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[いくら探る範囲が狭まっているとは言え、全く気付けなかったのは何故だろうか。そう考えて本の中身を思い出す。ああ、そう言えばこの少女は──]
『なるほど、気付かなくても当たり前か』
[ここは少女の属性に満ちた場所。気付きにくいのは道理か、と結論付ける。ついでブリジットの後ろからはミリィの声。それに応えるブリジットの言葉を聞いて]
探しもん?
何か無くしたのか?
[宙に浮いたまま、ミリィに視線を向けて]
そりゃー、俺は自由気ままな性質だもんだから。
あちこち色んなところに出てくるぜ?
[おどけた物言いで笑いかける]
[その気配は前から気付いていたのだけれど。
思いっきり近くになってしまって、ちょっと汗たらり]
ダーヴさんも、こんばんは。
[慣れている人なのに近付かないのは。
多分乗っているそれのせいです。昔よりは平気になったけれど、やっぱり好きじゃないのは変わりなくて]
うん、この森に何かヒントないかなぁって。
探してた所だったんだよ。
まだ何も見つけられて無いけど。
[炎竜と風人の両方に一度に説明。
ハインリヒに対しては微妙に言葉が足りていないかも]
[ぱたぱたと飛ぶクラウドと、そのすぐ後ろをゆっくりと歩く女。]
[たどり着いた其処は、穏やかに雪がちらつく、仄暗い森。]
「アンタにお似合いの場所、だろ?」
[クラウドが、にやりと笑ったように見えた。蝙蝠に表情なんてないのだけれど。それにつられて女も笑う。]
えぇ、ありがと。
嫌いじゃないわ、この場所は。
―北西部・針葉樹の森―
気配が動いた?
あー、隣のエリアから移動してきたからかね。
ちぃとあちこち回ってみてるんだ。
まだ全部見て無いからな。
[ブリジットの言葉に自分がしていたことを告げて]
それを言うならお前もだぜ?
急に目の前に出てくるんだもんよ。
[それから別の方向に視線を向ければ、腰の銃に手を伸ばしかけていたダーヴィットが見える]
おろ、お前さんも居たんかい。
つか、調査?
[何のことだ?と首を傾げる]
うん、すごくおいしそう。
[マテウスの言葉にこくと頷いて。目の前に置かれたスープ皿に
ありがとう、と一言。お皿に触らないように注意しながら、一口。
あつい。けど、おいしい。もぐもぐと口を動かして]
でもきっと慣れても、そんなに早く出来ないや。
オレの知ってる人は、それなりに長く生きてるけど、すごく下手だよ?
[誰とは言わないけど、底の方で声が聞えた。…後で怒られるかな。]
あー、探し物ってもしかして、ファクトリーとかいう場所の入り口とか?
…………違和感?
……それってどんな?
[そう問い掛ける口調はおどけていたが、彼女の眼はジッとブリジットの瞳の中を見ていた。]
< 猫は、ちょっとごめんね、となくと、つかれているようなおとーさん……というと怒っちゃうかしら。オトフリートに近づきました。
オトフリートの目が、猫のことをとらえます。疲れているような彼の足を、猫はてちてちとしました。
彼はそのまま、広間に座ります。やがて彼の口から、彼が知ったことが かたられました。
防御プログラムの異常こと、それから、それから……?
彼は知りえる情報を、みんなに伝えてくれたことでしょう。 >
―中央部・外周区画―
[かつ][こつ]
どーしたもんか。
[外周区画を、ぐるぐる回っていた。回ることが目的だった訳ではないが、歩いているうちに元の位置に戻ってしまってそれを何度も繰り返しているようだ]
…ヒント、なぁ…
[停めた鉄馬の首に肘ついてもたれ、ブリスに悪いかと一応エンジンは切るものの、やはりこの質量の鋼は苦手なんだろうなと。]
俺も搬入口幾つか見てきたけど、警備厳しいし許可とれなくてさー。
[参ったねと額をかく。]
向き不向きはあるとは思いますけど・・・。
あとは、美味しいものを作ろうって意欲がないとダメかもしれません。
それにわたしより上手なひとはめったにいませんよ。
これでも、250年ほどはメイドしてますから。
[くすりと笑って]
そっか、ここは境でいきなり切り替わるから。
届く中だけにしてたんだっけ。
ハインリヒさんも同じようなことしてたのね。
[入ってきた時の勢いがついていたのでビックリしたのかと。
納得したように頷いて]
あっ、えーと。
ごめんなさい、ちょっと急ぎすぎちゃった。
[過敏反応が状況で加速されたわけで]
あれ、ハインリヒさんは道を探してたんじゃないの?
[交わされる問いに小首を傾げて]
違和感は…何かが混じってる、みたいな?
それが機鋼っぽいかなって思ったんだけれど。
[勘違いだったのかな?と照れ笑い。
口調と裏腹にミリィの目がじっとこちらをみているので目をぱちくり]
別の搬入口があって、入れなかったの?
そっか、秘密の通路とかあるのかと思った。
[ダーヴがエンジンを止めてくれたので、少しだけ息を吐く。
しかしその発想は何の影響なのやら]
道?
何のことだ?
俺はただ見て回ってただけだが…。
[やっぱり要領を得ない様子で。昨日外に居た面子でファクトリーへの道を探そうと言うことになったなんてことは露知らず]
防御プログラムの変調に機鋼竜。
犯人と状況はわかったけど、それでおしまいにはならないと思うわけで。
第二幕がありそうですね。
少し自衛も考えるべきでしょうか。
[首をかしげ窓の外を眺めやる]
わからないのかあ。
[眉を寄せる様子に、少し困ったように笑って]
僕は、あなたが機鋼竜の眷属なんじゃないかと思ったんだけどね。
違うのかな。
[口にしてから気付いた]
あなたは、セレスティンになんとなく似ていると感じたんだ。
でも、そんなに単純なものじゃないかもね。
< 猫は話を聞き終わると、こんわくの顔でオトフリートを見ました。
どうすればいいんだろう。
調査中っていってたけど、猫にできることなんて、あるでしょうか?
ユーディットのことばに、そうなのかな、と思いました。
なにか、まだあるのでしょうか。
それは困ったことでした。
自分はにぶいので、しるし が うずいたりしないと、危険なことはあんまりわかりません。自衛がひつようになったら、いちばん、迷惑をかけることになるのかなと、思いました。 >
[ふにゃーふにゃー、と間抜けな悲鳴を上げながら楽しそうに黒猫は転がってゆき、壁にてちんとぶつかった。
そしてその転がった変な体勢のまま眼鏡の竜を見つけてふにゃ、ともうひとつないた。
白いにゃんこが行ってしまったので、飼い主のほうへと戻ってきて、覚ました魚をちょっとずつ分けてもらいながら一緒に眼鏡竜の説明を受けたようで。
飼い主は相変わらずイレーネと視線で(一方的に)遊びながら]
…ふぅん。まためんどくさい。
[ばっさり一言]
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