100 緋くさざめく月光海
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[澄んだボーイソプラノが、美しいピアノの音色に寄り添って、混ざり合い.........透明に響き渡る]
〜〜Requiem aeternam dona eis,
et lux perpetua luceat eis,
〜〜〜quia pius es............
[最後の一音は、耳には聞こえぬ音域まで高められ、空気を震わせて、そらに、溶けた......*]
(105) 2016/08/12(Fri) 23:41:45
─ 広間 ─
……そこが喜ぶ所、と言うのが。
どうにも、わからんのだがな。
[嬉しい、という声>>101に緩く肩を竦めた後、音色を紡ぐ。
旋律に沿い、紡がれる歌声>>103。
その響きに、僅かに深紫が細められる。
己が旋律にあわせて紡がれた、もう一つ歌声の事は知らない。
それが対なる力持つ者である事もまた、知る由もなく]
…………。
[今はただ、鎮魂の祈りを。
己が手で無為に命を奪った魂が少しでも安らげるようにと。
ただ、それだけを思って無心に旋律を紡ぐ]
(106) 2016/08/12(Fri) 23:45:18
[赦しは請わない。
それは求めてはならぬ、と決めた上で刃を向けた。
この先、道がどう開けようとも、そこは変えるつもりもない。
為すべきをなす、その意志を貫き通すために]
[やがて旋律は最後の一音へと至り。
高く、たかく響くおと>>105と共に、ゆるく消え。
広間に一時、舞い降りるのは静寂。*]
(107) 2016/08/12(Fri) 23:45:22
─ 広間 ─
[広間のソファに腰掛けて、部屋の一角から流れてくる旋律と歌声に耳を傾ける。
悲しげな響きを帯びる音に重なるのは、少年独特とも言える透き通った声]
(罪とは何たるや)
(罰とは何たるや)
[生きることが罪であり、生きることが罰であり。
救済とは即ち神の御許へと還ること。
そんな風に説く宗教家も居たか。
だが、それでも生きたいと願うのは、人の性。
エーリッヒとて例外ではない]
(108) 2016/08/12(Fri) 23:47:56
[宗教はやはり性に合わない、と。
場違いなことを心の裡に秘めたまま、瞳を閉じ音を聞き続けた。
永遠の眠りに付いた者達が安らかになるよう願うのは、誰しも同じ思いだったから*]
(109) 2016/08/12(Fri) 23:48:01
[暫しの間、紡がれたおとの余韻に浸るように、少年は手を組んだまま、目を閉じて......それから、深く息をつく]
......ありがとうございました、ヴィアベルさん。
[ピアノの前の音楽家に恭しいと言っても良い態度で捧げる一礼は、心からのもの]
(110) 2016/08/12(Fri) 23:52:38
― 厨房 ―
今日も簡単なもの、だな。
[厨房へ男が顔を出した頃に、ヘルガはまだ厨房へいただろうか。
鍋に向かうヘルガ>>102を見れば、男はなにも言わずに食事を用意しようと。*]
(111) 2016/08/12(Fri) 23:58:46
[舞い降りた静寂を取り払ったのは、少年の声。>>110]
……いや。
こちらこそ、感謝する。
[向けられた一礼に、こちらも礼を持って返す。
告げる言葉は、偽りなき本心。
それから、ひとつ、息を吐く。
鎮魂の時間が過ぎたなら、現実と向かい合わねばならなくなる。
自身の現実は、見えている限りは端的で、故に酷薄とも言えるもの。*]
(112) 2016/08/13(Sat) 00:00:27
[広間には全員が揃っていたろうか?少年は、ヘルムートに礼を終えると、彼に背を向ける形で、広間にいる人々の顔を見渡し、口を開く]
......今日、もう1人、見分けました。
その人は......「人間」でした。
(113) 2016/08/13(Sat) 00:02:26
画商 エーリッヒは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:03:49
僕が視たのは...
[すう、と息を吸い、名を紡ぐ。]
ヘルガさんです。*
(114) 2016/08/13(Sat) 00:04:10
神学生 ウェンデルは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:06:11
[それは御霊の安らぎを願う歌。
罪の赦しを願う歌。
それはかつて、女も幾度となく歌った覚えがあるもので]
神様の名の許に…なんて。
体の良い口実よねぇ。
[暗い侮蔑と、深い哀しみに満ちた呟きは、>>111厨房へとやって来た神父の耳にも届いただろうか*]
(115) 2016/08/13(Sat) 00:07:07
[謝られても困るからいい、と思った]
[殺された直後に相手を赦せるような聖人君子などではない]
[恨めばいいのだろうか]
[だがそんな気力も湧いてはこなかった]
[己が死んだ自覚はあれどまだ曖昧模糊なところもあって]
[白い羽>>12を無感動に見つめて]
[祈りの詞>>36を聞き流していた]
[境界線に囚われたまま、ゆらゆらと揺れる]
(+4) 2016/08/13(Sat) 00:11:30
─ 広間 ─
[重なり合う音が静かに消えた後、エーリッヒは閉じていた瞳をゆっくりと開く。
鎮魂歌であるため拍手はせず、ソファに腰掛けたまま彼らの動向を見詰めていた。
そうして語られる、ウェンデルが”視た”人物について>>113]
……そっか、ヘルガさんは人間。
[齎された名>>114を反芻するように呟く。
それを耳にしたであろうヘルムートの様子を見るべく、視線をそちらへと移した]
(116) 2016/08/13(Sat) 00:12:37
[ヘルガを選んだのには、少年なりの理由がある。しかし、それが、自分を追い詰める選択であるとは、今は気付いてもいなかった]
(117) 2016/08/13(Sat) 00:14:22
― 厨房 ―
……?
ヘルガさん、何かお悩みでも?
と言っても、この状況下じゃ悩まない方がおかしいでしょうが、女性に暗い顔は似合わないですよ?
[小さく肩を竦めながら、軽く声をかける。
そうしながらも、男は手を休める事はせず。]
……昨日に引き続いて、またか、とは言われそうだが、仕方ないよな……
[自身が作ったものに苦笑しながら、サンドイッチ系の軽食が主なのは仕方ない、かもしれない*]
(118) 2016/08/13(Sat) 00:20:51
[背を向けた少年が、自らが『見た』という結果を告げる。>>113 >>114]
……ヘルガ殿……か。
[さて、これはどう読み解くべきか。
過るのは、そんな思考。
少年と自身に見えた色は異なっていた。
単純に考えたなら、真逆を言っている可能性がある、と読む事はできるのだが]
…………。
[そう言えば、結局昨日は殆ど何も言わずに立ち去っていたな、と。
そんな事を思いつつ]
(119) 2016/08/13(Sat) 00:23:20
……何はなくとも、当人と話せていない、というのは、判断を鈍らせるのだよな。
[口をついたのは、素の考え。
言葉交わさず、短慮に走った、と言える昨日の己が行動を鑑みたなら、そこに思い至るのは容易くて]
過ちを繰り返さぬためにも。
まずは、そこからやるべきか。
[まずは、彼女自身の言葉を聞かなくては、と。
示したのは、そんな意思。*]
(120) 2016/08/13(Sat) 00:23:24
…あぁ、クレメンスさん。
[>>118やってきた神父に、向ける表情は微かな痛み。
悩みというにはこの胸にあるものは酷く、重い]
……人が、人を殺すというのは。
どんな気持ちなのかしらね。
[推し量るしか出来ないものを問うてしまったのは彼が神に遣えるものだったからか]
(121) 2016/08/13(Sat) 00:35:53
神学生 ウェンデルは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:43:29
…私の罪は、きっと
赦しを乞うことすら許されない。
[視たものから目を背け、口を噤んでいなければ。
音楽家が小説家を手にかけることは無かっただろう。
自らの片翼が、己の為すべきを成しているのに未だ動くことも出来ないなんて]
(122) 2016/08/13(Sat) 00:45:22
酒場の主 ヘルガは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:47:33
音楽家 ヘルムートは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:49:05
神学生 ウェンデルは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:50:03
─ 広間 ─
[情報は増えたが、考えることは山とある。
人狼の人数がはっきりしていないため、全てが仮定でしか考えられないのだが、集められた人数からそこまで多くないだろうとは予想出来る。
半数近く居るのだとしたら、自分達は今ここには居ないような気がするからだ]
……難しいなぁ。
[頭の中で考えてみるが、双方の真贋を判ずるにはまだ足りなくて。
どちらを信じるか、そこが焦点になりそうな状態だった]
(123) 2016/08/13(Sat) 00:51:09
情報通 カルルは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:51:39
画商 エーリッヒは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:53:21
酒場の主 ヘルガは、メモを貼った。
2016/08/13(Sat) 00:59:16
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