ飛ぶって事じゃねーの!?
いくらなんでも、スケール違い過ぎんだろ!
[叫び自体には否定はなく。
というか、できれば否定がほしかったのだが、それはさておき]
……っつかさ。
何とか取り戻すつもりでいるけど、剣、どっちもあっちが握ってんだよ。
こないだ、あいつらには真・聖魔剣にするのは無理っつってたけども、ほんとにだいじょぶなのかぁ?
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