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[シャロンが口にした(とは知らないが]
[オレンジの香りを持つものと]
[今し方選んだ二種の酒を同量]
[其れを先程と同様シェークし]
[グラスに流し入れ]
[階上の気配に動きが止まる]
――失礼!
[駆け出す]
[階段へ向けて]
[テーブルに残るのは『Between the Sheets』]
[慣れているのは酒だけにではないけれど]
[自分の微妙な失言にはまったく気が付いていない]
いただきます。
[一口飲めばニッコリと微笑んで]
とっても美味しいです!
[本当に美味しそうに、かなりのペースでグラスを空ける]
[けれど空いたグラスを置いた瞬間、鳴き声が耳に届き]
あら?どうしたのかしら?
[二階の方からだろうか、と視線を飛ばす]
あっ、はい。
[青年の動きにビックリして半ば腰を浮かせつつ。
すぐにあぁそうかと、もう一人のことを思い出して]
…お任せすれば大丈夫だと思うし。
[ちょっとだけ心配そうな視線を向けた後、席に座り直した]
[足音は]
[恐らく酷く高く]
[廊下に響いたことだろう]
[開いた侭の扉]
[其のすぐ傍に]
ジョエル!
[呼ぶ声は]
[焦りからか]
[鋭く響き]
[駆け寄り]
[其の横に膝をつく]
[手を伸ばせば]
[逆に怯えさせてしまうだろうか]
[あの時と同じ悩みが過ぎる]
[選ぶ行動は]
[矢張りあの時と同じで]
[無言の侭で見上げる姿に]
[両の腕を伸ばして]
[強く]
[抱き締めた]
[強い抵抗に遭う事も]
[其れに因って傷付けられる可能性も]
[*全てを覚悟して*]
[見開かれる緑の瞳]
…ぁ、………ぅ、…や……ッ
[恐怖から逃れようと抵抗して。
けれどそれは叶わずに、ただ、]
……っ、……………、
[ふるふると小さく首を振る。
ぽたり頬を伝い落ちていく雫]
[やがて、
訪れる静寂。
濡れた頬を拭う。
揺れる瞳を逸らす]
…マイルズ、様… 失態を…、
[名を呼ばれただろうか、
声を掛けられたろうか]
大丈夫、です。
――穢れてしまう。お離し下さい。
[あの時と違って緋色がうつりはしないのに]
[視線を緩やかに向ければ、間近にある姿。
髪に隠された左眼の不自然さにも気付こうか]
…主? それは、
[問い掛けるような、小さな呟き。
彼の主はニ、三言残してその場を去り]
……
[ややして、足音は遠ざかる。
追う事も出来ずに、――*扉を閉めた*]
[やがて二階も静かになり、扉の閉まる音が聞こえ]
…もう大丈夫かな。
[声は聞き取らなかったけれど。雰囲気からそう察して]
[手をつけられなかったままのグラスは何となく処分しがたく]
[そっと台所に下げるだけでやめてしまい]
[自分がもらった分のグラスだけ洗って]
おやすみなさい。
[誰もいない空間にポツリと呟き]
[足音と気配を殺して自室へと*引き上げた*]
…まだ星は動かないんだろう、クロゥディ?
[夜に。]
[窓の外を見ながら呟かれた言の葉。]
[眠る妹の髪を撫でて、何事かを呟こうか]
[*月の光も届かない。*]
迷犬 パトラッシュがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(迷犬 パトラッシュは村を出ました)
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